第3話
二人はギルドに行き次のクエストを探し始めた。
「今度はどれにしたものか…」
と、私が決めあぐねているとケイが横から
「これがいいんじゃないか?」
と私に提案してきた。
「何でです?」
と私が言うと
「ここは別に強敵は出てこん。」
とケイはさらっと言った。
「お詳しいんですね。」
「まぁな。」
またどこかさみしい目をしている。それは私の、なぜ詳しかったのか、という疑問を聞かせないような目だった。
私たちはギルドを出て目的地へ向かった。
しばらく歩き、目的地に到着。
早速モンスターが現れた。私たちは討伐系のクエストを受けたのだった。
3匹のモンスターが目の前にいる。
「じゃ、俺は後ろで見てっから。」
ケイはいつの間にか後ろにいてそう言った。しかも寝そべっている。
「ちょっ!何やって…」
私がケイにツッコミを入れる前に間髪入れずモンスターが攻撃してきた。
「クッ…!」
こいつら結構強い!
「ほれほれ~、何ちんたらやってんだぁ~?負けちまうぞ~?」
「なっ…!何寝ながら言ってんですか?ちょっと手伝ってくださいよ!!」
「ガンバ~」
ケイはなんだか適当なことを言っている。なんだこの人は。
「じゃあ俺が敵の隙を言うから、その瞬間に攻撃を当てろ~。」
ろくにこっちを見てもいないで、本当にそんなことができるのか?私は疑問だった。
「今!」
ケイは言った。
「え?」
私はケイの方を振り返った。
「あ~何やってんの、こっち見てる場合じゃないだろ~。もっかいいくぞ~?…はい今!」
私はモンスターに方を見た。よく見ると確かに一瞬だが隙のようなものがあるかもしれない…!ケイの言うとおりだった。
「はいはい次々~。…はい今!」
ここだ!と思い私は剣を振った。すると
ギャーーーーーー!!!
モンスターにヒットした!
私はその勢いでほかの2匹も倒した。
「た、助かりました!」
私はケイのもとに駆け寄ってお礼を言った。
「いや~でも、言われただけで隙が分かんのはすごいと思うぞ?結構センスあんじゃね?」
「あ、ありがとうございます。」
じゃ、帰りますか。とケイは言った。
「しかしてこずったなぁ~、もうじき夜だ。」
ケイは意地悪く言った。
「はいはい、悪かったですね。私が弱いばっかりに!」
私はムスッとした。
「じゃあどうしますか?戻ってる時間はないですし…」
「そこらへんに雨風しのげる洞窟かなんかあんじゃねぇの?」
確かに、言うとおり近くに洞窟があった。私たちはここで一晩過ごすことにした。




