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閑話:実家へ

…今日は1月15日、午後21時…俺は現在、魔術師特務捜査官の日本支部ではなく、新幹線を使って山形へ向かっていた…俺はウトウトと…若干眠たい…



それも無理はない…朝一番に休職届けを出すと、そのまま船で都内へ…そして直ぐに最終電車で山形へと向かって要るのだ…眠くない方が可笑しい…



…そんな時、俺の携帯電話がなり始める…俺が懐から携帯を取りだし着信を見ると…そこには、"凛"と言う文字が出ていた……あいつもしかして、帰って来なくて良いって言うんじゃないだろうな?



…そんな予想を立てながら、俺は電話に出ると小さな声で喋り出す。




「凛か…今、新幹線の中なんだが…」



『三上くん!新幹線って…随分来るのが遅いじゃない!』



「仕方がないだろう…引き継ぎとかに時間が掛かったんだからな」




……本当に、時間が掛かった…書類の整理が主な仕事だった俺にとってそれほど大変な仕事では無かった…しかし、部下達は…どうも書類整理に馴れていない為か…教えるのも一苦労…それに、俺の穏健派の代表の取り扱い説明書を部下の一人に渡したのだが…



「俺一人じゃ無理っす!!」っと泣きつかれ…もう二人程、人員を回してもらった…あいつも、もう少し落ち着いてほしいものだ…




『仕方がないわね!つく頃に改札口に迎えに行くから!』


「あぁ、わかった」




…どうやら、俺が中々山形に来ない事に痺れを切らして電話を掛けたらしい……俺はそんな事を思うと…少し眠りについた…





……現在23時10分、俺が新幹線を出ると…山形は雪が降り…身を刺す様に風が冷たい…久しぶりに感じる山形の寒さに俺は懐かしさを感じると…一番遅くにホームを後にし、改札口へと向かう…改札口を通ると…そこには笑顔で俺に手を振る一人の若い女性…こいつが、俺の育ての親である篠崎 凛である。





「三上くん!お帰り!」



「ただいま、…執事はどうした」




…俺は凛に挨拶した後にあることに気づく…いつも外出する時に行動を共にする…執事が見当たらない…何故だ?



「へっへーん!それはね三上くん、これは新しい魔術でね!こっちに来て!」


「えっ、凛」


俺は凛に手を引かれ…誰も居ない、個室トイレの側へと連れて来られる……新しい、魔術だと?


「それじゃあ、行くよ!"転移トランステーション"」




…凛の言葉と共に…俺の目の前が、寒い駅ではなく…自宅である玄関に居た……嘘だろう


「凛…説明しろ。俺はこんな魔術知らない」



「そうね、それを含めて三上くんを呼び出した理由も変わっちゃったし…説明するからとりあえず、私の部屋に行こう!」



凛はそう言うと、靴を脱いで自室へと戻る…俺がそれに付いて行くと…凛の部屋にある豪華なソファーへと座る



「さて、説明よね!…先ず、三上くんを最初に呼び出した理由は神であるガイア様に頼まれたからなの!」



「ガイア様って…確か、地球を管理している神だったよな」





…俺の育ての親である凛は、神の言葉を聞き、それを人々や魔術師に伝える"神官"だ…神官は歳を取らない…既に凛は1254歳だが…見た目は20代のまま…あと何年…何十年生きるかは定かではない…しかし、神官とはそう言う者だと凛は笑って言う…俺はそんな長い時を生き抜きたくないと思うけどな…




「ガイア様のお話はこうだったの「面白い魔術師の少年が居るからその子の叔父に紹介状を渡して♥」って…それで、三上くんにもその面白いって言う少年に会わせたくて呼んだの!」



「…それが最初の理由か…それで、変わったって言うのは何だ?」




…寧ろ、俺は後の理由の方が一番怖い…まさに、俺の今後が左右されて居るからだ…何故分かるって?…何年、この我儘な育ての親と一緒に居たと思う!!


…既に未来がこの女に決めていられようとしても、…ある一種の下僕である俺はなんやかんやでそれを受け入れる……本当に俺はこいつの下僕だ



「うん、実はね。そのガイア様が言ってた魔術師ってのがね!なんと、魔導士だったの!」


「!?、ま、魔導士!だと?!」


…俺はその話を聞いて息を飲む…




…"魔導士"それは何百年かに一度、魔術師の中から選ばれて現れる…魔術師の王…魔導士は魔術師が危機に陥る時に現れ…世界に変革や革命を起こすとされている…魔術師特務捜査官内部では、ある意味…過去に起こった不思議説、陰謀説、御話説…として、伝わっている…伝説級の人物であるのは間違いないのだ…



…因みに、俺はそれが本当で有ることは既に知っていた…何故らこの凛こそ…先王である アルステール=ガルゼルフの妻である人物だかだ…



「そうよ!しかも、この春から私が理事長している蘭乃高校に入学するの!」


「なるほど…それで」


「だから、三上くん。教師して!免許持ってるし!そして、魔導士の戦友として…戦いなさい!」



「はぁ?!戦友、だと!」


…戦友…それは、魔導士と共に戦い世界を変革、革命を起こすとされている…仲間達だ……その一人に俺が、…無理だろ!



「いや、俺には無理…」


「えー!駄目!もう、魔導士くんの方には許可貰ってるんだから!」


「既に貰ってるのかよ!準備と根回し速いなぁ!おい?!」




…俺はそれに呆れつつも…何となく、その魔導士の事も気になる…寧ろ、魔導士の戦友とはそれだけでも、魔術師にとったら価値が高い…しかも、魔導士は新たな魔術を産み出せる…俺は色々な事に興味が有るようだな…俺はそう思うと…怒りの表情を…苦笑いに変えて、凛に向ける。



「分かった…教師も戦友もやってやるよ…」



「流石、三上くん!あ、それから明後日から先生として行ってもらうけど、魔導士くんの副担任やってもらうし、まやも同じクラスだからよろしくね!」




「すいません、母さん…先程の話は無かったことに」



「無理です!決定事項ですー!」



この女!!態と言わなかったな!!?…篠崎 まやは凛の孫娘である…俺の事を人間なのに魔術が使える事が気に食わないらしい…その為、俺は高校を卒業後は…東京の大学へと進学した…あれから、10年近く…まやとは会っていない…さらにグレードアップしているのは間違いない……そして、成るべく会いたくない…しかし、俺は教師として毎日まやに会う…しかも、副担任だ…胃痛が半端ないな…



「それで、今日はどうする?別館に泊まる?」


「そうする…早くアパート見つけなくちゃ、こっちの身が持たねぇな…」



…特務捜査官として貯めた金が有るし、何とかなるか…



「…あ!だったら、私の昔の別館使ってよ!春からは魔導士くんも使うし!食事担当として居てよ!」



「いや、教師と生徒じゃ問題だろう」



「大丈夫よ!魔導士くんも男だし!魔導士くんには私から言っとくからさ!ね!」



……これも今、決定事項として乗せられたな…はぁ…仕方がない…



「分かった…明日からはそっちで暮らすから…」


「うん!そうして!」




…全く、俺の育ての親は我儘だ……俺はそう思うと、凛からは、後は特に話が無かった為…俺は執事に案内され…その日は別館で休む事にした…



…次の日、俺は自宅に残っていた昔の荷物を纏めて…まやとは会わずに、昔…凛が住んでいた別館へと引っ越した……これから、教師として…生活する為に…

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