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第6話 捜査開始

 何か色々ありすぎた。全然思考がついて行かない。そもそも何でゾフィは鍵のかかった部屋の中にいたのか。そして、エレーナ叔母さんを刺したのは誰か。


 謎解きゲームじゃないんだけど実はあの部屋には秘密の抜け道があって、そこを通ってエレーナ叔母さんを刺したヤツは外に出たんじゃないかと色々考えながら屋敷の中を食堂に向かって歩き始めると「―おーい、おーい・・・きこえる?」と突然耳元で声がした。

 何事? と思って周りを見ると、私は真っ白な部屋の中にいた。

 え? ここって確かクルス男爵の屋敷の中だよね? と思っていると「やっと波長が合った。私がいるの分かるよね?」という声と同時に目の前に白いローブを頭からかぶった小さな女の子とおぼしき人影が現れた。

 「誰? それにここはどこ?」私が思わず声を出すと「私は精霊フェイのプレシエンシア。不本意だけどあなたの守護精霊よ。そしてここは私の作り出した結界の中」と小さな女の子は答えた。

 そこで私は思い出した。このゲーム世界では特別な運命を持つ人間には、その人を守るために守護精霊がつく設定だった事を。ゲームでのチュートリアルや説明もしてくれる存在だった。もちろん、ゾフィにも守護精霊はついている。確か羽の生えたピクシーだった様な・・・。

 「この世界はゲームの世界じゃないわよ」女の子は顔を隠したローブから頭を出しながら言った。

 「守護精霊はあの娘にもついているけど」

 長くて白い髪に白い肌、そして赤い目をした少女が言った。

 「大事な事だからもう一度言うけど、不本意な事に私はあなたの守護精霊。フェイのプレシエンシアよ。そして大事な事だからもう一度言うけど、ここはあなたの言うところの『キャンディデイト プリンセス』とか言うゲームの世界じゃない。あの世界とはよく似た違う世界よ」

 「どういう事よ? だってゾフィはいるし、私だってマーガレットじゃない?」

 「だからよく似た違う世界だって言っているじゃない、お馬鹿さん」とプレシエンシアは返してきた。なんかムカつくな、コイツの態度。

 「それって・・・?」

 「頭の悪いあなたのためにわかりやすく説明すると、多次元宇宙ってあるじゃない。それと一緒でよく似た宇宙の物語を、あなたの元いた世界の人が一部だけ切り抜いて『キャンディデイト プリンセス』っていうゲームにしちゃったの。迷惑な話。だからゾフィだっているし、あなたがマーガレットなのも不思議じゃないの」

 「???」ますます訳が分からない。

 「もっとも、転生してきて自分が元いた世界のことを思い出すなんてレアケースだけど。今までのマーガレットはそんな事を思い出さずにいたわ。だから私の存在にも気付けなかった。あなた運がないわね」

 「いや、今までのって他にもマーガレットって居たの?」もう理解が追いつかない。

 「だからそれは可能性の世界でって・・・理解していない人に話しても無駄か」そう言って少女は溜め息をついた。

 いや、わかりやすく説明するって言うけど何も分かりやすくない。混乱するだけだ。

 「まあ良いわ。元おばさんには難しすぎた様だから要点だけ言うわ」

 「って待てい! 誰がおばさんよ!」

 「何言ってんの。この世界ではあなたの死んだ年齢だったら、大体おばさんって言われるのよ」

 「ふざけんな! 私の元いた世界では二十九歳はバリバリ現役のお姉さんなのよ! 全然活躍してる年代なんだから!」私は猛抗議した。

 「結界って維持するのも大変なのよ。だから手短に大事な事だけ言うわ。精霊としての私の力は『予知』よ。これから起こることをおぼろげながら視ることができる。その力で視えた事を今から言うわ」

 「エ? なに?」

 「このままだと、ゾフィ親子は死ぬわよ」


 次の瞬間、私は男爵邸の食堂に居た。

 「それってどういう事?」そう言って私が周りを見渡すと、既にプレシエンシアの姿はなかった。

 「大丈夫ですか? お嬢様」ロジーが心配そうな顔でのぞき込んでくる。

 「だ、大丈夫よ。ロジー。ねえ、今ここに白いローブを着た女の子がいなかった?」

 「居ませんよ。本当に大丈夫ですか? 死体を見ておかしくなりましたか?」

 どうもプレシエンシアは私にしか見えなかった様子だ。しかしアイツ、最後にとんでもないことをぶっ込んで行きやがって!

