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寝とられ男の足掻きと挽歌  作者: ピョン太郎
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真相

「あんた昔の事は覚えてないのか」

俺は今は動く骸となった義父に問いかける


「肉体と実体の檻に囚われし日々の事か。無論覚えている。私が魔王様を呼び出し、肉体と実体の檻から解き放たれた素晴らしき日迄、全てはっきりと覚えておる。

貴様に冥土の土産にあの日起こった事を全て教えてやろう。

あれは貴様の元から私の娘アイーシャが帰ってきて半年程の事だ。

私は、私の娘が不貞を犯し、伴侶と離別した事を嘆いていた。

夫に問題が有るならばともかく、娘の不貞と為ればもうまともな相手との結婚は望めまい。街を歩けば後ろ指を刺される事もあろう。

今思えば愚かな事だ。その様な下賤な事にとらわれていたとはな。

だがそのお陰で魔王様に仕える機会とこの素晴らしき力を得る事が出来た。」

そう言い、おぞましい声で笑い出す。

「そして、私はこの指輪に出会ったのだ。」

そう言い、右手をこちらに見せつけるように差し出す。

その色とりどりの美しい宝石があしらわれた指輪の中に、場違いに1つだけ妙に禍々しい骸骨を象った指輪がはめられていた。

「死者の指輪と言い、これを使えばリッチを召還し、生者の魂と引き換えに思うがままに操れるという。私は、その頃台頭してきたヴァルゴと共に貴様を葬り、貴様に全ての罪を擦り付け、アイーシャを非道な男の元から逃げ出した妻という事にする計画を立てた。事が成った後、貴様に罪を被せる為、貴族に賄賂も渡し、貧民の内から生け贄を用意し、万全の準備で召還の儀式を行った。

だが召還されたのはハイリッチ、魔王様だったという訳だ。」

そう言いまたおぞましい声で笑い出した

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