サキュバス・にゃいとめあ!
通学時間でどこまで書けるか?をテーマに書いてみました。
そんなに長くないです。
実は物凄く下らない理由から書き始めました。
まぁネタバレ・・・も何もないですが、回避のために後書きで!
「あーもうめんどくさー!こんなのファミレスのドリンクバーみたいなノリで選んじゃってもいいよね!」
なんだか不機嫌そうに頭をかくこの女性。
手元には「デッドエンドりすと~!」と書かれた紙が置かれている。
おまけに何やら下手くそな落書きがしてある。
本人曰く、アルパカの絵らしいが、見た感じは異界の四つ足動物。
「あーもう!こんなのセンター試験のようにロトシックスすればいいよね!好きな数字を選んで塗るだけー」
そういいながら適当にその落書きされたリストをペラペラめくり、本当に好きな数字をマークした。
「はい、じゃああとはこれを提出しといて!しくよろ!私は提督になってクッキー焼いて不可能弾幕避けるから!」
近くにいた少女にリストを放り投げると、一仕事終えたと言わんばかりにソファーにゴロン。
ノートパソコンを起動した。
翌日。
「連れて参りました」という少女の声に目を覚まし、嫌々体を起こす。
「あー寝落ちした・・・しまった!遠征出し忘れたじゃねーか!」
パソコンの画面を見て慌てるこの女性。
「で、なんですか?ここは一体?」
連れて参りましたと案内された方、つまりは連れてこられた方の男性が声を出した。
「お前は死んだんだ。だから助けてやった。感謝しろよ?」
女性は唐突にそう言った横で、少女は微妙な顔をしていた。
昨日のロトシックスを知っているからこそ、感謝しろよ?という台詞に違和感しかない。
「死んだ・・・?まさか昨日線路に飛び込んだカラスを助けようと電車に真っ向勝負をいどんだとき?」
「・・・そうだ!(こいつ馬鹿なんじゃねーの?)」
「やっぱりかー。カラスは飛んでっちゃうし俺はかすり傷だったし万事解決だと思ってたら死んでたのかー」
「でも心配すんな!この心が蕨市並みに広いサキュバス様が特別に生かしてやった!」
蕨市とは、埼玉県にある最も日本で人口密度が高い市。
人口密度が高いということで、広さはお察しである。
「サキュバスってことは、ここは夢のなか?」
「限りなく夢に近い現実だ」
「1つ聞きたいんだけど、サキュバスって何?あと、なんでジャージなの?寝巻き?」
「2つも聞いてきやがった!まぁよろしい答えてやろう」
そういうとサキュバスは説明を始めた。
「サキュバスってのは悪夢の女神。男神はインキュバスだ」
「インキュバス・・・昨日の科学の実験で使ったぞ!」
「それインキュベーターだろ!保温機のことだろそれ!」
このサキュバス、いつの間にか突っ込むようになっている。
「ジャージなのはあれだ、ほら。楽じゃん?あんま働きたくないし」
「分かるわー」
「お前には働いて貰うために来てもらった。ようは使い魔?」
そういうとサキュバスは少女の肩を叩いた。
この少女も使い魔らしい。
「仕事内容を教えてやって」
はい、と返事をして仕事内容を説明する使い魔。
「主にサキュバス様の雑用ですね。ごはん食べさせてーとかネトゲの課金してきてーとか。ゲームの対戦相手をすることもあります」
「廃人じゃねーか!」
「ははは誉めるなって!」
「誉めてねーよ!」
「あ、そうだ。基本的に仕事が無いときは普通に人間界で生活してていいからね?用があったら使い魔に呼ばせに行くから。なるべく暇を狙って行くから心配すんなって!」
「そんな心配してないから!」
こうして俺の使い魔としての生活が始まった。
ことの発端は「インキュバスとインキュベーターってなんか似てねー?」から始まりました。
で、インキュバスって何?
おおおサキュバスの男版?サキュバスってなんか聞いたことあるぞ!
で、こうなったわけです。
提督だークッキーだー弾幕だー言ってましたが、私の本業は弾幕です。
クッキーはやったことすらないです。
ちなみに、何のことを指してるかは分かりましたでしょうか?
短時間で書くとこうなるよねー。
まぁ一つだけ思ったのは、別に主人公をサキュバスにする意味も無かったなと。
またやりたいですね、通学時間限定執筆。