43.確率は回数に勝てない
【第11階層フォレスト:深緑の出入り口】
首尾は上々。3方向それぞれが上手く戦えてる。
アイアン8さんはかなり体を張る純粋なタンク役。ゴーストが一部敵のヘイトを吸いつつ回復してるから前線の維持ができてる。
アイコさんの所も凄いわね。掴み技で物理的に自分にヘイトを集めて、溢れた所をフットワークの軽いナンバンさんが魔法と投擲で補助してる。アイコさんが回復する時は分身でヘイトを散らしてる。
ライズの所はわけわかんないわね。回復役いないから攻撃を回避する方向でダメージ抑えてるのはわかるけど。
ジョージはなんなの。あれで非戦闘要員とか言ってるの?
「うむ。まぁ悪くない前線である。
我々魔法使いは詠唱時間を確保しなければならぬ故、まず安全を確保せねばならん」
周囲を確認した後、ブックカバーさんは何冊か魔導書を手渡してきた。
「氷属性と闇属性の上級魔法である。レベルの低い内は消費MPは多いし詠唱時間も長くなるが、積極的に使うと良い。
何故なら派手な魔法は楽しいから」
あっはい。
魔法論はやはり、【マジシャン】名門である【象牙の塔】に一家言あるのかしら。それともブックカバーさんの趣味なのかしら。
──────
『レベル低いうちにデカい魔法使っても効率が悪い。それなら初級魔法ガンガン使って熟練度鍛えた方がいいぞ』
──────
ライズとは真逆の事を言うなぁ、とは心の内に留めておく。
どうせ面倒な事になるし。
「とはいえ前衛で攻防不足無しであるので。吾輩達は上の支援である」
蜘蛛を全部叩き落としたので、ドロシーは木の上まで登り狙撃と索敵要因にしてる。そっちに行く魔物の処理はあたしたちの仕事ってわけね。
「──北方向に巨大な敵接近中です! スタン撃ちますか? 的が大きいので300m程度なら確実に撃てます」
上方のドロシーから報告。既に《スタンシード》付きライフルもアイテム化して用意してあるのは流石ね。
でも戦線も落ち着いてきたし、対応できるわよね?
「そのままで大丈夫。
ライズ! 北行ける?」
指示した段階で既にライズは中央まで戻ってきてた。敵影はこちらからは目視できないけど、レアエネミーならライズの対応力があればいける。
「ほー。ありゃ《フォレストテンタクル》だな」
現れたのは3mはある樹球。《フォレストタンブル》がそのまま大きくなったような。変異種かしら。
「ここなら届くわね──【スキャン】!」
──────────
《フォレストテンタクル》
LV50
※レアエネミー
弱点:斬撃/炎(装甲にて半減)
耐性:打撃/風
無効:水
吸収:水
text:巨大化した《フォレストタンブル》。移動に使用していた根と蔦が編み込まれ、強靭な触手となった。
核を覆う外装は強固な耐性を持ち、装甲を破壊するまでは弱点属性を無効化する。
伸び切った触手は一度本体に格納しないと動かないため、触手を利用して急接近する事が可能。
──────────
だるそう。
性質的に接近戦はしてくれなさそうね。
伸びた触手が動かないなら、アイアン8さんとアイコ呼んでタンクしっかり固めて触手受けて、ライズとかゴーストを触手利用して接近させて……。
「メアリー。俺に任せてもらえるか?」
声を掛けたのはジョージ。その手には紫の鞭【紫呪竜の髭鞭+55】。
「ジョージちゃん、アレは無理。レアエネミーは【調教】最高率がめちゃくちゃ低いの」
アゲハさんの言う通り。【ライダー】系列による【調教】は、言ってしまえば成功=戦闘終了の即死技。レアエネミーなど単体で強い魔物の成功率は大幅に下がる。
……イベントや、クエスト用の魔物なら固定0%なんだけど。今回はそういうクエストは受注してないから自然発生ね。
まだレベルの低いジョージだと……基礎成功率0.001%ってとこね。一発当てるのも難しい相手には無理ゲーね。
「大丈夫だ。策はある」
ジョージは左手で鞭の持ち手を握ったまま、鞭を手に巻きつける。背中を通して、右手にも巻きつける。
「これで鞭を装備している事になるな」
「……やりたい事わかったけどさ。マジでやるの?」
「まぁ無理だと判断したなら呼んでくれ。だが、必ず結果を出して見せよう」
朗らかに笑うジョージ。
「敵影、攻撃範囲に入りました! 触手来ます!」
ドロシーの報告に合わせて飛んでくる触手。速度も太さも、最早槍と言わざるを得ないけど。
ジョージは宙返りで回避し、そのまま触手に乗る。
「では、行ってくる」
……本当に大丈夫?
