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BlueEarth 〜攻略=世界征服〜  作者: まとかな
城下町アドレ/ウィード階層
13/507

13.とてもスムーズな階層攻略(当社比)

──朝。

【ライズのログハウス】


「おはよう」


起きてロビー行ったらムカつく顔が堂々と座ってるんだけど。


「おはようライズ。このGM(ギルドマスター)メアリー様を捨て置いてのデートは楽しかった?」


「陰キャ同士だとマトモなデートなんてできないってわかった。今度デートの作法を教えてくれパリピギャル」


「あたしのどこを見てそう思ったのよ。あたしも陰キャ(そっち側)よこの野郎」


躱されたか。まぁいいわ。助けられたんだし。


「question:マスター。朝食は如何されますか?」


「真理恵ちゃんは分厚いトーストが好きだよねー? バターたっぷり! オニオンとトマトたっぷりのサラダ、ニアミートスライスで挟んであるよ?」


「ありがとお姉ちゃん。……お姉ちゃん!?」


当たり前に食卓に座っているのは人類の大敵・あたしの超えるべき宙まで届く壁、天才にして天災のお姉ちゃ……天知調!


「それでですね、真理恵ちゃんがですね!

 生き物育てないと肉を摂取できないのは効率悪いわねって言ってね! 作ったんです。()()()()!」


「はぁ。世紀の大発明ニアミートはそんなきっかけで……アレって10年前くらいの発明では? メアリー何歳?」


「answer:当時マスターは7歳です」


「世間話してる場合かー!」


席にはつくけど! 頂きますするけど!

何でお姉ちゃんがいるんだってば!


「小学生だろ。そりゃメアリーもメアリーだな。賢い姉妹だなぁ」


「えへへー」


えへへー。


「違くて! なんでいるのよお姉ちゃん」


「いや俺もちょっと前に着いたとこなんだが、ドアの前でうろうろしてたんで……招待した」


「あまり接触しちゃダメかなーって思ったんだけど、やっぱり見たくて……」


お姉ちゃんはかわいいなあ。仕方ないなぁ。

ってなるかい!


「んー……顔を出すくらいならいいわよもう。こっちに拒否権無いし。

 ……別に、顔見たくない程嫌いじゃないし」


「真理恵ちゃん好き。大好き。ご飯食べ終わったらだっこします」


口に出してた。くそぅ。我が家では円満なコミュニケーションのためにハグ拒否権が無いのよね。ここはあたしの落ち度ね。心して受けようじゃないの。


「トーストといえば【Blueearth】のトーストは分厚いのがスタンダードだな。サラダもニアミートも、全体的にメアリーの好みがデフォになってます?」


「はい! ご飯とお風呂とベッドは【TOINDO】(共同制作陣)さん達を技術力で黙らせて私の管轄にさせてもらってます。私の好きなものに妥協はできませんので」


「人間らしいところあるっすね。調さんの好きな食べ物は?」


「私は食にはそこまで関心が無くて、栄養素自生畑を作って適当に接種してたんですけど、真理恵ちゃんが好き嫌い……というより食べ方へのこだわりがある子なんです。

 それが興味深くて。食べ物の好き嫌いは真理恵ちゃんがベースになってます」


……聞いてて恥ずかしい。のに誇らしい。

どっちにせよ顔を見られたくないなぁ。


「……これ調さんの前で聞くのもアレだけどさ。メアリー。多分今からでも調さんの側に付きたいって言えばOKは出ると思うぞ」


ライズの言いたい事もわかる。

別に仲が悪いわけじゃないのよ。お姉ちゃんの事は大好きなのは認めるわ。


「あたしの問題だから。言ったでしょ? あたしは、あたしが頂点に立たないと納得できないの」


そう。あたしがお姉ちゃんと違って不完全だから、我儘を言ってるの。

全部お姉ちゃんに任せれば解決するのに。お姉ちゃんに無駄な時間を使わせなければ世界はより良くなるのに。


これは、世界で唯一お姉ちゃんに甘えられる、あたしだけの悪なんだ。


「そうか。良かったですね調さん。メアリーはちゃんと【Blueearth】を遊ぶつもりらしいです」


笑うお姉ちゃん。あとライズ。

そこが何処で繋がったの? ってくらい仲良さそうにしてるけど。もしかしてあたしのいない所で会ってる?

