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短歌・連作

『林檎色の午後』


ジョナゴールドが手に入ったと弾んだ声で伝えてきた通話


収穫時期から外れたリンゴにはしゃぐ君はレシピをめくる


皮ごと使い切り過熱してアップルパイかタルトタタンかジャム


お裾分けで貰ったそれはシナモンの香りがする甘いドリンク


『水たまりの距離』


ビニール傘を差すあなたの背中を追いかけた 水たまりを踏んで


カバンの中にある折り畳み傘はあなただけヒミツの帰り道


家の前まで送ってくれたあなたにガーゼハンカチを手渡した


あなたの家で使う柔軟剤の香りに染まって返される


何往復すればあなたは私の気持ちに気がついてくれるの と


『もうすぐ桜が咲きます』


「お休みなさい」一生懸命に生きたあなたに言葉を綴る


あなたの命のともしびが揺らいでいると知ったのは寒いあの日


私はかける言葉を失って神さまにお願いをしたけれど


あなたと一緒に一度ぐらい桜前線を追いかけたかった


あなたがくれたプレゼントは形見分けだったのかなと涙が散る

 ブクマ、評価、ありがとうございます!

 ☆が★になるとめちゃくちゃ嬉しいので、お気持ちの分だけ色替えをしてくれると私が嬉しいです!


 誤字報告も受け付けているので、心の広い目で見てもスルー出来ないような誤字脱字誤変換がありましたら、ぜひともご報告をお願いいたします!

 周囲から誤字脱字女王と言われるほどリアルで言われるほど酷いので!

 誤字をしたまま全世界に公開していて、年単位の後からこっそりと修正する方が恥ずかしいのです!

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