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ヒッヘナリマニトイ(短編)

作者: 鍋ノ縁冗句

ガリガリと音がする。

何かが削れるような音。

ポロポロと落ちていく欠片。

フワリフワリと飛んでいく粉塵。

誰かが踏みつけ、誰かが吸い込む。

そんな心のゴミが今日も地球に現れる。

人が地球を汚すのか、地球が人を汚すのか。

どこか遠い星に願いを込めて。

地球人です。

心が痛いです。

優しさはどこでしょう。

探しています。

どこにあるのでしょうか。

優しさは口にありました。

音に優しさは宿ります。

心など人は持ち合わせていませんでした。

経年劣化していく臓器と同じように、心もまた日々劣化していくようで、止める術もなく、止める必要もなく、単なるフィルターでしかない心は初めから消耗品なのでした。

人という生き物は過大評価されすぎていて、むしろ悠久を漂うコロイド粒子、名も無きコロイド粒子達の方にこそ評価の的を用意してあげるべきだと。

心は磨り減り舞い散りコロイド粒子となった時に初めて理を見出す。

くしゃみをすれば分かるだろう。

さしずめ意味はないけれど。

サッと書いたものです。

迷走中の作者より。

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