流石にライズじゃお姉ちゃんには釣り合わないんだけど。


「search:マスターの嫉妬パラメータが上昇しています。ライズ、離れて下さい」


「別に嫉妬してない! 都合よくライズに引っ付くなゴースト!」


──平和な朝食だった。間違いなく。




──◇──


朝食を終え、お姉ちゃんは帰った。

あたし達【夜明けの月】も、遂に全員揃って攻略を開始する。


「大体1階層半日として、今日の目標は第3階層だな。のんびり行くぞ」


そういえばライズは、この《簡易ハウス》に久しぶりに入った事になるのよね。


「奥の4部屋はアンタ以外使わないって事にするけど、いいわね?」


え? と小部屋行きの廊下を見て、理解するライズ。


「そっか。そうだな。そうしよう。だがその前に8号室と9号室だけ中身を改める必要があるな。変な物無いかだけ確認する。

メアリーは8号室を頼めるか?」


「9号室は見たわよ。資料くらいで何もなかったわ。8号室ってあのスケベ部屋でしょ。あたし行かないわよ。なんかエッチなんだもん」


「えっちだから俺は入れないんだよ。頼むよ〜」


「いやよ〜。あたしがエッチになったらどうするのよ」


「なるわけねーだろ」


「ドア全開にしてくるわ」


「やめろ廊下がえっちになる!」




──◇──




【第2階層ウィード:アドレ果樹園】


第1階層とは異なり、地形は棚状の丘が主体となる。

何より目立つのは一面に広がる果樹園だ。


「かつてアドレ王国が管理していた果樹園だが、魔物の侵攻に耐えきれず破棄した。俺達冒険者は魔物退治を請け負う褒美としてここのリンゴを好きなだけ獲って行っていいんだ」


「破棄したって言うけど、随分綺麗に手入れされてない?」


「管理してる奴がいるからな」


そういう設定といえばそこまでだが。

記憶を取り戻してからよく思うが、まぁ設定まで作り込まれているゲームだ。


何人かの冒険者がリンゴを詰めている。

そこかしこに馬車や荷車を出しているのは物資運送ギルド【渡り鳥】の連中だ。ラガーマンかってくらいガタイの良いメンバーの集まりで、爽やかなのに話すと怖い。


「この果樹園のリンゴは序盤冒険者の生命線だ。タダで手に入るのにアドレでもこの先のドーランでも比較的高値で売れて、食べればHP回復にもなる。スタックも1枠999個でインベントリを圧迫しないしな」


「ありがちな序盤の救済措置なわけね。第2階層に足を踏み入れる冒険者は攻略する奴だから、ここで準備してねって感じかしら」


言われてみればそうか。

お、【渡り鳥】の爽やか兄さんが笑顔で会釈。怖い。

会釈は返すが。


と。重厚感溢れる足音。メアリーはビビってゴーストの裾を掴む。


──眼前に聳え立つは青き肌の巨人。

肩にゴブリンを乗せ、首から荒縄で縛りつけた鎌や鍬がぶつかり金属音を奏でる。

それは一つ目の魔物、サイクロプス。


「で、でっかい!」


「構えるなメアリー」


ビビりつつも大杖を構えるメアリーを制して、俺はサイクロプスの前に立つ。

サイクロプスは──大きな口を開けて、笑顔で笑った。


「こちらはアドレ果樹園全域を管理して頂いている、アドレ王国認定友好魔物。サイクロプスのサイ爺だ」


ギャギャギャと笑うサイ爺。ポカンとするメアリー。

……サイ爺はレベル70の魔物。マトモに戦おうとする血の気の多い冒険者を一発で叩きのめす、せっかち殺しだ。


「魔物なのに?」


「アドレ王国がここを手放した後も居座っていた果樹園のオーナーが、迷い込んだサイ爺に果樹園の手入れを教え込んだ。

オーナーの死後数年が経過し、なんとか第2階層の様子を見に来たアドレ王国兵団が見たのは、かつての姿のままの果樹園。

サイ爺は数年間、人類と敵対する事なく果樹園を守ってくれたんだ。そして遂に国に認められたって訳だ」


「いい話やん……」


この階層での魔物討伐は、手こずっているとサイ爺が手助けしてくれる。初心者救済措置だな。


サイ爺は他の冒険者の方に向かう。笑顔で手を振ったりして、愛されている。

なお、言葉は喋れない。肩のゴブリンが人語を理解できるので、通訳として雇っているらしい。


「まぁあたしは世界征服する女よ。そんな手助け必要ないけどね?」




──◇──




数分後、そこには木の魔物に囲まれてボコボコにされるメアリーの姿が!


