小公女 白い牙
子どもの頃に夢中だった小説のなかのひとつ。ちょっと変かなこの文章。
どれくらい夢中だったかと言うと、出版社と翻訳者が違うのを三冊読んだんだよね。小学校低学年向けが一冊で、中高学年向けが二冊。大体古本です。最初はさすがに低学年向けを新しいのでくれたと思うんですが、あとは、父の知り合いが古い本を一冊、で、もう一冊は誰がくれたのか。やっぱり父のしりあいか、父かなぁ。同じ本ばかりどうするって言われた記憶があるのですけどね。
読み比べってほどではなく。お子ちゃまだったのでまだ小説がどう言うものか判然としていなかったのかどうか。ラストが違うのあるかなぁって思ってたり。これは、おそらく、「森は生きている」でラストが違うのがあったからだと。普通にハッピーエンドと、ハッピーエンドで四月の兄さんによく似た誰かと結婚しましたって言う一文があるのがあったのよね~。ともあれ。さすがにラストはどれもミンチンさんが学院の窓から、お隣から出掛けるセーラを見かけたシーンだったと思うんですが。
でーだ。
昔は多分NHKさんがBBCだかアメリカの子供向けドラマだかで放映されていたのを冬休みに流していたりしたのですが。種々ありましてね。バーネット原作三作とか。色々。それも見ていましたし、テンプルちゃんのも後年DVDで見ましたし。アメリカ版映画も後年購入しましたが、これは人形に物申したい。なぜあれ? エミリーってアンティークドールじゃ? 「小公女セーラ」も、もちろん見てましたけどね。先日オンデマンドで「小公女セイラ」をみつけて、そういえばあったっけと最終回だけ見てみました。いえ、要潤くんがどうやらカリスフォード氏を演じていたらしいので。まぁ種々思うところがありましたが。
なんか、全体に一年間の出来事っぽく収めてない?
記憶違いか読解力の問題か、記憶をほっくり返すと、四、五年のスパンの出来事っぽい一文があった気がするんだよねぇ。冬の雨か霙のときに、つんつるてんのそれっきゃない服とボロボロのこうもり傘であまつさえ靴は穴から水が染み込んできてーでも買い物してこなきゃいけないんだけどってなシーン辺りだったと思うんだけど。読み間違いかなぁ? まぁね、あんなしんどい境遇、一年でも病気になるよねぇ。それが何年も続いたら死にますよね。料理番夫婦「豚の尻尾でも食べたかな」って笑ってましたが、下手すりゃ殺人ですよ? 時代がら孤児の飢え死にって普通なんですかね。後味悪くないのかなぁ。アニメじゃいきなり優しい夫婦みたく笑顔でクリスマスケーキ運んでましたけど。
個人的には原作ラストの方がまだ溜飲が下がる気がするんだけど、まだ甘い気がする。子供向けだから仕方ないかもーーーだけど昔話並みの強烈なざまぁでもおかしくないよね。おとぎ話の時代は終わったんだよーーーって言いたいのかどうなのか。時代に則した罰となると、ああなるのか? まがうことなき虐待だけどね。周囲の監視付きで二度と悪さはさせませんよ! ってなものなのか。これまで虐待していた相手から逃げることもできずに仕えなきゃならない屈辱? 苦痛? なんですかねぇ。
とりあえず生徒として4年、下働きとして1年みたい。
それはともかく。
” Sara looked down and flushed a little, because she thought her pet fancy might not be easy for strangers—even nice ones—to understand at first. “I—tried not to be anything else,” she answered in a low voice—“even when I was coldest and hungriest—I tried not to be.”
ここですよね。
思わず版権切れの原作をダウンロードしたのですが、カリスフォードさんと「おお、この子だ!」なんて感動のシーンの後、乗り込んできたミンチン女史とのやり取り。セーラ自身は馴染んでるけど、他人には奇妙にしか感じられないだろう、内心でプリンセスの矜持を持とうとしていたことを揶揄されての反論のシーン。ここがある意味‘’ざまぁ‘’の正念場。素直で良い子なアニメのセーラじゃなくね、自分がもうミンチン女史に虐げられる存在じゃなくなったと理解しての反撃。これがほしいかったよねぇ、やっぱり。
little princess の princess は、これなんだよね。姫と言うよりも王女さまなわけですよ。
ラビニアは原作だとそれほど強烈なキャラじゃないんですけどね。本当かどうか、昔とあるひとから続編があってラビニアは貧困の中セーラに看取られて死ぬんだよーーーなんて聞いた記憶がうっすらあるんですけど続編って英語版でも見かけたことないんだよねぇ。記憶違いだろうか。
ともあれ、バーネットさんって子どもが嫌いだったってポプラ社の「小公女」のあとがきかなにかで読んだ記憶が。だから、まぁ、基本彼女の主人公って「秘密の花園」以外は徹頭徹尾いいこちゃんなのよね。と思わなくもない。ああ、ポプラ社入れると4冊だね~。読んだの。
序でに。
これは、「小公女」じゃなくて“WHITE FANG”「白い牙」の最後の段落。
”Hand-clapping and pleased cries from the gods greeted the performance. He was surprised, and looked at them in a puzzled way. Then his weakness asserted itself, and he lay down, his ears cocked, his head on one side, as he watched the puppy. The other puppies came sprawling toward him, to Collie’s great disgust; and he gravely permitted them to clamber and tumble over him. At first, amid the applause of the gods, he betrayed a trifle of his old self-consciousness and awkwardness. This passed away as the puppies’ antics and mauling continued, and he lay with half-shut patient eyes, drowsing in the sun.”
なんでいきなりーですが、ホント突然、白い牙のラストって暖炉の側で仔犬たちにじゃれられながら目を閉じたーーーだったけど、あれって実は死んだってことの婉曲な表現? って浮かんできちゃいましてね。元は翻訳で読んでいますが。原文だと疑問が解けるかな? と思いまして、これも版権切れのをダウンロード。ただではなかったですが。
結果。解けなかったです。読者の想像に任せますーーーなのか。母国語のひとになら通じるなにかがあるのか? 悩ましいところですが。個人的にはこの後目が覚めて家族で仲良く暮らしてほしいんですけどねぇ。
「白い牙」って狼犬が闘犬や橇犬にされて悲惨な目に遭ってる話だったと記憶しているんですが。ジュブナイルで読んだっきりなんだけどね。まぁイーサン・ホークさんだったかが主演の2は見ましたけどね。全然別物だったけど。犬なんて添え物だったわ。映画になると犬は主役になんないんだよね。昔はせいぜい動物が主役の映画って「ベンジー」とか、実話ベースの犬猫三匹が引っ越した家族を追いかけて大陸横断か何かする話とか。ヤマアラシの刺に刺されてかわいそうで。可哀相で。「101匹わんちゃん」とか他はなにかと人間がわに視点があるのが多かったよね。同じジャック・ロンドンさん原作の「野生の呼び声」は何年か前にイーストウッドさんだったかが犬を主役に映画にしてましたが。ちょっと犬の動きが人間っぽいなーと思ってたらモーションキャプチャを使った合成だったらしいですけどね。
ベンジーも人間がメインだったっけ? ベンジーは走り回ったりソーセージを盗んだり? な記憶しかない。あれ?