 外でのエドガー達とのやりとりの後、三人の子どもは大人とは別に一階の食堂に集められた。男爵邸は一階に三部屋あり、一階の広間は今日の会合で男爵邸を訪れていた四人の客と庭師、それにウチの馬車の御者ソレスタを含めた大人が集められている。  

 そして一階の応接間を聞き取り部屋にして、一人ずつ呼ばれて聞き取りが行われる。まず取り調べかぁと思ってしまう。この世界の捜査って前世の私、吉河遙香が生きていた時代からは考えられないくらい非合理的だなと思った。だって、聞き取りをして犯人にあなた人を刺しましたかって聞いても絶対本当の事を言うわけが無い。いいえ、私はやっていませんって嘘言われて終わりだ。そういった事を防ぐために、物的証拠は嘘をつかないってことで科学捜査が進化したんだよな。もっともこの世界で、指紋だとか遺伝子だとかを元にした捜査なんて期待もできないけど。お手並み拝見といったところか。

 「お待たせしました」そう言って、ゾフィがリビングに入ってくる。お風呂上がりのゾフィは、軽く濡れた黒髪が艶っぽくて美少女度がアップしている。埃まみれのドレスから黒を基調にしたワンピースに着替えて、そしてそれがまた美少女度をアップさせている。

 うん良い、めっちゃ可愛い。何でこの可愛い生き物をマーガレットはいじめていたんだ?

 「お父様達は?」髪をタオルで拭きながら、ゾフィが聞いてくる。

 「今、エドガー達に話を聞かれている」私が答えるのと同時に、ロジーが紅茶を入れてきてくれた。良い香り。  

 「さ、パイを頂きましょう」私がそう言うが、ゾフィは不安そうな顔をして椅子に座ろうともしない。

 「大丈夫でしょうか」

 「何が?」

 「叔母様の事です。私、何もわからないうちにあそこに閉じ込められて、気付いたら叔母様が死んでいて、本当に何が起きたかわからない・・・」

 うーん、かなりのショックを受けているなあ。まあ、普通であれば殺人事件なんてそうそう遭遇しないよな。加えて身内が死んだわけだし、自分が疑われているなんて不安倍増になるのはしょうがないか。

 そこに突然、プレシエンシアの『ゾフィ親子が死ぬわよ』という言葉が蘇ってくる。あれはどういう事なんだろう。死んだエレーナ叔母様と一緒の部屋にいたゾフィが疑われるのは分かる。だけどなぜ外にいたクルス男爵まで死ぬのか。

 ふとここまで考えて、そうかこのままだと疑いを晴らせないままゾフィが処刑される未来をあの子は視たのかも。だとすると、男爵がその事を悔いて後追い自殺するとか・・・。

 ちょっと待って? ゾフィが死ぬ? そんな事になったらこの世界で私は何を目的に生きていけば良いの? そもそも最推しのこの子が死んだら・・・。うわ~! 頭が熱くなって何も考えられなくなってきた!

 「優しい叔母様だったんです。母が死んだ後、まだ幼かった私のお世話を良くしてくれて。よくこの家にも来て貰いました。色々お話を聞いて貰ったりして、仲良くしてくださったんです。どうしてこんな事に・・・」そう言うゾフィの目には、涙が浮かぶ。

 その様子を見て私は気付いた。身内を殺されて一番つらい思いをしているのはゾフィじゃないか。私がここで冷静にならなくてどうする。しっかりしろ! 私!  

 「ゾフィ」私はゾフィの側に行って、そっとゾフィを抱きしめる。

 「マーガレット様」ゾフィが私の胸に顔を埋めてくる。その顔をそっと持ち上げて私は言った。

 「ゾフィ、叔母様が死んでしまって悲しいのは分かるけど、今のあなたの状況はその叔母様を殺したかもしれないという容疑をかけられた状態なの。もちろんあなたが叔母様を殺したんじゃ無いのは、私はわかっている。だけど、それを証明して本当に叔母様を殺したのが誰かわかるまで、気を抜いてはダメ。その為には、今は体力を付けないと」そう言って、ゾフィを椅子に座らせる。そして、ロジーが切り取って皿に載せてくれた木イチゴのパイを指さす。

 「うちのメイドのロジーが焼いてくれたパイよ。是非食べて。」

 ゾフィは、パイを見て「美味しそう」と言った。しかし、中々口を付けようとしない。

 「どうしたの?」

 「いえ、この間マーガレット様から頂いたお菓子の中に蜘蛛が入っていた事を思い出しまして・・・」

 「お嬢様?」ロジーがものすごい目付きで睨んでくる。

 「無い! 今日のはロジーが焼いた物で私は手も触れていないから!」

 「今日のは?」ロジーがまたすごい目付きで睨んでくる。

 「分かったわよ! そうまで言うなら私の分と取り替える。私が先に食べるから!」そう言って私はゾフィの皿と私の皿を取り替える。そして一切れ口の中に頬張る。次の瞬間、突き抜けるような甘みが脳と舌を直撃する。甘い! 筆舌がしがたい程甘い!

