どうして彼女は世界に復讐しようと思ったのか? 〜突然ですが誘拐されたようです〜
―彼女はどこか捉えどころのない女性だった。
自分を悪と謳いながら、弱い者のために手を貸すことを厭わず、冷徹に人を打っておきながら、淡々と人助けを行った。
彼女は常に微笑みを絶やすことはなかったが、ふとみるとどこか悲しい顔をしていた。
時に殺し屋の理屈でか弱い者を嗤うことさえ臆さなかったくせに、何より本人が強くなることの代償を知っていて嘆いた。
そして、僕にとっては赤の他人で大切なカゾクでもあった―
これは僕と彼女の復讐の物語。
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第1話 彼女はいい加減である
2020/05/17 01:41
(改)
第2話 彼女は復讐するようです
2020/05/18 01:21
(改)
第3話 彼女と彼と優しさと
2020/05/19 00:00
(改)
第4話 キャラバン
2020/05/20 12:00
(改)
第5話 思いやりからかけ離れた上司
2020/05/26 00:15
(改)
第6話 そこにまともな奴なんていない
2020/08/04 12:22