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√ 妹なのか、そうなのか? それでも僕は構わない。




エイト 『 第2話だよ〜 』



信凪 『 うん、そうだな っ 』



ん…うぅん… あ、あれ…なんかすごく眩しいんだが……僕はゆっくりと、重い瞼を開けると…

『 …知らない天じょu『 言わせないわよっ! トゥ ♪(≧∇≦)』グフゥッッっ‼︎‼︎ 』

読んでいるラノベとかでよく見る、とてもベタベタなmost betterな台詞を口にしようとした瞬間、茶髪ロングの二つの尻尾が某仮面ライダーにも劣らない必殺キックが僕のお腹さんにクリティカルヒットだっ‼︎ こうかはばつぐんだぁ!

『 いてぇぇぇぇぇえーーーーっ‼︎ 痛い、痛い、痛い、イタイイタイイタイ…… 』

ベッドから転げ落ちて、、グホッと僕が悶えること10分…

『 ゲホッ…おい、いきなりなにすんだよ……。お兄ちゃんを殺りに来たの?仮面ライダー並みのキックで倒しにきたの?僕、怪人なの?そんなにお兄ちゃんのことが嫌いなの? 』

と涙目で彼方を見つめると、、

『 うわぁ…キモッ! ち、違うし… 別に、そんなつもりないから……。てゆーか悪いのは、凪にぃだからね?ベタ中のベタなネタをしようとするからだよ。』

『 そ、そっか……よかったぁ…。市那が本気で殺るつもりだったら…お兄ちゃん泣いちゃってたし、なんなら死んじゃうまである。…グスッ…』

僕は安心して涙を拭っていると…急に市那は俯いて、

『 あたしが凪にぃの事絶対嫌いなわけないじゃん……それと凪にぃを傷つけようとするやつはあたしが許さないもん……。』

なんかぶつぶつ呟いてるけど、声が小さくて、全然聞こえない。まぢで聞こえません。ホントだからね? 某隣人部の難聴系主人公とは違いますから。

顔が赤くなってるように見えるのは気のせいかな? 気のせいだよね?

てゆーか、今日は何曜だっけ…?

『 おーい、市那ー ? 大丈夫かー? 』

『 …………… 』

反応がない。 ただの屍のようだ…

『 市那ー ? 』

『 ひゃ、ひゃい ⁉︎ な、な、にゃに…? 』

再起動したようだ。

『 だから、今日は何曜だっけ?』

と再度聞いてみる。今度は、コマンド『上目遣いで見つめる』を選択。信凪は、上目遣いで見つめた‼︎

『 凪にぃ… そんなゾンビみたいな腐りきった目で上目遣いされてもキモいだけだよ…。』

こうかはいまひとつのようだ…。信凪は、カウンターで9999ダメージくらった…突然、目の前がまっくらになった。

『 ……はっ! ここはどこ…? 自分の部屋か…』

ぐぅ〜〜〜 という音が部屋に響いた。スマホを見てみると、昼過ぎだった。

『 お腹、空いたぁ……、もう昼なのかよ…はぁ〜… 』

ベッドから立ち上がり、部屋を出てリビングに下りると、妹の市那がソファーに座りながらテレビを観ていた。

『 市那ー 』

『 あ、凪にぃ…目が覚めたんだー。てかなんで、急に気絶したの? 』

『 あ、え、えと…いや、覚えてない…。』

『 そなんだ っ 、でどうかしたの?』

『 あ、と、そうだ。お腹空いたんだけど、なんかない?』

『 なんもないよ ? 残念〜 』

『 えー… まぢかぁ…。はぁ〜… 市那の手料理食べたかったのになぁ… 』

うちの両親は共働きで、それなりに忙しいらしく、必ずどちらかが休日出勤やら単身赴任やらで、疲労が溜まっている。なので、睡眠が取れるときに十分に取る。そのため、休日は僕と市那の二人の時間が殆どなのだ。飯の用意は、だいたい先に起きた方がする。僕は、ある程度の家事や料理スキルはあるほうだ。そこらへんの男子よりは出来る方だと思う。多分、千葉の腐った目をしたシスコン失敗美少年よりもだ。

『 ふぅえ …? 今、なんて言った…?』

『 ん? だから、今日は市那の手料理が食べたい気分だって言ったけど… 』

『 んぁぁわわぁ……… 』

ん?なんだ…? 市那のやつ、顔が真っ赤にして… あ…やばっ、僕調子乗り過ぎたかn…

『 わ、わきゃったわ…しょうがにゃいから、作ってあげりゅ…。』

ふんっとそっぽを向いて、キッチンにむかってしまった。でも、耳まで真っ赤なのが丸わかりである。

ここは、やっぱりお礼を言うとこだよね。うん。

『 市那、ありがとうっ 』

満面の笑顔で、妹にお礼を言うと… キッチン

のほうで、ボフッという音がした気がした。

あれから、小一時間ほど経っただろうか。

『 凪にぃ、出来たよー 』

という声がした。 ぼくはテーブルに座ると、そこには二人分の食事が用意されていて、僕と市那は向かい合うように座っている状態だ。多分、僕と自分の分だろう…う〜ん…なんかいつもより豪華な様な気がするが関係ない。

『 いっただきまーす♪ すごく美味そうーっ 』

『 …いただきます。』

うん、30分ぐらいで食べ終わった。感想、すげー美味かった。 『 まぢ嫁に欲しいぐらい。てか、結婚して。市那、大好き。』やべ、僕、シスコンやん。

な馬鹿みたいなことを考えていると、

『 け、け、結婚 …とかっ ‼︎ 馬鹿じゃないの⁉︎っ 』

ですよね〜… うん?

『 え、さっきの声に出てたのか…⁉︎ 』

市那は茹でダコの様に赤くなりながら、

『 うん、ばっちりとはっきりと思い切り声に出してた。』

……まじかぁぁぁぁぁーーーー ‼︎

『 ごめんなさいっっっ‼︎ すいませんでしたー! こんな目の腐った人間風情が調子に乗りましたーっ‼︎ 』

僕は、流星のような速さで平身低頭覇もとい土下座orzを発動した‼︎

『 ………… 』

あれ、また反応がない……。まだ、ただの屍なのか?

『 そうよ…… 凪にぃのせいで、……ドキドキが止まんなくて胸がキュンキュンしたんだからね… 』

うん、聞こえない。何も聞こえてこない。なんかモジモジしてるけど、なにこの可愛い生き物。ラブリーマイエンジェルなの?

『 だからね、明日私の買い物に付き合いなさい っ ‼︎ 』

なに、まさかデート⁉︎ いきなり、妹ルート確定 っ ⁉︎






エイト 『 …… ジー 』


信凪 『 ………… 』


エイト 『 …… ジー 』


信凪 『 … なに ? 』


エイト 『 いや、別に…… 』


信凪 『 ……そうか。 』


市那 『 エイト、あんた…まさか羨ましいの? 』


エイト 『 あったりまえだろーがっ お前みたいな可愛い妹がいたら、普通羨ましがるだろ 。 』


市那 『 … 可愛いだって ……えへへ …』


エイト 『 なぁ、信凪ー、次は誰が登場するんだろうなぁ〜 』


信凪 『 そーだな〜 誰だろうなぁ…。 』


エイト 『 とーいうわけで、今回はここまでにするか。』


信凪 『 そうだな。』



エイト・信凪『 じゃあ、See you NEXT 〜 』


市那 『 えへへへへ ……… 』






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