「たすけてぇー! ゴーストたすけてぇー!」


「search:果樹園に住みつき人魔問わず襲いかかる擬態モンスター《トレント》です。移動速度は遅いものの拘束能力があり、気付かず前を通ると拘束され仲間を呼ばれてしまいます」


「擬態タイプの魔物は今後ずっと付き合っていく課題だな。そういうのは前衛が踏んでいくから後衛はちゃんと前衛の通った道を歩けよ」


「勝手に進んでごめんなさい助けてぇー!」




──◇──




「まぁこんなもんよ」


「記憶力に自信ないタイプ?」


ふんぞり返るメアリー。よくあんな情け無い声出したあとにそんな態度できるな。大物だぞ。


「……で、言われた通り林檎いっぱい集めたわよ。アンタ金に困ってないんじゃなかったっけ?」


「手土産用だ。……そうだな。移動しながら軽く説明しとくか」


これからどうするか。情報の共有は必要だ。


「これから向かう【第10階層 大樹都市ドーラン】は、色々あって安全な拠点を確保しなくちゃいけない。だから知り合いのギルドハウスを仮拠点としたいんだ」


「拠点階層は安全じゃないの?」


「まぁそうだな。少し警戒の必要な階層だ。一応言っておくが、他の拠点階層はそうでもないからな。ドーランは特別だ」


後は着いたら説明する。なかなか面倒な状況だからな。


「ふーん。まあわかったわ。じゃあもっと持っていきましょう」


「あ、それ毒な」


「毒あるの!? 初心者救済措置に!?」


「牡蠣だって低確率で毒あるのにみんな平気で食べてただろ。あんな感じ」


「言われてみれば……そうかもね。ん?そうか?」


「search:ライズは【クリエイター】のスキル【鑑定】で毒の有無を判断していますが、毒の有無は外観から判断できます。林檎の裏を……」


え?マジで?

ゴーストのレクチャーを受ける俺とメアリー。

……鑑定したところ、本当だった。凄い。




──◇──




【第3階層ウィード:妖隠原】


高さ2mを超える、伸び放題の背の高い草が視界を奪う。


「迷子になるなよ。あと敵は視力に頼らないからあまり騒ぐと囲まれるからな」


「任せなさい! あたしをだれだと」




──◇──




「ゴーストー! ライズー! どこぉー! たしけてぇー!」




──◇──




「今日はこのくらいにしといてあげるわ」


「お前ほんとお前マジか」


見事にボロボロになったメアリー。大丈夫か本当に。


「question:ライズ。やはりちゃんと付いていた方がいいのでは」


「……いや、メアリー単体で動けるようになる必要はある。今のまま、あくまでメアリーの意志で行動してもらう。本当にダメなら助けるから」


「ごめんね」


「いいよ」


「consent:……では本日は攻略を終了します。item:《簡易ハウス》起動します」


すっかり日も落ちた。なんだかんだ予定通りには進んでるし、今日はここまでだな。


「あたし、まだ行けるわよ」


「次の階層は昼のうちに済ませたい。急ぐ必要もないから休むぞ。めちゃくちゃ金積んで作った地下大浴場が俺を待ってる」


「地下全部お風呂だったもんね。どんだけ拘ったのよ」


「めちゃくちゃ拘った。男湯はほぼ俺しか使わないから好き放題改造したな。女湯はどうだった? そっちの改造は任せてたから知らん」


「湯に花びらが浮いてる凄いピンク色のえっち湯があったわ」


「えっち湯。」




──◇──




翌日!

【第4階層ウィード:セルナンツ川】


森の中、川沿いの砂利道。一見静かだが、森や川に魔物が潜んでいる。


「この川を5つくらい乗り越えると次の階層行きのゲートに辿り着くんだが、そのための橋が凄い遠回りしなくちゃならないんだよな」


「迂回するの?」


「真っ直ぐ突っ切る。だから明るいうちに行きたかったんだ」


「うへぇ。どうやって?」


「こうするんだよ」


冒険者界隈で有名なショートカット方法を使う。

メアリーに耳打ち。あっコイツ結構顔がいい。顔近いとドキドキしちゃうわ。


「いや早く話しなさいよ。何ドキドキしてんのよ」


脇腹を小突かれる。いたいいたい。

改めて耳打ち。


「……あー、そういう?」


少し悪い顔をするメアリー。

早速杖を持って──


「──【アイススパイク】!」


川の水面を走る氷の棘。それによりできる氷の橋。


「よし。時間制限はあるから気をつけろよー。俺はコレで浮いてるから。【スイッチ】っと」


天国送り(エンジェル・バトン)】を装備する事で浮遊。と、ゴーストが突然抱きついてきた。


抱きついてきた!?


「search:浮遊状態には浮遊可能重量が設定されています。私の重量を足しても問題ありません」


「いいけど。いや凄いイイけど! これはマズいですよ!」


あかん。突然デレるゴーストは強すぎる。

ゴーストも可愛いなぁ。いや顔が良い!

なんかお姫様抱っこの形になってる!これは耐えられなーい!