──◇──
──ライズ君は【スイッチヒッター】になった時、ジョブ専用装備も含めて全種の武器を一通り強化したと言った。
選択肢も多かっただろう。ライズ君は何を基準にこの【紫呪竜の髭鞭】を選んだ?
恐らくは、「自分が使う上で最も優秀な性能」で選んだのだろう。
だが鞭の性質は【調教】に特化しており、【ライダー】ではないライズ君には意味が無かった。
触手が次々襲いかかる。
単なる植物なら難しいが、この触手は根や蔦が編み込まれた繊維複合体──ほぼ筋肉だ。動きの起こりも読みやすい。しかも伸び切った後は縮むしかないというのなら、避ける事は容易い。
【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】
さて、【調教】の成功率だが。
今の俺なら一撃あたり0.001%といったところだが、成功率は魔法攻撃力依存。この【紫呪竜の髭鞭+55】ならば魔法攻撃力は底上げされる。凡そ0.05%までは上がっていると思う。
そして性質。【紫呪竜の髭鞭+55】は攻撃した相手の魔法防御力を下げるデバフ効果がある。有効時間5秒、重複5回。最大で-100%。
つまり、成功率は0.1%まで上昇。千回に一度ならば、問題無い。
──高速で1000発殴るだけなら、どうという事は無い。
触手を渡り、遂に本体の上まで辿り着く。ここからが問題だ。
……やはり相当硬い。装甲は本体判定にはならないだろう。
狙うは触手。だがここは敵の真上。装甲の隙間から触手の槍が遅い来る。俺の目では、見えない位置からの攻撃に反応できない。
──だから本気を出す為に、露出度を上げてきた。
手足の殆どを露出しているのなら。風の吹かない森の奥なら。
俺の触覚は視覚より正確になる。
「そうなるな」
自身に乗り掛かった遺物を排除するために、無数の触手が生えてくる。最も警戒すべきは足元からの突き上げだ。対策として靴を脱いできたのでそっちは大丈夫だ。
異物を払おうとしても、そこまで激しい攻撃は出来ない。自分の装甲か触手を傷付けるだけだからな。
【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】
触手を掻い潜り、触手を殴り続ける。
出せる触手の数には限界が無いが、動かす触手には制限があるようだな。動かない触手を積極的に殴るとしよう。
【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】
おっと、回避不可。織り込み済みだ。死ぬわけでないなら安い。
【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】
アイコ君から持続回復魔法は受けている。それでも厳しければドロシー君からの回復アイテム撃ち出しという奥の手もある。懸念は反射的に回避してしまうかもしれない事だが。
【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】【調教:失敗】
【調教:成功!】
交戦開始から14分25秒25〜45くらいか。
まぁ妥当だな。
──◇──
「皆さん。あれが《最強の人類》です」
一切疲れた様子なく巨大な毛玉を引き連れ帰ってくるジョージ。アイコも苦笑してる。
「私は対人戦に特化した競技的な戦闘能力を鍛えてきましたが、ジョージさんのは実戦特化といった感じですね。
ライズさん。もし素手で戦えるようなジョブがあれば教えて下さい。ジョージさんを戦力にしないのは勿体無いと思います」
うん。確かにそうだ。めちゃくちゃ普通に戦闘できてるし、方針を変える事も視野に入れたい。
「ただいま。お待たせしたかもな。
こちら新しい仲間の《まりも壱号》だ」
ネーミングセンス。
そして俺のネームタグが消費され、命名が完了する。
「さて、ちょっとアイコ君、いいかな」
「はい。どうしましたか?」
よっこいしょ、と《まりも壱号》にもたれかかったジョージ。すこし申し訳なさそうに一言。
「肉体の限界を超えるのは流石に駄目だったようだ。HPは減ってないけど身体が動かないんだ。ちょっと回復してもらえるかな?」
「回復班準備ー!」
アイコとゴーストで大急ぎで回復魔法をかける。ドロシーと俺で回復薬を頭からぶっかける。
「そういう事は! さっさと言え!」
「はっはっは。さっきまでの戦闘なら問題無かったけど、流石に本気を出し過ぎたね。足が動かないよ」
平然としているが、非常に困る。
ダメージを受けてないのに動けないってどういう事だよ。
──その後、メアリーからこっそり天知調へお問い合わせした。
不具合らしく、一晩で修正されたのだった。
──────
「そんな人類いてたまりますかー!
