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BlueEarth 〜攻略=世界征服〜  作者: まとかな
大樹都市ドーラン/フォレスト階層

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41/507

41.突撃!お部屋チェックの時間だァ!

──《ライズのログハウス》


「はい、ファッションチェックのお時間ザマス。

 司会はオシャレ指数最下位確定、汚部屋大臣ライズが務めさせて頂きます。始まる前から罰ゲームとは」


「部屋汚ぇのが悪いのよ。もう一部屋使っていいから整理しなさいよ」


「いやそれについては作戦があるから安心せい。

 では只今より、《ライズのログハウス》改め《【夜明けの月】のログハウス》改装お披露目会を始めまーす」


メンバーも6人となり、賑やかになった。

新入り達との懇親会の意も込めて、ちょっとしたパーティだ。リビングにはちょっとお高い料理を用意してみたり。


「まずロビーな。【鍛治師】としての活動のために鍛治部屋を作成した。これでいつでも武器強化や修繕が可能になった」


「元々無かったの?」


「当時は今以上に拠点階層にベタ付けで攻略してたし、サブジョブも見つかったばかりだったからな。どうせ拠点階層で鍛冶屋に行くから用意してなかった。

 今回は逆に、後戻りせず攻略ガンガン進めるから《簡易ハウス》の使用頻度も上がるってもんだ」


──フロア拡張:鍛治場(中規模)

5,000,000L(ラベル)


「なんか出たんだけど」


「ついでに値段も表示されるようにしてみた。さあさあ行ってみよう!

 尚、これから私室案内のコーナーだがお前達のようなキラキラ女子の部屋を覗くと灰になって消えるのでここで呑んでるから司会任せたぞメアリー」


「なんなのよ」


「俺は40代のおじさんなんだが」

「僕も男ですけど」


しらん。

現在我らが【夜明けの月】は男女比3:3であるにも関わらず俺以外可愛い女性で固められている俺の肩身が狭いギルドとなっている。

呑んでないとやってられっか。おっさんの仲間きてくれ。いや来たけど。




──◇──




3号室【ゴーストの私室】


「ほぼゴーストとあたしの私室ね。

 ベッドとソファで寛げるようにふわふわファンシーなクッションをいっぱい買ったわ」


「快適な休息のためにティーセットも用意してあります。女子会をしましょう」


「あらー。そういう女の子女の子した企画、私好きです。是非!」


「ノリノリじゃないのアイコ。余裕あればやりましょう。この面子で」


「俺は流石に遠慮するよ。乙女の花園に割って入る勇気はないよ」


……見た目幼女がそう言うの違和感しか感じないわね。

別にライズが来てもいいけどね。あいつは絶対来ないだろうけど。あたしが気を張らずにいられる相手少ないんだから、ちょっとくらい付き合ってくれてもいいのに。




──ふわふわソファセット(淡桜)

80,000L

──もちもちぽてまる君クッション(3L)

25,000L

──ふわふわクッション徳用10個入り

49,800L

──呪われたアンティークティーセット(解呪済)

0L(ライズの倉庫から引っ張り出した)

──ふわふわパジャマセット

20,000L


計174,800L


コメント

「secret:実はベッドの下にはマスターが急いで詰め込んだ小物類が隠されています。ライズの部屋の汚さを煽った手前急いで隠したのに、そのライズが見に来なくて複雑な感情を観則できます」