 木イチゴの酸っぱさとシロップだろうか、大量に入れられたそれらが極悪なハーモニーを口の中で奏でる。私は慌てて紅茶でパイを胃に流し込む。

 それを見ていたロジーが「お嬢様、大丈夫ですか?」と聞いてくる。

 「何が?」

 「いえ、昨日までは紅茶に最低でもスプーン五杯はお砂糖を入れて飲まれていたのに、今日は何も入れずに飲まれるので・・・」

 ギク! やばい、前世の記憶が戻った事が影響して味覚の変化している事まで考えが回らなかった。その事で周りにおかしく思われるのはまずい!

 「オホホ、最近お砂糖を沢山入れても紅茶が本来の味がわからないって事に気付いたわけ」そう言って、紅茶に砂糖をスプーン一杯だけ入れて飲む。

 「この方が、紅茶本来の香りが引き立つと思って」ロジーはハア、という返事をして自分はスプーン五杯紅茶に砂糖を入れて飲む。そっち? そっちがこの世界では正しいの?

 ゾフィは一連のやり取りを見てクスッと笑った。そしてゆっくりとフォークをパイに入れた。すると、赤い木イチゴの実が見える。血を連想させる色だ。お母様、チョイスを間違ってないかい。

 色を見て一瞬ゾフィの手が止まるが、目をつぶってパイを一欠片、ゾフィは口に運ぶ。「美味しい!」一瞬でゾフィの顔に生気が戻る。

 「お口に合ったようですね、良かった」そう言ってロジーはゾフィの側に腰を下ろす。おーい、あんたは私付きのメイドじゃ無いんかい。そう思いつつも、私は自分の座っていた席に戻った。

 「そうでしょう。ロジーの焼くパイはどれも美味しいのよ」

 「へへ、変なヤツら」そう言って、私の右隣に陣取った庭師の息子マシューがパイを片手に笑っている。口の周りが木イチゴの実で真っ赤になっている。ていうかお前、居たんか。しかも何勝手にパイ食べてるの

 「あんた、遠慮という物が無いの?」と私が言うと「なんで、俺がそんな事しなきゃいけないんだよ」と来た。こいつDQNだ。お前今日からDQNマシューね。

「アンタさあ、こういう時はゾフィに食べて良いか聞くのが筋でしょうが」

 するとゾフィは「マーガレット様、マシューは昔からこの家に出入りしていて、私とは兄弟みたいなものですから」と言う。

 「だとさ、まぁゾフィの許可なんか取った事無いけどさ」

 おい、兄弟って言うより某漫画のいじめっ子といじめられっ子に近いよこの関係。俺の物は俺の物、お前の物も俺の物っていうあれ。

 ゾフィの側にいて彼女を守るように座っているロジーの顔も徐々に険しくなってくる。ロジー押さえて・・・。

 「アンタねえ・・・」と私が更に文句を言おうとした時「どうもマーガレットお嬢様。お邪魔しても?」そう言って入って来たヤツがいる。エドガーと一緒にいたモースとか言うヤツだ。

 「いやあ、部屋の前を通ったら良い匂いがするもんで。ご相伴にあずかっても?」そう言うと、パイを一欠片手にグローブをはめたまま頬張る。

 「うん、うまい!」コイツも大概DQNだな。

 「紅茶もあるんですね。一杯頂いても。いやあ、ありがとうございます」

 ロジーが無言で紅茶を入れ、それをモースは受け取る。こっちは砂糖も何も入れずに一口すすり「うん、さすが貴族様だ。良い茶葉を使ってなさる。しかし、何かもう一味足りないな・・・」そう言うと、部屋を目で物色し始める。そして棚に置いてある瓶を見つけて「お、良いものがある、ゾフィお嬢様。少し頂いても?」

 「ええ、父はそこまでお酒を飲まないから大丈夫だと思います」てゾフィ、許しちゃダメでしょ。

 「それじゃ」そう言ってモースは紅茶に酒をなみなみと入れ飲む。

 「いやあ、うまい!」

 おい! 今の酒の量、明らかに紅茶カップの半分以上入れてたよね。もはや、紅茶割りだよ!