だから野放しにしたくなかったんです、私は!」
──────
──◇──
《【夜明けの月】のログハウス》
ジョージが行動不能となった事と、メアリーがこの件を報告するために、本日の攻略は少し早めだが終了となった。
アゲハさんはジョージに代わり《まりも壱号》の世話をしに庭へ。アイアン8曰く、「自分のペットの世話はできない癖に面倒見の良い人なんだ」だそうな。
「地下一階は大浴場だ。個室もあるから一人がいいならそっち使ってくれ」
「……最高グレードの大浴場。最上級の宿屋でも用意できるかどうかという代物が、《簡易ハウス》に?」
「馬鹿なのだこいつは。だが有り難く使わせてもらうぞ。そういう馬鹿な所は気に入っているのだ吾輩は!」
「……【金の斧】の風呂も結構いい大浴場だが、これほどのものの維持費は一体……」
ドン引きするアイアン8氏。安心せい。みんな初見はドン引きする。
「ナンバンさんには渡したい物があるから来てくれ。ついでにブックカバーも来いよ。折角来てくれたんだから土産の一つでも無きゃイツァムナに失礼だ」
「ん。貴様の腐った部屋に入れと言うのではなかろうな」
「残念でした。ワンフロア増築して倉庫にしましたー」
「ふはは馬鹿。嫌いじゃない」
──◇──
──地下3F 大倉庫
1号室に詰め込んだアイテム・武器防具を自動機械に頼んで仕分けしてもらっている。
その中から一部を取り出す。用意したのは巻物と魔導書。
「巻物は【ニンジャ】専用アイテムだ。【スイッチヒッター】でも使えない。でも【アサシン】はともかく【ニンジャ】は人口少なくてな。よければ持っていってくれ」
「うひゃあ、高級品がいっぱい……ハッ。
もも、申し訳ありません。業務中の物品のやり取りは、賄賂になってしまうので……」
「じゃあここ置いてくから勝手に拾ってってくれ」
「柔軟かつ清々しいまでにルールをすり抜けるゥ!
し、しかしウチ……じゃない、私は、攻略を諦めてしまいましたので。ご厚意は嬉しいのですが、私には勿体ないです」
「そうなのか? 【井戸端報道】にしては気合い入れた服装で来てたから勘違いしたわ。悪いな」
結構なレアジョブで、しかもジョブチェンジ時に貰える衣装で来てるもんだから、結構攻略勢だと思ってしまったが。
考えてみればレアジョブで攻略やめたのは俺もか。思い込みはよくないな。
「貰えるなら貰った方が良いと思うがな。記者嬢はわからんかもしれんが、この倉庫は現在未発見の宝庫ぞ」
え?
「貴様が部屋に閉じ込めて今日まで外に出していないアイテムだぞ。公表していないものも多数あろう。未だ貴様しか攻略した事のないクエストも多数あるのだぞ」
「え、そうなの?」
「マジか貴様」
呆れ果てるブックカバー。言われてみればそうかもしれないが、一年あったのにまだ俺以外やってないなんて事ある?
「……まぁ、俺もさ。攻略やめても何となく物捨てずに置いといたから今得してるわけ。ナンバンさんのその服みたいにさ。
だから使わなくても貰っといてくれないか? 賄賂ってつもりは無いが、真っ当な記者とは仲良くしたいんだ」
「……では、そのぅ、ひとつだけ、頂きますゥン……」
よし。
最近よく名前を聞く記者と知り合いになれたぞ。
全冒険者へ無料配布している新聞の記者だ。仲良くなって悪い事無いに決まってるだろ。
……実際、少しシンパシーも感じるしな。
「さてライズ。吾輩はこっちか?」
「そうそう。そっちの魔導書の山」
自動機械君達によって瞬く間に集められた魔導書。どんだけ封印されてたんだ。
「さっきの話が本当なら、ここにも宝があるだろ。メアリーの使う氷と闇の魔法は除外したから、ここのは持って帰ってくれて構わない」
「ム。おい阿呆。これは氷魔法だ」
まだ一瞬しか見てないのに早くも見抜いた。怖いな魔導書ガチ勢。
「あん? 【風花雪月】……風属性じゃねぇか。目腐ったか?」
「貴様の頭が発酵しておるわ。これはセカンド階層でよくみられる複合属性魔法だ。これの場合は風属性と氷属性が複合されている。そして属性適正は3種類のパターンがある。
即ち風/氷両方の適正を参照するか、どちらかの属性を参照するかであるな」
「……氷の属性適正で風魔法も撃てるって事か」
「うむ。故にこれはメアリー嬢へ渡せ。
……貴様、あれほど素晴らしい才能を潰すなよ」
以前から思っていたが、こいつ結構メアリーの事気に入ってるな。助かるけども。
「勿論だ。
ところで複合属性について詳しく」
「【象牙の塔】に顔出さんからだ阿呆。セカンド階層からは最早常識である。
……おお、記者嬢。この阿呆が複合属性の魔導書を持っている事は内密に」
「え、あ、はい。何故でしょうか?」
「複合属性が79階層以下で見つかったという情報は無い。なんなら【風花雪月】などという魔法は吾輩でも知らん。魔法研究学の根底を揺らがす発見の発表は慎重にせねばならん」
神妙な顔つきで頷くタルタルナンバンさん。
……あれ?もしかしてこの倉庫って地雷原?
