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ーーーあの面接の一から1週間後。今日は萩原が自宅を訪れる日となり、俺は準備をしている…っとその前に……


俺は部屋の側に誰も居ない事を確認し、…部屋の中央へと片足を立て、…ガイアの名前を呼びながら祈りを捧げる…



ガイアー聞こえてるのかー?



"あれ?その声はふーたくん♥久しぶりだね!今日はどうしたの?"



…本当に祈ったら繋がったなー、おっと。ガイアに聞きたいことが有るんだ…神官ってお前が差し向けてくる許嫁なのかー?



"いきなり、唐突に聞くね?…んー、間違いではないけど…神官は女同士や男同士でも発生するんだよ!"




…はぁー?!つまり、神官は男って事もありえるのか?!



"うん!しかも、神官は魔王と同じで魔導士によって現れる人数も違うんだ♥"



…いやいや、男ありのハーレムなんて俺は求めてない!!




"大丈夫だよ!男同士でも子供が出来る薬なら神の世界にまだまだ沢山あるし♥"



やめろ!腐女子が好きそうな展開を言うんじゃないーー!俺は女の子が好きなんだからーー!!!



"まぁ!神官は僕が決めるからさ!誰がなるのか楽しみにしててよ!"



…スゲー嫌な予感するのって気のせいだよなー…




"それじゃあ!ふーたくん!僕今忙しいから、またね♥"





…そう言ってガイアの声は聞こえなくなった……あいつ逃げやがった!!ぜってー要らねーからな?!男なんて!!……本当に……要らないですよ、…ガイアさん?





……それから、2時間後…俺は指輪になった二人と一緒に転移トランステーションによって、高校より300mほど先にある丘に来ていた。



「…萩原さん、遅いなー」



「既に時間は過ぎていますね」



「うむ、どうかしたのかの?」



既にフフルクとエールは指輪から出している……萩原さんにエールを紹介してなかったし、遂に普段俺と一緒にしか外にでない二人に気を使っての行動だ……俺はなるべく外に出たくないからな…


…二人は文句は言わないが、…最近は指輪で行動することが普通になりはじめているし…俺は二人にストレスを溜めないでほしいと思っているからこその行動だ。



「まー、萩原さんは一様理事長だからなー」


「一様で悪かったわね!」


「うおー?!いつの間に来たんだよ…」



俺がフフルクの言葉を返すと…何処から現れたのか不明な萩原の声が俺の後方で、その言葉を響かせながら現れた…少し怒っている様子で…


「どうかしたのか?」



「少し、孫娘がね…」


「孫いるのかよ!?」



怒ってる内容なんかより、孫娘がいる方が気になるんだけど?!



「居るわよ、だって私アルスの子供を身ごもってたし」


「うむ、それでその孫娘がどうかしたのかの?」


「実は息子とも話したんだけどね、うちの孫娘…まや、って言うんだけど…どうも人間が嫌いなのよ」


「人間が嫌いって…普通そうじゃないのかー?」


…現に、今までの魔術師の歴史とかを見ている限りでは…戦争とか多いし、…


「いや、魔術師は人間は嫌いではないぞ。寧ろ婚姻関係になることも珍しくないのじゃ」


「はー?!、ちょっと待て!なら何で記憶を消したり、今まで隠蔽したり、」


「ふーた、我の話を聞くのじゃ。…確かに、隠れているのは間違いない…圧倒的に魔術師より人間の方が人口は多い、人間と言うものは未知の者や力を排除する傾向がある。

だから、魔術師は見られた人間の記憶を消したりしておる…しかし、魔術師は何も人間と対立しているだけで、極一部の理解がある人間とは繋がっておる…それにの、人間との間に魔術師は子を成せない訳ではないのじゃ」


「…えっ、…」


「魔術師は人間と愛に落ちる…それは、種族の壁を越えた行為じゃ…しかし、現に魔術師と人間の間に子は出来…そして、魔術師として産まれてくるのじゃ」


「全員が魔術師として?」


「勿論全員が魔術師ではない、中には人間として産まれてくる子も少なからずおる」


「…そして、ここからが私がさっき言ってた内容に関わってくるのよ…私の息子の一人が魔術師でもあり人間でもあるの」


「はっ?魔術師でもあり…人間?」



「良く分からないよね…私には息子が二人居るの一人はアルスの子供のルイト

…そしてもう一人の息子は25年前にルイトの親友夫妻が亡くなった時に私が引き取った子供よ…彼は人間でありながら、魔術が使えるの」


「人間なのに…魔術が使えるってー…普通はありえないんじゃ?」


……俺は、晴野や夏から魔術について少しばかり話を聞いていた…


…人間は魔術師と違って魔術を起動させる体は持たない…いや、持てない…それは、魔術の発動による膨大な自然エネルギーは人間にとっては毒であり、体の再生する皮膚や細胞が死んでしまう…その為、魔術を使う人間は死を覚悟して、たった一回発動出来るか分からない呪い魔術を発動させようとする……それは、人間の"憎い"と言う感情は強力…魔力と同じ効果をもたらす…そして、憎しみを持った人間は必ず、呪い魔術に手をかける……それが、俺が知っている魔術の基礎的な内容だ。