「やかましい!」




──◇──




4号室【アイコの私室】


「可愛いものが好きで、ドロシーちゃん用の服とか、いっぱい買っちゃいました。その話をしたら、クローゼットを拡張してくれまして」


「うわ本当だ。クローゼット広いわね。実質二部屋持ちみたいな感じ」


ウォークインクローゼットというより、クリーニング屋みたいな。めちゃ広いしクローゼットいっぱいに色んな服があるわね。


「メアリーちゃんもゴーストちゃんも、ジョージさんも好きに着替えてもらって構いませんよ」


「うん。優しいなアイコ君は。だが部屋の方が無骨すぎないか?」


クローゼットから出ると。

サンドバッグ、自動機械マネキン、ランニングマシーンなどほぼスポーツジムと化してる。窓際にちょこんと置かれたぬいぐるみが可愛いポイント高いわね。


「もうこの世界では肉体を鍛える事はできませんけど、習慣は残したくて。でも鍛える方向より、身体に動きを覚えさせるタイプのものを中心に集めました」


「うん。身体能力の向上は無くても、動き方のコツや慣れはあるからね。正しいと思う。俺も使っても?」


「勿論です。ご自由にどうぞ」


アイコとジョージで筋肉同盟が結成されてるけど、どうかしらドロシー。


「……ジョージさん、隙が無いし中身も読めないです……」


でしょうね。がんばれドロシー。敵は強い(物理)。




──クローゼット拡張(最大サイズ)

1,000,000L

──全員分の衣装類(ライズの支給品込み)

750,000L

──トレーニングセット

250,000L

──かわいいぬいぐるみ(ミニゲームの景品)

500L


計2,000,500L


コメント

「肝心のアイコさんのスペースは?」

「私、胡座を描くスペースがあれば眠れますので」

「ちゃんとベッドで寝て……」




──◇──




5号室【ジョージの私室】


「和風!」


部屋に入るなり御座敷。本格的にジョージが座敷童に見える。


「俺自身は一般市民の出だが、妻の家の方がな。結婚して以来、ずっと和室暮らしだ。

 ライズ君に頼んだら改装してくれたよ。凄い気前がいいね彼は」


「【Blueearth】きっての大富豪なんだってさ。おねだりしたらマジで何でも買っちゃう奴だから気を付けなさい」


先日ベルとダミーさんから聞いた、【商人殺しのパンドラボックス】の話。

本人は桁が違いすぎる世界の相場がわからないから、ただのウワサだと思って信じてないみたいだけど……。

変に豪遊癖が付くと怖いわ。ちゃんと管理しなくちゃ。

それはそれとして、このくらいの買い物は端金でしょ。オシャレは別腹よ。


「でも、部屋は凄いですけど物が無いですね」


「そもそもが激務で部屋に帰って無かったからな。物欲はそこまで……」


「あ、でもこのすごい着物は? とても高そうです」


ドロシーとジョージがちいちゃい歩幅で和室を歩く。可愛すぎか?

部屋の奥には、殆ど私物のないこの部屋で唯一の装飾品──大人用の着物が飾られていた。

紫色の着物。菫の花模様が上品さを感じさせる。見るからに高級品。当然、ジョージには大きすぎて着れないけど。


「──私の妻がな。好んで着ていた。紫の着物。スミレの花も好きと言っていた。……生きていたら、似合っていたろうなぁ……と。

 ライズ君に渡されたカタログを見て呟いていたら、なんか凄い勢いで買わせてしまった。おかしも貰ってしまった。

 ……あぁ、何故みんなもそんな目で見る。あぁ撫でるな撫でるな。どうしたんだ」


しあわせになってください。




──部屋改装(和室)

0L(ライズが購入済のテクスチャだったため)

──暗器一式(護身用)

0L(ライズ支給)

──天友禅魔描色留袖"月下紫花地丁(げっかしかじちょう)"

