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一心不乱にもふる

ふわふわとした温もりにあがらえずもう一度寝てしまおうかと、怠惰な考えが頭をよぎったけれど早起きしなければ高校に間に合わない、と思いゆるゆると上体を持ち上げた。


「ん…?」


何かとってももふいものに触れた気がする。この触り心地はヤバイ。


何故か疲れて、重く感じていた腕がスッと上に持ち上がる。


もふまふ、ぱふん!


これは最高級のもふもふ!150点!!!!!


もふもふを極めたモフリストの私が言うのだから間違いない。ちなみにモフリストとは今適当に作ったものだ。


「ふわぁ…」


欠伸をしながら何の毛皮かも確認せずに私は私はそれをもふる。


もふもふもふもふもふもふもふ


ふとだらしがない体勢を立て直すために左手を横に払う。


ぱふっ!


「っは!?」


左手がさっきの毛皮よりも弾力のあるもふもふにぶつかる。なんということだ。目の前のもふもふに気をとられていたが私の周りには他にも、もふがいるようだ。


ぐるりと首を回せば私は予測というか、希望というかが真実だと気付き歓喜した。私の周りにはもふもふが少なくとも二匹いると分かった。



高校に行くなんて出来ない!何故か母親の怒鳴る声もしないし、もうもふもふに全力を尽くす!



私はそのもふが何かも知らず、また私自身に起きたことにも気付かず私はしばらく怠惰な時間を過ごすのだった。

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