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番外編・笑ってはいけない弔事

 『父のこと。』の本編に当たる部分は、これで一応、おしまいになるかと思います、が。

 実は、本編には入れにくいといいますか、テイストの異なるエピソードもチラホラ(笑)。

 そちらを軽く触れて、この連載を〆ようと思います。



 何といいますか、弔事中というのは基本シリアスで忙しく、慣れないことの連続だからか狼狽えたり困惑したり……という雰囲気でその期間が過ぎてゆくものです。

 でも、それにも拘らずといいますかだからこそといいますか、時に訳もなく可笑しい瞬間があり、大笑いしそうになります。

 場所柄や状況、あるいは立場上、絶対笑ってはいけない……という場面で。

 アレ、何なんでしょうね。

 ホント困ります。


 今回の弔事ではなく、十数年前のとあるお葬式。

 葬式の司会を務めた葬儀社の男性社員が何故か、式の最終段階に(式の最後を〆る為の、その会館での決まりだったのでしょうが)、クッソ真面目な顔で


「……それでは皆様。合・掌!!!!」


 と叫んで手を合わせたことがありました。


(さ、最近の葬式って、こんなことするの?)


 困惑しつつ、私は手を合わせてうつむきました……が。

 三十代半ば程の、割と端整な男性が真顔で、さながら仮面○イダーが


「変・身!!!!」


 と叫ぶような口調で


「合・掌!!!!」


 と、クッソ真面目に叫ぶ様子がじわじわ可笑しくなってきて、非常に困りました。

 ムズムズする口許を、咳払いをしてみたりハンカチで隠したりしながらやり過ごしましたっけ。

 いやあ、アレはホント困りました。

 メッチャ可笑しかったんですけど、笑う訳には参りませんし。


 幸い、今回のお葬式は『合・掌!!!!』と叫んで〆る司会者ではありませんでしたから(?)、お葬式で笑いそうになることはなかったのですけど。

 それでもやはり『そういう瞬間』は来るのです。

 笑いのポイントは人によって違うので、どこが可笑しいのかは人それぞれ。

 もし『笑ってはいけない弔事』なら?、ケツしばきやタイキックを食らいそうな場面について、ちょっと書いてみましょう。

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