表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
204/206

魔王の最後

 闘いで皆の体力は消耗していく。フレアが回復魔法を上手く調整して皆の補佐をしている。そんなフレアを魔物が狙う。僕は竜巻でその魔物を倒した。エリカと魔王は戦っている。エリカは他の魔物にも狙われたりしていた。僕は考えた。結界を作ろう! エリカが魔王だけに集中出来るようにと。僕はエリカの傍に行く。


「エリカ! 結界を作る。魔王だけに集中して戦って!」


 僕はエリカと魔王を結界の中に入れ、その他は入れないようにした。突如、結界の外へと追いやられ困惑する魔族達。ミュラー達はその魔族、モンスター達を叩く。


 魔王に向かってエリカが言う。

「これで二人だけになったわ」


「そうだな。エリカ強くなったな」


 魔王は嬉しそうに微笑む。


「でしょう? 私、頑張ったもの」


 エリカもにっこりと魔王に笑顔を向ける。その後二人は距離を取り戦闘態勢に入る。



 結界の外ではアリーナやミュラーが、クイーンアント、キラーアント、フォレストウルフが連携をとりながら他のモンスターと闘う。


 魔王ルシファーは言う。


「さあ。続きを始めよう」


 再び開始された闘い、その戦いをエリカは不思議と楽しいと思っていた。それは、魔王ルシファーも同じようだ。


「楽しいなあ。エリカよ」


「ええ。楽しいわ」


 剣を交え、互いの顔を見合ってそう言った。結界の中で聞こえるのは互いの剣の音だけ。エリカも体力は奪われて行く。フレアでも結界の中にまでは魔法は干渉できない。


 そこで、エリカが一瞬ふらついた。一瞬だったが魔王ルシファーは見逃さない。その剣がエリカを貫いた。そこでエリカは魔王に貫かれた剣と魔王を自分に引き寄せる。剣はエリカの身体に沈んでいく。そして黄金の剣二本を自分の魔法を使って、魔王の背後から自分と共に貫いた。


 二人は地上に落下する。エリカはその途中であのオジュマネルの薬を噛んだ。そして、ルシファーに言う。


「‥‥‥ルシファー。やっと貴方を捕まえたわ」


  魔王ルシファーの首にしがみ付きエリカが言う。剣は貫かれたまま、二人は地上に落ちた。




  僕は結界を解く。皆がエリカの所に集まる。ミュラーが刺さった剣を慌てて抜く。


「エリカ! 薬は噛んだよね?」


 ミュラーが必死に問いかける。


「ええ。噛んだわ」

 

 と、か細い声で答える。


 魔王ルシファーが討たれた‥‥‥その様子を見た魔族達は退いて行く‥‥‥。




 そこには、エリカとその仲間、魔王ルシファーだけになった。


 瀕死のルシファーは互いに倒れているエリカを見つめる。そしてその手をエリカの頬に当てる。


「‥‥‥こうして君に触れたかったんだ‥‥‥ずっと‥‥‥」


 エリカはその手を掴み。


「私だって、貴方に触れたかったのよ」


「そうか。思いは同じだったと言う事なのか‥‥‥」


 天を仰ぎ魔王ルシファーはそう言うと力尽き目を閉じた。その顔は笑顔だった。




 僕達は勝った‥‥‥エリカは笑顔で身体の半身を起こす。だが、エリカはごほっと血液を吐くと再び倒れてしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