【閑話】エイプリルフール
今日はエイプリルフール。
しかし、嘘をつけるからと言って、何か嘘をつこう思っても、なかなか見つからないのが実際のところである。
「うっ、俺、実は今朝からずっと腹痛で、もうダメかもしれん」
「あらあら。【治癒】。はい、これで治りましたか?」
「ああ、うん。治った。うん、ありがと」
「いえいえー」
「俺、実はこう見えて42歳なんだぜ!」
「そうだったんですか!良かったぁ!これで主様と私の年の差は67歳差まで縮まりましたね!私の故郷なら67歳差の結婚は良くあることです」
「へ、へぇー勉強になったよ」
「なぁ、俺実は女だったんだ」
「そうだったの?でもミリィはお兄ちゃんがお姉ちゃんだったとしてもずっと大好きだよ!」
「ありがと。俺もミリィが大好きだぁぁぁ」
「俺、実は持ってたお金カジノで全部スっちまったんだ」
「そうなん?なら、ウチが昨日盗賊から巻き上げてきたお金少しわけたるわ」
「す、すまん。助かった」
「俺、実は……」
「俺、実は……」
「俺、実は……」
「俺、実は……」
「いや、誰も嘘って気づかねぇじゃん!!!!」
むしろみんなが優しすぎて騙してる俺の方が辛いわ。
「翔太先輩、シレーナさんからの言伝で、お昼前に森向こうの沼に来てほしいそうです」
随分と遠いけど何かあったのか?
……まぁいいや、たまには走って行くか。
後に俺は片道ダッシュで30分の沼に向かったのだった。
それはそうとして、俺はエイプリルフールを絶対に許さない。
日間異世界ファンタジーランキングに入りました!
高評価つけてくださった皆さんありがとうございます!
後でもう一話本編の方を投稿させて頂きます!




