第3話。いよいよ王と大魔法師様の謁見でございます!
王宮と王城は別れていた。王宮は王の側近たちが暮らしてるらしい。よく中世とかで、あるある件かよ。
面倒くさ!普通に同じでいいだろ!
いつの時代だよ……ったくよ!
あ〜周りは『勇者』『勇者』『勇者』
15歳を勇者にさせてる、大人たちはさ!
大人たちは……恥ずかしくないのかよ!
俺は、半分、怒りをどこに向けて良いのか分からない。
いや、分かる……その王と、そのク◯タレの大魔法師〜をぶっ倒すのみ。
そもそも、こいつらは『自己中心』かよ!
国の紹介とか!自己紹介とか!伝えろや!
はい、召喚しました〜魔王を討伐してください!
とか!いきなり過ぎだよ!ここはさ!
俺の産まれた場面から普通は紹介だろ!
毎回!毎回!異◯界物のア◯メ観てたらな!
思うだよな!俺はね!いや、マジっで!
これを見てる読◯様はな!置いてけぼりだからな!
いや、俺もそうなんだけど……実際……。
この国の経済力、軍事力、他国との関係が気になる。
近衛兵の2人組はマジマジと勇者の顔を見つめる。
「勇者様?どうかなされましたか?」
「先程から、考え事ですか?」
「勇者をどこまで信頼してますか?」
「火の中!水の中!山の中!お供します!」
「あ〜……はい……分かりましたっ!」
ここの世界やばいな……ハー◯ムを作れそうだ。
うん、タイ◯ルが違うから、そんな事しないが。
ハッ!今、俺は何を考えていたんだ……忘れよう。
俺と近衛兵の2人は王宮の外に出て王城へと向かう。
あー外の紹介の説明……面倒くさ……。
うん、省略で良いか……てか!魔法のホウキで!
魔法使いたちが!飛んでるだよな!
それに高い建物はなんだよ!中世風かと思ったが!
タワーかよ!タワーだよ!おかしいだろ!
近衛兵が、こんな鎧なのに……裏切りられたわ!
それに、こんな最先端な街を、どう説明しろと!
俺が住んでた「東京」よりもなぁ!!
こっちのが「SF」ぽいだよ!はぁはぁ……。
畜生〜ツッコミが沢山ありすぎて間に合わねぇ!
「勇者様?大丈夫ですか?顔色が!?」
「頑張りましょう!王城は……あれです!」
王城は壮麗な城が築かれていた。城門は鋼鉄製で、厚い鉄門が堅牢に構えていた。
王城の建物はすべて鉄製で、中央には金色に輝く外観の城がそびえ立つ。鉄骨構造の外壁は鉄板で覆われ、城の高さは200メートルを超えると推定される。
俺はもう疲れのか、微笑みだけが残っていた……。
ふーん、あれが王城ですか……へぇー凄いね。
みたいにな顔で眺めるしかない。マジで!
近衛兵の2人は眼差しを向けてる……。
いや、分かるよ……勇者が驚く顔をみたいだろう。
仕方がないので……「付き合う」事にした……。
まず始めに足を震えさせる、あっ、あと手もだ。
俺はガクガクブルルの震え、手で口を押さえた。
そして……最後の『トドメ!』だぁー!
『ば、ば、馬鹿な!あ、あれが……スゲエ……』
近衛兵の顔は満面の微笑みだ……自慢顔だ……。
ごめん……本当に……ごめんよ……可愛いな!!
こうして王城の中へと入る。
王城の入り口は広い。体育館の二倍はあるか?
だが、殺風景だなぁ、これが王城なのか……。
奥に行くと巨大な扉がある。もはや「門」だ。
門の近くに護衛兵だろうか?豪華な鎧だ。
扉を護衛してた兵士「勇者の到着、到着です!」
国王「扉を開けよ、勇者をお通しするのだ!」
中央の王座には国王が威風堂々姿で座っていた。そして謎の女性と長耳の男性が国王の隣に立っていた。
王座の前には外交官て人たちだろうか?
強気な女性「こんな若造が勇者ですって!?」
外交官達は何やらブツブツと会話を始めてる。
外交官たちは謎の女性と何やら話していた。
あの女性は何で俺を睨んでるだ?
勇者を睨みつけた謎の女性は国王が魔族である魔王の討伐遠征を国家議会に提案した。
国王「勇者よ、この隣に居るのが魔法学校の……」
国王「校長である、大魔法師ユリアじゃ」
その直後。国家の大事を担う魔法長を務めていた彼女は勇者に向かってこう呟いた。
ユリア校長「ふん、所詮は人間。この世界は魔法が支配するのよ、覚えておきなさい!」
俺は少し悲しげな表情を浮かべてしまう。
ユリア校長は俺を睨んでる。気に食わないのか?
どうせ心の何でも悪口を言ってるだろな……。
ユリア校長は心の何でつぶやく。
『どうして?そんな顔をするの?』
『あなたは勇者の称号を貰ったのよ!』
『私には理解出来ないわ、あなたの、その悲しい顔』
第4話。部屋を案内します。