4.ねがいごと
てりです。
衝撃的?な展開がある。楽しみに読んでください。
「名前」が話題の彩月さんとの会話も終わった。
彩月さんは、再び何かの紙にシャーペンを滑らせる。なにを書いているんだろう。気になる。
「あの、さっきから何をしているんですか?」
「あーこれ?これはね、課題!」
課題…。そういえば夏休みの課題、めっちゃ出された。だる。みんなは「受験生だから課題前より少ないね!」とか話してたけど、課題があるのには変わりは無い。だから、だる。
「といっても、もう提出期限過ぎてるけど〜」
彼女は普通に、焦ることもなく笑っていた。
「期限過ぎてんなら、出さなくてよくない?」
俺はつい、タメ口で返してしまった。
「なんとなく、提出期限過ぎてても出した方がいい気がする…。」
「…なにそれ。」
と、会話をしたが、彼女はシャーペンを置いた。
もう終わったの?いや、違う。
「疲れたー!!!」
うん、分かる!!まじで課題なんて5分くらいで疲れる。すると彼女の目はこっちに向いていた。うん、俺が持っている駄菓子の入った、ビニール袋の方に目がいっていた。駄菓子、好きなのかな。そうなると、勝手に取られそう。俺は警戒した。
「それ、お菓子入ってる?」
来た。それって、質問からきて、俺が正直に答えたら「私も食べたーい!」っていうパターンだろ。
これは、嘘つくべき?いやでも、もし見抜かれたら普通に性格悪いやつだしな。
「まぁ、駄菓子入ってる。買ってきた。」
ここは、正直に言おう。別に駄菓子は安くて美味いからいいし。俺のお金と駄菓子が犠牲になっても、別に…いいし。
「ふーん…」
ふーん?!?!?!予想外すぎる。
普通さ、「えー、やっぱりぃ?私も食べた〜い!」ってなるのを予想してた。なのに、「ふーん」って何???え、会話終わり?気まず、くないか?
くっ…もういい!ここはもう、俺から!!
「駄菓子…食べる?」
そう、俺から駄菓子を誘う。そうすることで、彩月さんも気分上がるだろ、多分。
「えーーー!いいのぉお??」
めっちゃ喜んでる。
俺は、なぜかそこにある学校の机にビニール袋を置いた。そして、なんとなく、彩月さんの向かいの椅子に座った。
彩月さんは目を輝かせながらビニール袋をごそごそと覗く。すると、俺が買ってきたコーラ味のもっちり君を取り出した。
「ぅわ〜!これ、もっちり君じゃん。大好きなんだよね、これ。」
俺は苦笑しながら、「じゃあ、それ食べてもいいよ」と疲れた声で言った。予想外の言葉で、なんか、疲れてる。多分驚いたから疲れたんだろう。
彩月さんは透明の蓋をパカッと開けて、爪楊枝を摘んだ。「んじゃ、いただきますね〜。」と一言いい、もっちり君に爪楊枝を刺し、口に運んだ。もにゅもにゅと幸せそうに食べていた。
俺は何の駄菓子を食べようかとビニール袋をガサガサと漁っていると、彩月さんは信じられないことを言った。
「もっちり君をくれたお礼に、君に1つ、ねがいことを叶えてあげよう。」
「何言ってんの」
おっと、思わず敬語が抜けた。俺は急にどうしたって感じ。
「どんなねがいごとを叶えたい?」
ねがい…ごと?どういうことだ?何が言いたいんだ。俺は混乱状態。そういうのハマってるのかな?
「ちょちょちょっと待って…」
説明を求める…。なんで急にそんなこと。
「私はね、ねがいことを叶えられる。ただし、君にだけね、陽翠君。」
「俺に…だけ?」
「そうだよ?」
まっっっじで何が言いたいんだこの人!
「な、何言ってるんすか?!大丈夫ですか?そういうの…ハマってるんですか??」
煽りに聞こえたかな…?まぁちょっと煽ったけどさ、でも、黒歴史になる前に、言っておかないと。
「はぁぁあ?そんゆうんじゃない!まじ!ホント!ガチで!」
彩月さん、なんかキレた…。でもそっちから変なこと言ってきたんだし、なんで彩月さんがキレてんだって話だ。
「は?言ったな?じゃあ俺たちに被害が無いギリギリに隕石落としてみろよ!!!!」
…
やべ、キレすぎてしまった。
俺のいけないところだ。
…
彩月さんは、海に人差し指を向けた。
「…なんだ」と俺は思う。
……
ドカーーーーーーーーーーーン!!!!!!
…
俺たちから見える海。それはずっと凪いでいて、小さな波音が聞こえるような音だった。
でも、今は違う。
その衝撃で海が轟音と共に波が高く立てた。まるで、海が叫んでいるようだった。そこには、小さな隕石が落ちていた。
俺は息を呑み、目を見開いた。
「マジかよ……」
彩月さんは一体何者なんだ?
ちょっといきなりすんごい展開にしたあ
これも、一応ずっと前から考えていた展開。
彩月の正体が気になるお話にしました。
また次回




