表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/206

ミュラーの成長

「もう皆が目を覚ます。またね、ミュラー」


「ありがとう。クリュサオール」


 ペガサスは、天界へ帰る。ミュラーはそれを見送る。世界は再び目を覚ます。森に住む夜の生き物、妖精達も。


 朝、太陽の光で目を覚ます。あれ? 僕は寝てしまったのか……はっ! ミュラー! 慌てて顔を見る良かった。熱は下がったみたいだ。ミュラーと目が合う、ミュラーはにっこりと笑ってベッドから身体を起こし座り直して言う、


「シルフィー、僕はもう大丈夫だよ」


「良かったー!」


 とすり寄る、その僕の声で皆が起きる。ミュラーの元気そうな顔を見て安心する。そこで、エリカが不思議そうにミュラーを見る、


「ミュラー? また背が伸びた?」


「そうみたい」

 僕はもう1つ気づいた。声だ!


「ミュラーの声が違う!」

 そう言う僕にミュラー本人も気づいていなかったみたいで、


「そう? あ、ああー、ほんとだ! 声が低くなっている」


エリカも驚く、

「えーって、声変わり? ミュラーも一人前に成長しているって事かしら? 何かしら? ちょっと嬉しいわ。男の子って、こうやって大人になって行くのかしら?」


 いつになく少し興奮気味なエリカの姿が新鮮に映る……僕も子供達が成長して行く姿は、良く見て来たけど、ミュラーのそれは違う、何だろう? この違和感……


「どうしたの? シルフィー」


 少し低くなった声でミュラーが聞いてきた、


「何でも無いよ。そうか、ミュラーも大人になって行くんだね」


 スライムさんも何かを感じているようだ。そう言えばスライムさん、ミュラーの本当の姿を知っているのかな? 何となく聞きづらくて聞いてないけど……


 エリカはミュラーに

「今日は病み上がりだから、もう少しこのまま寝てる?」


「もう大丈夫だよ……でも、剣の稽古は無理かな…」

 と、申し訳なさそうに言う、


「それなら、今日は山でゆっくりしない? 自然の空気の中の方が身体も休まるんじゃないかしら?」

 エリカは嬉しそうだ。僕も賛成だ!


「うん、たまにはいいよね。お弁当を持って行こうよ」

 僕はエリカに言う、


「そうね。何がいいかしら? ここは沢山食べる物があるから悩むわね。とりあえずミュラーはまだ寝ていて買い出しは私達が行って来るから。行きましょうシルフィー」

「うん!」


 とエリカの肩に乗り一緒に出て行く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