懐かしさ
私が見ない間に昔に見た町はどんどん変わっていく
昔よく通ったジャズ喫茶やレコード店、思い出の場所がどんどんとなくなってきている
新しくできた店はオシャレな店ばかり、
悪くないと思うが、
昔のモダンな雰囲気をまた味わいたいと
思ってしまう。
昔喫茶ではよくモーニングセットを頼んだ、
対してそんな特別なものじゃない
熱々のトーストに質素なサラダ、ホットコーヒー、どれもなんだかぱっとしない感じだが、店の雰囲気がそれを美味しくさせる
もっと美味しい物のほうがいいだって?
俺は全然美味しいとか気にしないね
何より居心地がいいんだあそこは
かっちょいいジャズが流れてさ
静かな空間でゆっくり時間が流れる
それだけで金を払う価値があると思うよ
・・・
まあ、なくなってしまったんだがな
あれもこれも
店側の事情もあるのだろう
少し寂しくなりながら今日その町を歩く
だが時々、昔からある店を見つけると
私は嬉しくなるのだ