「一度全ての魔導書を出せ貴様。全部一度精査するぞ」
なんとなくの報酬がいつの間にか検閲に。
……深夜まで続く作業になるのであった。
~【サモナー】と魔物使い~
《寄稿:【真紅道】《最強の獣操者》フレイム》
階層に蔓延る魔物! 危ないし邪魔だよな!
でも、そんな魔物とも共存する事は可能だ!
アドレ果樹園のサイ爺や、ケイヴ階層のケイヴワームのように、中には友好的な魔物もいる!
が、そもそも魔物を手なずけて味方にする、というジョブがある!
それが【サモナー】系列だ!
だが、実は【サモナー】じゃなくても魔物を飼う事は可能だ!
この辺ややこしいから、このサモナー系第3職【ビーストテイマー】、《最強の獣操者》フレイムが教えるぜ!
・友好魔物
上に挙げたサイ爺のように、友好的な魔物とは協力する事が可能だ!
この「友好的な魔物」状態にする事ができるのが【サモナー】系列、特に第2職【ライダー】側へ伸びたジョブだ!
後述する【ライダー】スキル【調教】に成功すると、その魔物は一時的に友好状態になる!
そのまま拠点階層まで帰還し、アドレ兵拠などで登録申請を済ませるとペット化して完全に手なずける事ができる!
そしてペット化まですれば、実は【ライダー】系列がいなくてもある程度の操作は可能だ!
・使役資格
友好魔物に指示するには資格が必要だ! これは【ライダー】なら免除されるというだけで、一般の方も所得可能だ。
資格を持った冒険者は、ペット化した魔物に簡単な指示ができる。
だが、戦闘などの指示はできない! 暴走した時に抑えられるのは、飼主権を持った【ライダー】だけだ。
だから未だに移動用の魔物レンタルサービスを使う場合は【ライダー】の随伴が必要なんだ! 殺処分されても困るし。
・【調教】
【ライダー】系列専用のスキルだ!
専用装備の《鞭》を装備した状態でダメージを与えると、友好化する可能性がある。
確率は魔物の弱り具合に加えて、【ライダー】の魔法攻撃力が影響してくるぞ!
鞭自体が使いにくい武器だが、頑張って回数を重ねれば大体の魔物は使役できる!根気根性だ!
・使役可能範囲
友好化した魔物に指示を与えられるかどうかはジョブによって異なる!ここ注意だ。
この指示は戦闘行動の話であって、魔物とのレベル差が大きく開いていない限りは【ライダー】以上ならある程度の移動指示は通用するぞ!
【ライダー】の場合は「騎乗可能な魔物」に、騎乗時のみ指示可能だ!
【ビーストテイマー】になると、大体の魔物に指示可能だ! 騎乗する必要もないし、複数従える事も容易だ。
【竜騎士】だとドラゴン種に限定されるが、騎乗までする必要は無い。
このように、重要なのは使用者がどの状態で、何を扱うことができるかだ!
魔物は使役してからは世話できる空間と毎日の餌が必要になる。これを守れない場合、いつの間にか野生化し消えてしまうんだ。
世話する場所が無い場合は、各拠点階層にある牧場などを利用する事だ! 登録の際、アドレ兵拠から案内してもらえるぞ!
あと、懐いていても魔物は魔物だ。愛玩用だというならちゃんと【ライダー】も雇っておかないと、寝ている間に頭を丸かじりされてしまうな!
以上! なんにせよ、生き物を飼う甲斐性が無いなら手を出さないことだ!




