書籍化しなくてもいいから好きに書いていたいという強がり
書籍化作品を量産している作家さんの中には、書籍化の為に大して書きたくもない物語を書いているとか耳にします。
チートやハーレムといったテンプレモノは馬鹿らしいと思いながらも、人気の為には仕方ないと割り切っているとか。
また、序盤でランキングに載らなければ書くのを止め、新作に移るとかも聞きました。
数万文字書いて打ちあがらなければ書籍化が難しいからだそうで。
自分には全く想像がつかない境地ですが、もしもそうだとしたらお金の為に外で仕事をし、趣味で創作している私の方が執筆を楽しめている気がします。
それに、特別書きたいでもない物語をお金を得る為として書き、本当に売れるのかと心配するよりも、普通に労働した方が給料も安定しているし、売れないかもとか余計な心配をしないので、精神衛生上も良いのでは?
まあ、労働は労働でストレスもありますし、執筆の時間が確保出来ないとか、疲れるとかの問題はありますが・・・
はい、まあ、負け惜しみではあります。
ただの強がりです。
単純作業は飽きますし、体が疲れて執筆どころでは無い場合もあります。
人間関係の大変な職場だとそれだけでストレスとなり、下手をすれば鬱になってしまうかもしれません。
また、自分の考えた物語が実際の本になり、本屋に並ぶのは夢でもあります。
それだけでも目指す価値はあるとは思います。
でも、私の一番の夢は遊んで暮らす事であって、仕事としての物書きになりたい訳ではありません。
ですので、特に書きたいと思わない物語に時間も労力も心労も費やすくらいなら、外の仕事で生活の資金を稼ぎ、書きたい物語を好きな様に書いていた方が余程マシに思えるのです。
つまり今の状態ですね。
尤も、考え付いた物語を好きな様に書いて、それでお金を稼げれば一番良いですよ?
でも、そんなのは極々少数の例外ですよね。
一部の才能豊かな人を羨んでも仕方ない。
私は私の実力でやっていくしかないのですから。
でもまあ、最初は嫌々ながらでも書いている内に好きになるかもしれないし、アイデアが沸いてきて面白くなるかもしれません。
それに、読者を楽しませる技術は間違いなく磨かれるでしょう。
出版社が求めるレベルの作品に仕上げるのは、プロとしても当然でしょうし。
読者の求める物語を研究し、愛されるキャラ作りや盛り上がる展開を徹底して考えるなど、私には到底真似出来ない執筆姿勢です。
私がやっているのはタダの趣味活動で、どこまでいってもアマチュアなのでしょう。
真剣味が足りないと言われればその通りです。
なんせ遊んで暮らすのが私の求める所ですから。
結局、自分の思った通りにやってみるしかないのでしょうね。
人の忠告を聞き入れて失敗しても、責任を取るべきはそれを選んだ自分。
言う通りにやって成功したら感謝すれば良い。
人のアドバイスを聞き入れなくて失敗したら、自分はなんて馬鹿だったんだと思うだけ。
我が道を進んで成功したら、それは素直に誇れば宜しい。
自分の思う道を進んで失敗しても、恨むべきは自分。
それだけでしょうね。
でも、技術は進み、我が道を好きに行きながら尚且つお金を稼ぐ手段はあります。
電子書籍として作品を自分で販売する方法です。
これを生活の糧にする程ではないけれども、安月給を補う程度には出来るかもしれない。
収入の柱は労働で得て、お小遣い程度でも良いので電子出版からの収入があれば嬉しい。
それなら好きに書いて金銭面でも満足が得られそうです。
電子書籍の売り上げが仮に年間50万円でも、それは年収400万円が450万円になるということ。
結構大きいですよね。
自分の作品で年間50万円も稼げるのか?
それは知らん!
物語にあった絵師さんを見つけられれば、あるいは・・・
すみません、真面目に働きます。