「あ、今の魔法で蟹がめちゃくちゃ出てくるから気をつけろよ」


「search:セルナンツクラブの攻撃はノックバックが付与されているものがあります。川に落とされたら囲まれて叩かれますのでご注意を、マスター」


「イチャイチャしながら指示すなー!!」




──◇──




【第5階層ウィード:魔蟹の滝壺】


セルナンツクラブの群生地。セルナンツの大滝の裏に転移ゲートがある……のだが。


「この階層で川に落ちると、第4階層の各川まで流される。さっき必死に氷の川で蟹と戦わせたのはここでの押し出しを受けないようにする対策だったわけだ」


「先言いなさいって。何回落ちたと思ってるのよ」


「あれは落ちすぎだ。【アイススパイク】2回撃って足場広げる作戦は大当たりだったがな。問題はここで落ちないかどうかだ」


アドレ果樹園以来、初見殺しが多すぎる。これでもまだウィードの半分なのだから、攻略ってのは大変なものだ。


「まぁあたしに任せときなさい。さっきと同じ敵ならコツも掴んだってものよ!」




──◇──




「ォアァーーー! 落ち、落ちるゥー! 助けてェーー!」


知ってた。


セルナンツクラブと川岸で押し相撲するメアリー。ここは普通にこうなる。


「……じゃ、そろそろ助けるか。【スイッチ】!」


取り出したるは紅蓮の大斧──【生き血を啜るデモンアクス】!

グレッグのお気に入り、そして俺もお気に入り。

自らのHPを削り威力を上げ、敵の血を啜り回復する巨大な刃!

大振りな攻撃で攻めれば蟹に押し出されてしまうが──


「スキル【武器回旋(サークル)】!」


大斧を振りかざし、大きく一回転。

隙の大きな武器でも、スキルで振り回せばリーチと攻撃力だけを利用できる。

大多数のセルナンツクラブを吹き飛ばし、道を拓く。


「マトモに相手してられないぞ。行くぞー」


「ライズ。マスターが一緒に吹き飛ばされました」


「回収ゥーーーー!!!」



〜メモ書き〜

《ライズの簡易ハウス9号室から抜粋》


・情報は命だ。ボクは【三日月】のリーダーなんだから、ちゃんと情報は残しておかないと。


・一度訪れた拠点階層へはワープ可能。但し、各拠点階層の出入り口か転移ゲートまで向かう必要あり。


・1〜9の攻略階層へはワープできない。必然的に、5.6階層が1番遠い事になる。今の所、ひとつの階層は徒歩で半日程度かかる。【ライダー】系の移動手段は必須になるだろうか?


・9階層にはフロアボスが設置されており、フロアボス討伐が転移ゲート起動の条件となっている。

強いメンバーで固めて非戦闘要員を上の階層へキャリーするのは難しい。パーティ登録するとあまり離れられないので、巻き添えで死ぬ可能性がある。


・死ぬと拠点階層まで逆戻り。攻略には数日かかるのでセーフティエリアを作り出すアイテムの所持は必須。維持費に金(L(ラベル))がかかるので、【クリエイター】系列が仲間にいると助かる。

傭兵を雇うのと《簡易テント》を維持するの、どっちが安いかな。


・協議の結果、賛成2で《簡易ハウス》の購入を決定。せめてテントにして節約させてほしいと懇願したが、ライズとツバキは自分の小遣いを握りしめてショップへ行ってしまった。

その小遣いは君たちの趣味に使ってほしいんだけど。

……なんか、日記みたいになってきた。


・9階層のように、次の階層への転移ゲートを起動するための条件があるパターンがある。あるいは転移ゲート自体が動いたり隠れたりする場合も。事前情報無しに数日彷徨うくらいなら情報屋から情報を得てから攻略するべき。

【井戸端報道】が結成された。かの理念信念が本物であれば情報用経費が浮く。ひいてはツバキやライズが金策する時間を浮かせて、各自の趣味に走る時間を増やせる。あの二人を自由にする事が【Blueearth】攻略の鍵だ。絶対に金で困らせたくない。


・ライズが地下室の風呂を無断で拡張した。ギルド資金が吹き飛んだ。ライズは今ツバキの部屋でお仕置き中。ボクは怖くて覗けない。

……せっかくだからお風呂に入ってこようかな。

すごい気持ちよかった。数日間入ってなかった気がするけど、お風呂ってこんなに気持ちよかったっけ。休憩しろってライズからの気遣いかな?

ツバキに言ってお仕置きを止めてもらいに行こう。

あいつらイチャイチャしてやがった。なんかムカついたから飛び込んで暴れて気付いたら結局3人で寝てた。

何日ぶりに寝たかな。寝るのも気持ちいいのをすっかり忘れてた。


ありがとうライズ。今日は君だけご飯抜きです。

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