 「アナタねえ、今勤務中でしょう。こんな所で油を売って良いの?」私があきれて聞くと「いや、仕事中ですよ。エドガーにあんた達の様子を見張るように言われたんで」その言葉に、ゾフィが身体をビクッと震わせる。

 「アイツ、まだゾフィを疑っているの?」

 「まあ、悪いやつじゃ無いんだが若いのに少し頭が固いんですよ。大目に見ちゃくれませんかね」モースがエドガーをかばう。

 「そんな事を言うって事は、アナタは違うって事?」

 私が聞くとモースは少し真面目な顔になって「まあ、実際俺はゾフィお嬢さんの可能性はないと思っているんですがね」と言った。

 「それはなぜ?」

 「凶器のナイフなんですが昔戦場で使って居た様なナイフなんで、子どもが振り回すにはナイフが大きすぎるんですよ。それに、ゾフィお嬢さんがナイフを振り回しても、よっぽどの事が無い限り大人だったら取り上げる事ができるでしょうし。加えて傷口。ナイフで血が出ないように栓をするなんて事が子どもの腕力でできるはずが無い。明らかに、大人の男の仕業ですぜ。ありゃあ」

 「それって、エドガーには話したの?」

 「話しましたよ。だけど、部屋の状況をゾフィお嬢さんが中にいたんじゃ疑わざるを得ないの一点張りでね。加えて貴族様のお屋敷で今日居る客の中には国の重要な役に就いている方もいるんで、そちらを調べるにしても慎重にならざるを得ないんでね」何か色々大変だな。

 「でもそれって、今日クルス男爵様の家にいるお客が怪しいって事?」

 モースは紅茶(いや、もはや酒)をもう一口飲んだ後「そういう事になりますね」そして、マシューを見て「そういや、お前さんの親父さんもいたな」とマシューに向かって言う。

 DQNマシューは「アイツの事なんか知るかよ。案外アイツが犯人なんじゃねえの」とか言う。いくら何でもヒドイ。かばえよ。

 それを聞いて、モースは苦笑しながら「じゃあ、お前さんの親父さんは多分違うな。考えてみりゃ、お前の親父さんが子爵の奥様を殺してもしょうがないしな」

 そう、今の状況ではわからない事が多すぎる。鍵のかかった部屋で殺されていたという状況、加えて動機。なんで、エレーナ叔母様は殺されたのか。

 「ねえ、このまま犯人がわからないと・・・」

 モースが難しい顔をして「ゾフィお嬢様に疑いがかかったままになりますんで、最悪お嬢様が罰を受けられる事になりますね。そうなると、子どもなんで処刑って事はないでしょうが、この家を出て貰って修道院かどこかにお預かりに・・・」

 「そんなの嫌です! 私は、叔母様を殺していません!」そう言って、ゾフィはロジーの胸でワッと泣き出してしまう。私も頭から血が引いてしまう。『キャンディデイト プリンセス』の世界ではゾフィが主人公のはず。そこで、こんな形でゾフィが退場と言う事になるカオスに陥る。私自身、この世界でどう生きていけば良いか分からなくなる。何としても事件を解決してゾフィにかかった疑いをとかないと!

 「ねえ、モース・・・」

 「いけません。お嬢様」私が何か言おうとしたところで、ロジーがゾフィを抱きしめながら口を挟んでくる。

 「それこそ大人の仕事の邪魔をしてはいけません。ここは、モース様達に任せましょう」

 「そうですよ、お嬢様。最悪の話で、必ずそうなるって決まったわけじゃない。それにさっきも言いましたが、ゾフィ様が犯人って言うのは無理があるんですよ。ゾフィ様が犯人って事になるとはないと思いますよ」思いますってそれじゃ困る。弱いのよね。

 「分かりました、邪魔はしないわ。けど私、皆様のお仕事には興味があるの。お父様に報告しなければいけないしね?」そして、モースに「見学ってことでついて行く分には良いわよね?」と尋ねる。

 モースは「いや、それは、えー」困った顔をしてロジーを見るが、ロジーが首を横に振るのを見て「分かりました、あくまで見学ですよ。絶対邪魔をしないで下さい」  

 そんなやり取りを側で見ていたマシューが「えー良いな。俺も行きたい」とか言い出した。DQN、お前本当に空気読めよな。

 「いや、頼む。子ども二人の面倒見ながらの仕事は無理だ。坊主、お前さんはここで菓子でも食いながら大人しくしててくれ」さすがのモースもDQNの言動に呆れて断った。

 「それじゃ、モース。ここはロジーに任せて、どこに行く?」私はそう言ってモースを促す。

 「本当に付いてくるんですか。分かりましたよ。もう一人、様子を見に行かなきゃいけない人間がいるんで付いてきて下さい」諦めた様子でモースは言った。

 「様子を見に行くって誰を?」

 「メアリーです。二階の自室で寝てるって言うんで、様子を見て来いって言われていたんでね」


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