3,800,000L


計3,800,000L


コメント

「まってくれライズ君こんな値段するなんて聞いてない。

 ちょっとまってくれ気が引ける。戦力にならない俺にこんな高級品は勿体無いだろう」

「うるせぇ家族思いがこのやろうもっと金使わせろ、とリビングでライズが泣いています」

「許可するわ。もっとないの奥さんの好きなもの。何でも買いなさい」

「あぁ困ってしまう。善意で札束で殴られる」




──◇──




10号室【メアリーの自室】


「あたしの部屋……っていっても普段はゴーストの部屋にいるけどね。お姉ちゃんと連絡とかする用にしたわ」


パソコンとモニター、足を伸ばせるゲーミングチェア。とにかく最高のパソコン環境を整えたわ。ほぼ使わないけど。


「若い子の部屋って感じですね。メアリーちゃんはもうちょっとキラキラした部屋だと思ってました」


「うん。しかしこれはこれである種健全といえる。パソコンは機能するのか?」


「外のよりかなり機能に制限かかってるわ。ハッキング用と、お姉ちゃんへの緊急連絡用ね。【Blueearth】のシステム外での連絡手段が無いと色々と危ないと思うし」


ゆくゆくはこの部屋をアジトにして世界征服ってのもいいわね。このギルドハウス快適だし。


「僕はなんか親近感沸きます」


「でしょー? ドロシーはこういうガジェット好きそうだと思ったのよ。てかゲーム世界なのにゲームっ気のあるメンバー少ないのよね」


「私は招待枠でしたから。ゲームはあまりしてきませんでしたね」


「実際各界の要人の多くが招待され現実は混乱したが、なんやかんや政治的な要人は誘われなかったからか、被害は致命的にはなっていない。ゲーム好きな子が多く誘われていたんだろうな。

 俺やアイコ君みたいにパソコンに触れる事自体が少ない人は少数派だろう」


「ライズも多少は理解してたけど、あいつ機能性重視だからさー。

 『小型スキャンフォンとかでやってたな。軽いしどこでも使えるし』とかさー。ロマンがわかってないのよ」


「そんな事ないぞ。あまり触れてこなかった世界について言及を控えただけだ。お前にしたり顔で解説されそうだったから」


「なぁんであたしの部屋の紹介になったら出てきてんのよ!」


はっはっは、といつもの調子で笑い飛ばすライズ。

アルコールの成分が調整されている【Blueearth】とはいえ、酔わなさすぎじゃない? こいつ。


「しかし薄暗いな。ちゃんと電気つけなさい」


(おもむき)ィ!」




──メアリー製スーパーつよつよパソコン

5000L(ガワを中古屋で購入し、内部データを改造)

──スーパーリラックスチェア

78,000L

──サブモニター等、PC周辺機器

25,000L(ただのコレクションアイテム扱いなので安価だった)


