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第1話

「お前、本当に勇者か?弱っちいなぁ。消えろ。」


魔王が放った攻撃で、俺は、死んだ。


それから数年


私の名前はアイギス・オルコット、魔王討伐を目指す剣士だ。ある程度の経験値も積んだし、次の街に行こうとしている。


さて、もう少し行けば次の街だ。一体どんな冒険が待っているだろうか。


「おらぁ!なんだてめぇはよぉ!?」


近くで怒鳴り声が聞こえる。ケンカか?私は声のする方へ走った。一人の男が複数の荒くれ者どもに囲まれている。


「おいこらお前たち、何をしている?」


私はすぐさま止めに入った。


「なんだ姉ちゃん、下がってな!」


「そういうわけにはいかない!もうよせ。」


「こいつがふざけてんのが悪いんだろうが!…ちっ!もういい興覚めだ。行こうぜお前ら。」


男どもは去っていった。


「おい、大丈夫か?」


「…う~ん、あ…?」


どうやら酔っているようだ。私は近くの宿まで付き添った。


私はこの男を宿に預けた後、すぐに次の目的地へ向かった。


まずはギルドへ行きクエストをこなそう。


「どれ…、まずはこの辺か。」


私はクエストを決め早速その地へ赴いた。


「さてと…」


私はクエストの難なくこなし帰途に就こうとした。そんな時だった。


ギェーーーーーーーーッ!!!!!


「なんだ?モンスターの声…?」


すると間もなく、その声の主が私の前に現れた。


「な…なんだこいつは…!?」


そこには明らかにこの辺りで見かけるはずもない高レベルのモンスターが立っていた。


「何でこんなところに…!?」


私は一目散に逃げようとする。しかし、モンスターが攻撃を繰り出した。


最悪だ…、完全にはヒットしてないものの私はかなりのダメージを負ってしまった。


すぐにモンスターがとどめを刺しに来る。近づいてきている。終わった。そう思った。


ギェーーーーーーーーーーーーーーッ…!!!


ドサッ…と、巨体が倒れる音がした。


そこには先ほど私が宿に連れて行った男が立っていた。


「気を付けなよ?この辺は危険なこともややある。」


男は言った。


「あ、ありがとうございます!」


私はすぐさま礼を言った。そしてそのあと私は疑問を投げかけた。


「お強いですね…。しかしどうしてあなたほどの人があんなことになっていたのですか…?」


「ま、色々あってね。そんなことよりお嬢さん、俺の女にならないか?」


「…は?」


こうして私は、この男と二度目の出会いを果たしたのだった。

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