第14話
翌朝
「おい、エト。ちょっといいかぁ~?」
ケイは何やらエトに話があるようだ。エトを呼びつけて2人でどこかへ行ってしまった。
「なぁエト、お前、なんのために戦ってる?」
「あ?お前には関係ないだろ。」
「復讐かなんかか?」
「貴様盗み聞いてたな?」
「ま、どうでもいいがやめておけぇ~?」
「何だと?」
「復讐なんてクソだ、って言ってんだ。」
「ぶっ殺す…!」
エトは剣を抜いた。
「まぁ落ち着けよ。勝てないことくらい分かってんだろぉ~?」
「チッ…。」
「復讐なんかしてよぉ~、その途中でお前が死んじまったらどうすんだぁ~?」
「それで死ぬなら本望なんだよぉっ!」
「ほんとかねぇ~?人生もっと楽しめや。」
「何が楽しめだ。もういい、この話は平行線だ。これ以上はねぇよ。」
「ふ~ん、あっそ。」
2人が帰ってきた。
「おかえりなさい、エトさん。何か重要な話だったんです…」
ギロッ!
ご、ごめんなさいぃ~…。
私は何も言えなかった。
「ったく、何であんな約束しちまったんだ…クソッ。こんなやつによぉ…。」
すごく機嫌が悪くなっている。ケイは一体何をしたんだ?
「まったくさみしい奴だなぁ~。なぁ~?シャロ~。」
「はい、ケイ様!エトはさみしい奴です!復讐だなんて…」
「おいお前、何で復讐だと知っている?
「なんでって、昨日しゃべってたの聞いたからだ!」
「お前が犯人かぁー!」
「…わぁー!」
ものすごい形相でエトはシャロを追った。
いやぁ~、恐いなぁ~。でも意外とシャロは逃げ足が速いなぁ~。
「あのぉ~皆さぁ~ん、そろそろ出発したいんですがぁ~…。」
私は控えめに切り出す。
「お、行くかぁ~、次の嫁探し。」
「違いますよ。」
「ほらぁ~、2人とも置いていきますよぉ~?」
「待って下さい、ケイ様ぁ~!」
「チッ、しょうがねぇなぁ…。」
こうして4人での旅が始まった。
「さて、とりあえず次の街を目指しましょう。」
道中
「さぁ~てぇ~、俺のハーレムも結構集まってきたなぁ~。」
「あのー、前から言ってますが私は一員じゃありませんからね?あなたのハーレムとやらの。」
私はきっぱり言った。
「そうだ、何がハーレムだ気持ち悪ぃ。」
「いや、お前は約束しただろ、エトさんよぉ?」
「でもその気が1ミリもねぇからなぁ…。」
「照れんでえぇんやで?」
「…きめぇえー…。」
次の街までは結構遠いようだ。私たちはこんなやり取りをしながら進んでいった。




