表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
朗報 知り合いに異世界スローライフを目指す悪役令嬢(推し)がいます。  作者: 椿レイ
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/23

1 ゲーム概要

 乙女ゲーム「建国の聖女と7つの秘宝」通称「しちけん」というのはコアなファンに長年愛され続けてきたゲームである。柚子とあかりもファンであり2人の友情を作り上げたゲームと言っても過言ではないだろう。

 その人気の高さは作画とボイスと選択肢の多さにあった。ストーリーもかなり完成度が高かったが作画は某人気漫画家が漫画家として大成する前に担当しておりボイスもアニメ好きならば必ずや聞いたことのあるような声優が声を当てている。


 ストーリーとしては結構ありがちなもので、プレイヤーはヒロインとして平民でありながらも4年制魔法貴族学校に特待生として入学し、そこで7人の攻略対象と出会い、入学から2年かけて恋愛をし、平民なのになぜか魔力が強い自身の出生の秘密を攻略対象とともに解決していくというものである。


 基本的にバッドエンドやハーレムエンドは存在しておらず、物語終盤になると半強制的に今までで1番好感度が高かった攻略対象と結ばれる。

 

攻略対象の7人は以下の通り。


 1、アレス=ディーファルニア

 学園の生徒会長であり舞台となる国、ディーファルニア王国の王太子。

 ストーリー開始時2年。

 一応彼と結ばれるのが一番主流なハッピーエンドである。


 2、カイザック=レジアン

 アレスの護衛騎士。4大公爵騎士の家系レジアン家の3男。

 ストーリー開始時2年。


 3、ユーラス=ルーブランシェ

 悪役令嬢の兄。4大公爵魔法の家系ルーブランシェ家の長男。

 ストーリー開始時3年。


 4、エルリック=ロンバート

 4大公爵政治の家系ロンバート家の次男。

 ストーリー開始時1年。


 5、コリウス=マーティス

 4大公爵裏社会の家系マーティス家の長男。

 マーティス家自体存在を隠しており知るものが少ないため唯一学校に生徒として出てこないキャラ。


 6、ルーカス=セルディ

 伯爵家の長男。

 ヒロインのクラスメイト。

 ストーリー開始時1年。


 7、ライジャ=サルメジオン

 サルメジオン帝国の第3王子。

 隣国から留学生としてやってくる。

 ストーリー2年目にてヒロインのクラスメイトとして登場。


 まぁこう言った感じである。

そして重要になってくるのが悪役令嬢の存在。

どのルートでも攻略時に必ず出てくる……というか必ずライバル視されるのが悪役令嬢だ。イベントで悪役令嬢の能力を上回っていなければ好感度が上げられなくなる。つまるところ一つの目安となるわけだ。もちろん何かといちゃもんをつけて邪魔もしてくる。王道ハッピーエンドを迎えるのが至難の業である理由は悪役令嬢の婚約者がアレスであるという点だ。全てにおいて悪役令嬢を上回らなければ彼は攻略できない。

もちろんヒロインのレベルの目安となるくらいであるから悪役令嬢は全てにおいて天才肌だ。


 このゲームはクリアは簡単でも狙った攻略対象とのハッピーエンドを迎えるのが難しいことで有名なのである。


 ただこのゲームには特筆すべき点がもう一つ。それは悪役令嬢を含め誰1人死ぬことがないということだ。しかも悪役令嬢は断罪されない。しかも悪役令嬢はどこか憎めないのだ。

一部のコアなファンからストーリーが愛されまくっている理由の約8割はここにある。

 物語の最初、入学式直後にヒロインの元に来て悪役らしくとんでもない長台詞をフルボイスでかましたと思うと消えて、その後は自分の配下ではなく自分がヒロインの元を訪れ、直々に色々といって帰っていくのだ。言い方を変えればただの世話焼き、かまってちゃんである。

 そうして終盤になるといつのまにか「悪役令嬢」という存在が消えている。ヒロインも攻略対象も一切彼女に関する話題を出さなくなるのだ。公式もそのことについて全く触れようとしない。それをいいことにファンの間では2次創作が大量に生み出され、悪役令嬢失踪説は色々な方面に飛躍している。


そしてその悪役令嬢こそが柚子の頭を悩ませている存在そのものアイリス=ルーブランシェであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