3.お名前
謝罪します。泣田 いりです。
3週間くらい遅れて投稿しました。
本当にごめんなさい。申し訳ないです。
急いで入力したので、誤字脱字が多い可能性があります。ご了承ください。
「ところでさぁ、君ぃ、お名前なんて言うの?」
この方、語尾がちょくちょく高くなるタイプかな?
しかも、「名前」じゃなくて「お名前」っていうの、珍しいかもな。ま、上品でいいんだけど。
「俺の名前?俺は…」
うん。俺の名前。俺の性格と顔に合わない、名前。
「旭川 陽翠…ッス」
旭川は全然OKなんだけどさ、あ、いやダメだわ。
出席番号早いからやだわ。前に「青木」がいて良かった。そして、この名前…。なんだよ、「ひすい」って。漢字は普通に綺麗なんだけどさ。これって俺には似合わないんだよな。もっと…もっとこう…そうそう!同じクラスの友達、「勇晴」って名前がよかった。かっけぇし。
「ちょっと、俺的には気に入ってないんすけどね。」
と苦笑した。彼女みたいな性格、悪気はなくて自然に笑いそう。笑われる覚悟を持って、俺は名前を言ったんだ。俺はこの勇気を出した俺を褒めよう。
「太陽みたいだね。」
彼女は、俺の名前を「太陽みたい」と神秘的な答えを言ってくれた。太陽…か。たしかに「陽」という漢字は入ってるし。いやでも、俺は彼女に名前の漢字を教えていない。彼女にとっては「ひすい」という言葉だけを教えたんだ。なのに、どうして太陽と例えた?すると彼女は続けて言った。
「ひすいって、キラキラしてる。…あ、いや!キラキラネームってわけじゃないよ!!」
彼女はあたふたしている。
「キラキラっていうのは、太陽みたいってこと!」
俺は純粋に嬉しかった。俺は人に名前をバカにされたことは無い。でも、バカにされても納得いくんだ。「その性格でこの名前!?」って、笑われるんだろうなって、大体予想はついてる。でも、人生で一度も俺の名前を笑ったやつとは会わなかった。
でも、彼女のように、名前を何かで表現する人とも今まで会わなかった。次は俺から名前を聞こう。
「あなたの名…「「私の名前はなんでしょう!!」」
…いやあのさ、質問しようとしてるのにでかい声で割り込んで来んなし。
彼女は部活のバックのようなものからジャージを取り出した。彼女は右腕の方のジャージを見せてきた。そこには名前が縫ってあって、「彩」と「月」。
ええと、これを見て漢字分かるかなってこと?
どっちも習ってるし。
「よし、俺は分かった。」
「なんでしょー」
人の名前間違えたら失礼だもんな。
「あやつき…でしょ!?」
…
……
え?え、ねぇ沈黙やめて。
もしかしてだけど名前間違えましたか?
まじで申し訳ないことしたかも、俺。
「え、俺間違えましたか?」
やっちまった。彼女は無反応だった。「彩」と「月」って本当に両方とも素敵な漢字入ってるのに、それを俺が間違えてしまった。名付け親すみませんでした。
「…合ってる。」
その言葉を俺が聞き取った瞬間、俺は安堵。合ってる?…よ、よかったぁぁぁ…。
「私、この名前好きなの。漢字も可愛いし。でもさ、私ね、よく、名前を『さつき』って間違われることがよくあってさ。ちょっと悲しかったんだ。」
彼女も、俺と似て、名前に少し複雑な気持ちを抱いていた。「さつき」ではなく「あやつき」か。
「でも、初めてだよ。私の名前を初手で間違えずに呼んでくれたこと。君だけ。陽翠君。」
「そうですか。それは…良かったっす。ええと、彩月さん。」
「陽翠君、年上に礼儀正しいねぇ…。」
名前。ただそれだけの話だ。
名前を知るだけだ。
それなのに、俺も彩月さんも、気分が良くなって、嬉しい気持ちになれた。
っていうか、なんか友達みたいになってんだけど。
名前を教えて答えるこの回。どうでしたか?
気に入ってもらえたら嬉しいです。
次回は間に合うようにします。
できるだけ、月曜日に投稿できるよう、頑張ります。




