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まさか、 合法ロリ先生とのラブコメが始まってしまうのか。

エイト『 やっと始まっちゃいましたねー 。』


信凪『 そうだね 。』

学校とは、本来は勉強するために行くのであって、友達と話したり、遊ぶ約束をする場所ではないと僕は思う。べ、別に、僕に友達がいないからとか…、そんなんじゃないからねっ‼︎ あれ、僕は誰に言い訳してんだろ…。ほら、アニメとかドラマとかの先生が言ってるじゃないすか、『お前ら、学生の本分は勉強だぞ〜忘れるんじゃないぞ っ 』……自分で言っておいてなんですけど、なんか鳥肌たっちゃいました…。ケホン、ケホンッ…このように、学生の本分は勉強であって、友達と遊ぶことでありません。別に友達と遊ぶことが悪いことではありません。だけども、授業をちゃんと聞いていたとしても、友達と遊びすぎて、勉強がおろそかになり、試験の結果が下がったりしたら、意味がなくなります。そして、両親が悲しんでしまいます。自分のために、授業料を払ってくれている両親を悲しませてしまったら、罪悪感が感じられずにはいれません…。その罪悪感で、勉強に集中出来なくなり、またさらに成績が下がってしまうという負の連鎖マイナス・スパイラルが起きてしまいます。ちゃんと勉強しているのに、友達がいることで、負の連鎖が発生するのなら……僕には友達は要らない。


と、読書をしながら、心の中で呟いていると… クラスで上位カーストのリア充グループの奴らの1人のチャラそうな男子が、

『 徳川くん、今日部活ねぇから、どっか行かない? 』

『 そうだな、じゃあ姫華と優子はどうする? 』

隣にいたイケメン男にそう誘っていたので、そちらに視線を向けると…徳川と呼ばれたその男子は、チャラ男の意見に賛成し、隣に侍らせていたビッチくさい桃色の髪をした縦ロールのきょ…コホン、二つのメロンを持った女子と茶髪ロングの大人しそうな女子に意見を求めた。

『 うん、いーよ ♪ ねぇ、ゆーちゃん?』

『 うん っ 』

縦ロールが頷くと、茶髪ロングも頷いた。

『 じゃあ…どこに行く〜 ?……………。』

僕が本に視線を戻そうとすると、なぜか縦ロールがこっちを見ていて目が合ってしまった……。だがそれも一瞬のこと。縦ロールは、すぐに徳川たちの方に視線を戻していた。なんだったんだろう … ?

僕は少し気になったが、そんなのを気にしてもしょうがないから、読書に戻った。



眠くなる呪文を唱える日本史の授業が終わり、SHRの時間に……今日、丸一日寝てたぁ…まぁ、いっか…。寝ぼけながら、鞄に読み終えたラノベをしまったり、帰りの支度をして帰ろうと教室を出ようとすると、わがクラスの担任であるましろちゃんこと白井真白しらいましろ先生が、

『 織田、お前に頼みたい雑用があるから、まだ帰るな。』

…おい、なんだよ‼︎ 僕に頼みたい雑用って……。

『 ……なんで僕にばっか雑用を押し付けるんですか…。なに、僕のこと好きなの?』

『 ち…違う…断じて違うぞ‼︎ …君のことは嫌いではないが………』

僕が、冗談でそんなことを聞いてみると、頬を上気させていた。怒らせてしまったらしい。最後のほうは、口をごもごもさせていて、よく聞きとれない。と、まぁ…僕が帰るのをいつも妨げてくるこの先生、小学生にしか見えないが、実はアラサーである。所謂合法ロリっていうやつだよね…ちょ…あ…すいません…ごめんなさい…謝るので、その振りかざしてる左拳は下ろしてください‼︎

『 織田…今とても失礼なことを考えていただろう…。罰として、雑用の仕事を増やしてあげよう。拒否権はもちろん君にはないぞ。』

どうやら、心の中を読まれたらしい。ましろちゃんの読心スキルは高いらしい。…て、なんだよ…拒否権はもちろんないとか理不尽すぎるだろ…。

『 はぁ………… 』

僕は大きく溜息を吐いたが、クラスメイトたちの声や足音によってかき消されてしまった。




エイト『 信凪は、冒頭から腐り度が半端ないですね〜(笑)』


信凪 『 僕は、作者をモデルにした人物であり、僕の腐り度は作者の腐り度ですけどねー』


エイト『 ア、ソウダッタネーワスレテマシター』


信凪『 はーい、そこぉ〜 現実逃避しない っ』


エイト・信凪『 テヘッ☆ 』


市那『 凪にぃたち、なにしてんの…? まぢキモいんですけど……』


エイト・信凪『 ぎゃああー……市那…』


市那『 目が腐ったあんたたちのテヘ顔なんて誰得なのよ…? キモいから、やめてっ 』


エイト・信凪『 すいません………』


市那『 分かればよろしい。でも、本当は…あんたたちって、腐った目してるくせに、結構顔は整ってて、影で人気があるからそんな顔されたら女子は好きになっちゃうだなんて、言えるわけないじゃん……』


エイト・信凪『え、後半がまったく聞こえないんだけど…。』


市那『 な、なんでもないわよ っ 』


エイト・信凪『 そうですか…。』


市那『 というわけで、次話からいよいよあたしが登場するわよ〜♪ 』


全員『 See you Again NEXT ‼︎ 』


ましろちゃん『 あれ、私は…… 』


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