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第一話 森に入る


次に目覚めた場所は森の中でボーっとする頭で状況の確認をする。


今いる場所はまるで楽園のような場所でこの場所だけには雲がかかっておらず周りに村では見た事のないような花が咲き誇り、その大きな中央の木に寝かされていた。


なぜこのような場所で起きたかは謎だがまたレイネと一緒に居れるかもしれないことが喜ばしい。


ここはどういう場所かは一切知らないので念の為【魂装】を発現させる。


一瞬軽い目眩を覚え目を閉じり次に目を開いたら景色…いや新たに見えるものが出てきた。


周りにはレイネが言っていたような精霊が飛び回り興味深く話して見ていた。


「こいつおきたぞー」


「おきたねー、でもなんかわたしたちのほうみてない?」


「きのせいじゃないー?ハイエルフでもないのにみえないよー」


「でもじっとこっちをみてるぞー?」


今話してるのは背中から妖精みたいに羽を生やした手乗りサイズの精霊?が話していた。


「なぜが見えるぞ」


精霊?は非常に驚いた顔をして少し離れたところでなにやら話し出す。


その会話は聞こえてこないが俺をどうするかを話しているのは感じでわかる。


何分か経ち結論が出たのか俺に近寄って来る。


「おまえ、おれたちがみえるんだなー?なんでみえるんだー?」


しばらく考え込み結論を出す。

ハイエルフは滅多に自分の国から出ないと聞いているのでおそらくは大丈夫だろう。


「それは俺の中にあるもうひとつの魂のおかげだ」


今までの経緯を軽く説明する。


精霊は何かを感じ取れるのか俺の嘘みたいな話を聞いて涙を流す。


「そんなつらいことがあったのかーそうだなぁ…」


そしてまたなにやら話し出す。

やがて意見が固まったのかこっちに向き直る。


「わたしたちはあなたがこまっていたらたすけることにしました!なんでもきいてください!」


それならここがどこか聞いてみるか。


「ここはどこなんだ?森の中なことは分かるが...できれば町の位置を教えてほしい」


「えーと...このさきをはんつきかんまっすぐすすめばまちにつくよー」

そう言って太陽が出る位置の方を指をさす。

ついでにどんな魔物が出るか聞いてみるか。

「たしかぶたさんとでかいいぬさんがいます!」


たぶんオークとコボルトの事だ。

普通コボルトやオークは群れるもので今の俺では手も足も出ないだろう。

一体ずつならばまだ可能性があると思うが勝てる可能性はほとんどない。


「なぁ、この場所に食料はないよな?」


「にんげんがたべれるものはないよー」


俺はどうするか考えるが結局一つの考えに至る。

「森を抜けるしかないか...」


俺はどうやって行くか考えながら棒を振るう。

まだ太陽が出たばっかりのようなので体を温めてから町に向かうことを考える。

「どこかにいくのかー?」


「あぁ、このまま町を目指そうと思ってな」


「きをつけてねー」


コンディションが万全の状態にして一呼吸おいてからこの場所を抜ける。

去る前にふと疑問に思ったことを口にする。

「なぁ、どうしてお前たちはここにいるんだ?」

一瞬何かを言いかけた精霊を別の精霊が遮るように話し出す。


「いごこちがいいからだよー」


多少気になりはしたがなんとなくこれ以上聞くなと言う雰囲気があるため覚悟を決めて森の中に入る。




先程は考えることがあって気づかなかったが今の【魂装】?よく分からないが俺の中に【霊力】の塊みたいなものがある事が感じられる。


俺は魂は【霊力】で覆われているのを思い出しこれがレイネの魂と結論づける。


意識があるのかないのか分からないが余剰分の【霊力】が流れてきているが感覚的には波長が合わないのかそのまま俺の体を通り抜けていく。


それは肉体がないためか膨大な量が流れ出てこれを使えればレイネと話せれるようにるかもしれないと想像をする。


しかも一人一人【霊力】は違うため直に触れれるとなればより早く【霊力】を扱えるようになるだろう。


その事を考えながら周りを警戒しながら敵が居ないか警戒しながら歩く。

しばらくは何事も無かったが太陽が真上に来た時オークの集団を見つける。


幸いにもこちらが風下なのとオーク達は後ろを向いているので気づかれていない。


一体一体俺ぐらいかそれ以上の能力を持っているのに見つかってしまったら為す術もなく死ぬだろう、俺は細心の注意をはらいながらこの場を離れるべく行動を開始する。


足元の木の枝や葉っぱに当たらないように動く。


ばれないでくれよ…


そう心で思うがそれでも音が鳴るようで一体がこちらに近づいてくる。




オークは鼻と耳が人より良く代わりに視力がない。

そのため遠距離武器の者からしたらコボルトよりも倒しやすい。


しかし近接の者はその凄まじい豪腕で薙ぎ払われる。

木は容易く片手で折れるほどの力があり速度はそこまでないがその破壊力は一撃でも入れば死ぬほどだ。


しかも体力は恐ろしいほどあり一日中走ってられる。


いやこんなことを考えている場合じゃない早く逃げなければ。


このままここに居ても容易にバレることが想像出来るためすぐさま走りだす。


「ブヒッー!!ブヒブヒ!!」


俺が走り出したと同時に後方からそのような鳴き声が響く。


このままバレるずに行けれれば最高だったがこうなれば振り切るまで走り続けるしかないだろう。



走る音は遠ざかることはないが逆に遠ざかることも無い速度だ。


俺はある賭けのためにわざと大きな音を出しながら走る。



来てくれよ…!



そう思いながら全速力で走ること10分、遠吠えが聞こえる。


そして20秒かぞえ、一気に木に登る。

それと同時にコボルトが現れ目の前にいるオークに向かって飛び掛る。


俺は一呼吸置いてから木から木へと飛び移って走り出す。


どうやらうまくいったようでこちらを追ってくる者を播けたようだ、すでに戦闘音もだいぶ遠くに聞こえる。


「何とかなったか...」

俺は木の上で一息つく。


息を整えている最中に思い至る、食料はどうしようと。

木の実をとればいいじゃないかと思うがそういう修行は一切しておらず見つけやすい場所はすでに魔物や魔獣に採られていると容易に想像ができる。


ならばまだ比較的見つけやすい木の上を飛び移っていくことにした。

ようやく三時間ほどかかりようやくリンゴみたいなものを見つける。


「運がいいな」


そう言い口に運ぶ、こういう実は取り尽くされると思っていたが残っていてよかった。


野生の物なので酸っぱいが喉の渇きも同時に潤うので6個ぐらいも食べる。


俺はポッケに4つほどねじ込みここを離れてから夕方になってきたので仮眠をとることにする。


「おやすみ、レイネ」


周囲を警戒しながら浅い眠りにつく、その日の夢はレイネと楽しく話している夢だった。


なんか淡々としていますねこれをどうやって治すかがよくわかってないんです、どなたかアドバイスお願いします

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