「そうよね…でも、彼の体は他の人間にはない、ある臓器がある事が解ったの」


「臓器?」


「"魔臓マゾウ"と言って魔力や発動の基盤、身体にかかる負担を全て補っている臓器よ。…それが発覚したのは彼が、6歳の時…階段から転げ落ちてね病院で精密検査した時に、その事が発覚して…幸い、その病院の医師は魔術師でね…問題に成らずに済んだの」


「…でも、何でまた…」


「…分からないの、でもね。彼は私の息子…それには何の偽りもないよ?…大切な家族…でもね、孫娘は…彼が嫌いなの」


「…何でだ?血は繋がっていなくても…」


「…孫娘は昔から魔術師としてのプライドが高いの、それで…人間、しかも強い魔術を使える彼を…孫娘は小学校に上がると…差別したわ…"雑種"と言って…」


……あ、やばい。その孫娘ムカつく、…



「…ふざけんじゃね、何が"雑種"だ…」


「か、釜崎くん、」


「…何で、俺みたいな餓鬼の女がそんな偉そうなんだ、プライドだぁ?、人間だぁ?魔術師じゃねぇからだ?…その孫娘、ふざけるのも大概にしろしろよ…そんなのただの逆恨みとエゴじゃねーか…そんなもん、何の権利が合ってぇ、?!」



俺の暑くなっている頭に…いきなり背中に触れる感触に気付き…後ろを向くと…俺よりも体が小さな…赤髪の少女…フフルクだ…



「ふーた!少し落ち着くのじゃ!魔力がダダ漏れしておる!押さえるのじゃ!魔力は周りの者に影響を与える!…落ち着くのじゃ……」



フフルクは顔を俺の背中にくっ付けて話しているのが分かる…えっ?魔力がダダ漏れ?!



俺は自分の中で流していた筈の魔力が…外に放出され、辺り一面どす黒い色のオーラが漂っていた……え?!うそ!これ俺がやったの?!



俺が周りをキョロキョロして見ると、篠崎は唖然とした顔に額に少量の汗……逆にエールは顔を真っ青にさせて…ダラダラダラダラっと…大量の汗を……って!エールさん?!大丈夫です?!!



「ご、ごめん…つい、カーーッて…」



「大丈夫じゃ、…我も少しムッとして魔力を出しかけたからの…殺してやりたい」


て、お前もかい!!俺よりフフルクの方が現在進行形で危険人物なんですけど?!何、ボソッと篠崎さんに聞かれないように言ってるの?!……あー、何かもう帰りたい…



「俺はもう大丈夫だー…フフルク離れて良いから」


「うむ、ようやく正気に戻ったか」


「いや、フフルクが抱き付いた時に正気に戻ったけどー」


「う?!な、何故では直ぐに魔力を体内に戻さなかったのじゃ!」


「いや、周りの状況にビックリして…」


…てか、フフルク…顔赤くないか?……まさか、恥ずかしかった?……そう考えると、、、…




「ん?…はっはーーん…そう言うこと!」


「「何が!そう言うことだ(じゃ)!!」」


くっそーー…フフルクので俺も恥ずかしくなって…でも、フフルク…何で、、、



「お姉様、怒らずに。先ずは話を進めるのが先決です」


「う、うむ。そうじゃの…で、その息子は現在何を?」


「普通の会社員だったんだけど、今回釜崎くんがこの高校に入学するでしょう?だから、休職届けさせて戻ってきてるの」


「ちょっと待て!何で、俺が高校に入学するのと関係があるんだー?」


「釜崎くん、魔導士でしょう?言っとくけど、魔導士は戦ってくれる戦友を見つけるのを忘れちゃ駄目なの!」


「戦友…俺の婆ちゃんみたいにかー?」


「そう!魔導士とは世界の揉め事に巻き込まれるのは当たり前なの!だから代々の王、魔導士達は仲間を集めて世界の争いに立ち向かって行く…そこで!私の息子を戦友として!」


「あの息子さんを?…本人の許可は?」


「そんなの関係ないから、大丈夫!」



……この人、母親…ちゃんとやってるのか?…何だか、息子2人が少し可哀想に思える……俺の父さんと母さん…まだ、この人より断然良いような気がする……母さんはこの人系のノリとかは有るけれど……


「…それで、その息子って?」


「一様、うちの高校で釜崎くんの副担任になるから、それまでのお楽しみって事で!」



…そう、篠崎は言うと俺に向かってウインクをする……見た目若いけど1200歳半ばだからな?俺の婆ちゃんより年上だからな!!


