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テンプレ10 貧弱な流通のくせに日本の飲み屋かってくらいメニューが多い。あと識字率が低いのにお品書きがある。

 さてメシである。


 王侯貴族の食事で見た場合、日本のものは世界最高ランクからすると2~3段落ちるらしい。

 逆に庶民平民の食事で見た場合、ジャパンフードは世界最高ランクである。


 この傾向は他の分野にも及び、上端は低いが下限が高いというまさに「国民総中流」を行くような変わった国である。


 そして当然のことながら、そんな国の中流民は中世をモデルにしたようなファンタジーの王族よりもはるかにいい生活を送っているのである。


 いわんや食事をや。


 最近でこそ「職人チート系で食事改善!」みたいな話が増えてきているが、ちょっと前までは「いやいや鮮度を活かした食事に慣れた日本人がそんな調理法にあっさり馴染むか?」みたいな描写が多かったものである。


 なのでヤマトも普通に食事を楽しんでいる。

 定食こそないもののご飯もあってご満悦である。

 そのうちマイ箸も作ろう、などと考えていた。


 そしてヤマトが満足できる食事にディードもフランも満足できないわけがなく、足の付根の違和感も忘れてむさぼり食っている。


 ちなみにメニューはヤマトが、ご飯・味噌汁・魚(正体不明)の煮付け・ひじき煮もどき・煮っころがし・お新香、ディードとフランは揃ってお子様ランチプレートもどきである。定食はないがインド料理にあるようなワンプレートで済ますという考えはあるようだった。


 人、それを定食という。


「んまかった!」


 ごちそーさまと手を合わせる。

 先払いなのだが高すぎず安すぎずのよい塩梅だった。おばちゃんおすすめの店だけのことはある。


 腹がふくれて人心地がついたら次は稼がねばならぬ。

 残金はそれほど多くない。

具体的にいくらなのかはまた今度。

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