計108,000L


コメント

「うーん節約上手」

「まぁ【Blueearth】にパソコンの概念無いからね。その辺に落ちてたの拾っただけだし。【土落】は結構色んな廃品集まってるのねー」




──◇──




11号室【ドロシーの私室】


「えへへ。ライズさんと相談しながら改装しました」


壁に掛けられた幾つもの銃火器。革張りの安楽椅子に、木製デスク。


「マフィアの事務所ね」


「俺のかき集めた銃系のコレクションで似合うやつ全部渡した。全部使用可能だぞ」


「お気に入りポイントはそっちの一枚ガラスのテーブルの、灰皿です。【Blueearth】には見せタバコしかありませんけど」


「ぶはっ、ガラスの灰皿じゃない。いつの時代よ」


「定番の凶器だろ」


「確かによく投げられたものだ」


「……ジョージ、本当に普通の警察官?」


「そうだが?」


二人が楽しいならいいけど、趣味全開ね。何の事務所なのよ。




──オフィス用テーブルセット一式

750,000L

──壁掛けの銃

0L(ライズ支給】

──刺激的な灰皿

5,000L


計755,000L


コメント

「ライズとドロシーも仲良くなったわね」

「唯一の男仲間だったからな。今後はジョージもそうだが」

「外見は幼女二人侍らす変態よね」

「どの組み合わせでも俺が変態扱いされるから変わらん」




──◇──




全体的に紹介が終わって、ロビーに再集合。


「さて、俺の番だな」


酒飲んでダラダラしてたライズが立ち上がる。順番も何も部屋改装とかしてないでしょ。


ライズは不敵に笑い、壁を指さす。


「今さっき改装が終わった。あれを見よ!」


「……エレベーターね」


普段は地下1Fが大浴場になってたけど、階段で降りてたわね。


「さぁ行くぞお前ら。本当の浪費を見せてやる!」


ウキウキでエレベーターに乗り込むライズ。

なんか嫌な予感がする……。




──◇──


「まず風呂場! ドロシーが気兼ねなく入れるよう1人用浴場を増設! ついでにジョージの分も増設! スペースが余ったのであと二つ増設!」


──大浴場(最大グレード)拡張・4部屋

400,000,000L


「地下2Fは道場として肉体鍛錬用に解放! アイコの部屋でもいいが、本格的に身体を動かしたくなったらこっち使え」


──フロア拡張(地下2F)

500,000,000L

──訓練用機材・備品諸々

280,000L

──擬似【決闘】許可申請

5,000,000L


「地下3Fは資材倉庫だ! これで窮屈な部屋からオサラバだな!」


──フロア拡張(地下3F)

500,000,000L

──資材自動整理ロボ《say-tone,plus》4機

40,000,000


「あとジョージ(ライダー)増えたからペット用に庭広げたし、なんとなくワインセラーも作ってみた」


──中庭グレードアップ

500,000,000L

──部屋追加.《ワインセラー》

5,000,000L


「というわけで豪遊勝負は俺の勝ちです」


「おめでとう。話があります。こっち来い」




──◇──




──その日から、【夜明けの月】経理担当にメアリーが就任。ライズは財布を没収され、私財資産の無断使用を禁止されました。

~ギルド紹介【アルカトラズ】~

《天地調の家族自慢》


私のための配下、【アルカトラズ】を自慢します!

現状【Blueearth】の運営は私のワンオペで回していますが、【Blueearth】内へ干渉する際は【アルカトラズ】のみんなを頼っています。頼れる家族です。

普段から真理恵ちゃんの自慢話ばかりしてるからか、みんな真理恵ちゃんの事も大好きです。


・ブラン

《拿捕》の輩を率いる白き(つるぎ)のブランちゃん!

一番仕事をしている長女です。仕事中はきっちりしていますが、意外と身内には隙を見せる子です。

仕事内容は冒険者同士の揉め事の仲裁、連行、その他武力行使。

本人の気質は常在戦場ですがあくまで奥の手なので、定期的に休息させています。

とはいえ顔は有名なので、基本的には妹たちと過ごしたり、部屋にいたりします。

食欲旺盛です。好き嫌いしないし、出されたものは何でも完食するいい子です。


・スレーティー

《審理》の輩を率いる灰の槌のスレーティーちゃん。

最も動かなくて、最もだらしない体をしています!よくないよ! 身体データは三姉妹ほぼ共通ですが。

【ギルド決闘】の監査、いろんなルールの整備や、ブランちゃんに連行された人に判決を下すお仕事です。

次女ですが最も落ち着きのある子で、ほとんど長女みたいな扱いです。

かわいい姉妹がだいすきです。みんなそうですが。

三姉妹の中でもある欲が強いのですが、まあ……そこの説明はいいでしょう。

暑がりで、すぐ脱げるよう法衣をはだけさせて着ています。よくないよ!


・ネグル

《禁獄》の輩を率いる黒の檻のネグルちゃん。

見た目は最も厳しそうですが、実際はお姉ちゃん大好きな優しい末っ子です。

投獄された冒険者さんを檻にいれ管理するお仕事をしています。ので、基本的に大監獄《黒の棺》から出ません。

監獄内にさえいればいいので、よくお昼寝しています。

最近は悪い人に影響されて悪い看守さんになってしまいました。

かねてよりもう少し悪い感じでもいいよ、とは言っていたのでいい事なのですが、複雑です。

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