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いつか

作者: すみ いちろ

いつか帰る場所 


どこか探す


遠い場所 


目を瞑る


満月が渦巻く 


みつめる彼方


黄色い螺旋(らせん) 


飛び乗る


青い夜の(とばり) 


流れる


君の心


すいこまれる


闇の中


星々が笛を吹く 


風にのる 


白い龍


金貨が流れ落ちて 


こぼれる


歌声 


耳をすます


明日をつくる 


昨日からの轟き


寝台列車 


夜空をかける


満天の星空 


瞳の中に


のみこむ


あなたの言葉


心音


嘘をつかない


獣たち 


約束は遥か遠く 


探し人


眠りの中 


駅のホーム


しまわれる宝石箱 


記念日


海の底 


日記帳


忘れた鍵 


閉じた錠前


錆びている 


心の片隅


夢の中で想い出す 


あなたの顔


いつか































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― 新着の感想 ―
[一言] 「いつか」で始まり「いつか」で終わる。 世界観に引き込まれました。
2021/06/27 22:26 退会済み
管理
[良い点] まずはタイトルと詩の結びつきがとても美しく、他のどんな言葉も、この詩とタイトルの結びつきにはかなわないと思うほどに、とても詩の内容にあっている素晴らしい題名だなぁと感動しました(^^♪ 遠…
[一言] 大切な帰る場所が見つかってもなお、そこがずっと暖かな場所ではないようなそんな感じがしました (死別や別れ、色々な事情により失われまた、帰る場所を探すようなそんな感覚になりました!)
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