「それより!アリリの所に行こう!早く会いたいから!」


「わかったー、それじゃあ行くぞ?」


俺は萩原の腕を掴むと転移トランステーションにて家へと到着した……あ、フフルクとエール忘れてきたーー?!!!




………それからと言うもの…俺は迎えに行った先で、二人の修行(お叱り)を行い、再び家のリビングへと飛ぶ…



「リンクは何も変わらないね、」


「えー?そうかな!アリリもそんなに変わってないよ?」


「そうかな?最近、化粧のノリとかは最悪だよ?」


「なら、今度!私愛用の美顔器とか持ってくる?家に沢山あるから!」


「そうなの?悪いわね」


「いいわよ!別に~」


…なんだろう、ここに20代のOLの会話をしているおばあ、


「釜崎くん!何か失礼なこと考えてない?」


……いや、何で考えてること分かってるの…ガイアじゃないんだからさ?ねえ?


「あ!そうよ!アリリ、釜崎くんのお家無料で提供するよ?私の昔の家があるの!古いし、少しボロボロだから」


「いいのかい?月1万の光熱費3000円でも私の家は助かるけど…」


「問題ないわよ!アリリには昔お世話になったしね!」


「そうかい?ならお願いしようかね」


「それじゃあ!今ら家見に行こう?」


「そうしようかね、ちょっと長靴取ってくるかな」


祖母はそう言うと、玄関に向かって行った……まぁ、婆ちゃんの親友って事もあって篠崎さんの事は俺は信頼している…母親としてはどうかと思うけど……そんな事を思っていると、祖母が長靴と上着を持ってリビングに入ってきた



「それじゃあ、ふーたよろしくね」


「うん、それじゃあ皆俺に掴まって…」


俺がそう言うと、フフルクとエールは凄い怖い笑顔で掴まって来た……うん!もう絶対忘れません!!




俺達は先程の丘に転移トランステーションすると、篠崎が「家はこっちよ!」っと言い、先頭を歩き始めた…


「山形ってこんなに雪が多いんだなー」


「ここは一様山だからね!町中はこんなに雪はないのよ?」


「昔はもっと雪が多かったのよ、これでも地球温暖化で少なくなった方だから」


……さすが、雪国暮らしが長いご長寿達は色々と知っている…


……それから、10分位進むと…そこには明治に作られただろう…和洋折衷…その言葉がしっくり来る建物だ…そして2階建てでかなり大きい…俺…ここに住むのか?!


「どうぞ!一様掃除は済ませてあるから」


篠崎さんが施錠されていた鍵を開けると…中は大きな玄関ホールに、高そうな絨毯…そして階段は木製だが、式場の外にある階段の様に大きい……篠崎さん、この家一体なんなの?


「懐かしいな!、昔はここで日本軍の方や富豪の皆とよくパーティーをしたの!あの頃の日本は強者には屈服する精神だったからやり易かったなぁ」


…昔の日本人…つまり、100年とか200年前か?…


「そうね、昔はこれほど人間が発展するとは思ってなかった」


「人間も進化してるって事よね!」


……とりあえず、他の部屋を見てみるか…


俺は他の部屋を次々と見ていく…談話室、食堂、パーティー会場、厨房、トイレ3つ、風呂場(小)、風呂場(温泉、豪華)、客室7つ、主賓室…それに少し離れて繋がっている所にお使いの人が使っていた部屋が10……って多すぎだろうー!!


「これ…掃除が大変そうだなー」


「それは問題ないわ!私の家の人が月1回、釜崎くんが学校に行ってる間にお掃除してくれるから!」


「…まぁ、助かるけどさー…」


「本当にいいのかい?…リンクの家は初めて見たが…こんなに豪勢だとは知らなかったよ」


「うん!誰も使わずにボロボロにするのは勿体ないからね!是非是非!」


「それじゃあ、お言葉に甘えるね」



……こうして、家をまた一通り見ると…俺は篠崎に転移トランステーションを教えると…3人をつれて家に向かって飛んだ……つーか、フフルクとエールは感心しっぱなしだった……神の世界とは大分違うらしい……はぁ、疲れた…

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