第11話
2人のバトルが始まった。
お互い間合いをはかって…いるのだろうか、ケイはスキだらけのように見える。
「…なんだ?ナメてんのか?」
しびれを切らして先に踏み込んだのは彼女の方だった。
彼女は剣を振りかざした。その剣には炎がまとっている。
それをケイに向かって振り下ろした。
ケイは下がって後ろに避ける。
「ほぉ~、魔導剣士って奴か?性格のわりに器用なことするじゃねぇか。」
火力もかなり高い。その後も連撃が続いた。
火力が高いため単に避けても炎に焼かれてしまう。
そのためケイは大振りで避ける。
「これで…どうだぁっ!」
彼女は、ケイが跳んで避けたところに炎の斬撃を飛ばしてきた。
「…ふんっ。」
ケイは剣でその斬撃を切り伏せた。
「お、ようやく刀ぁ抜いたか。ここからが本番だぁっ!」
彼女は今度は炎の球を何発も飛ばしてきた。
ケイは炎の球を1つ1つ丁寧に切り伏せる。
「お前も口に似合わず丁寧な戦いするじゃねぇかぁ。」
「そうかもな。でぇ?お前名前はなんてぇの?」
ケイは聞いた。
「あ?名乗るほどのものじゃねぇよ。」
「そぉか?ほどだと思うが?」
「褒めてもなんも出ねぇ…ぞっ!!」
彼女はとびきりデカい火球を放ってきた。
「出てんじゃねぇかよぉ…っと。」
ケイは今度は大きく避けてかわした。さすがに切りきれなかったのか。
ケイは間合いを一気に詰める。は…速い。彼女の懐にはいった。
そして彼女のボディめがけて拳を振るった。
彼女はすんでのところでかわす。
少し間合いが開いたところをカウンターを狙って蹴りを入れてきた。
今度はケイが避ける。
「ほぉ~、近接も得意ってか。すごいねぇ~。」
その後も火球を放っては切るが繰り返された。
しばらくして
「…なぁ~?俺の仲間んなんねぇか?俺は強いのは嫌いじゃない。」
「あ?お前が勝ってらっつったろ!それに褒めてもなんも出ねぇ。」
「そうか。」
ケイは立ち止まるといった。
「じゃあお前に試練を与えよう。これをどうにか出来たら勝敗に関係なく引き下がってやるよ。」
「は?まぁいいが。後悔すんなよ?」
ケイは手を上にかざして
「…第26号。」
ケイの上には大きな光の球体が出現した。それを彼女に向けて放った。
「な…なんだこりゃあ…。クソっ!」
彼女は今までで一番大きな火球を放った。おそらく彼女の全力だ。
光の球と火の球がぶつかった。
しばらく我慢比べが続いた後、火の球の方が押し負けていく。そして完全に火の球を破った。
その後光の球は発光、大爆発が起こった。
目が慣れてきたころ。
「おぉ~い、生きてっかぁ~?」
「クソっ…、負けかぁ…」
「大したもんだ。この程度のダメージとはな。」
2人のバトルは、これで終わったようだ。




