イタリア式おいしいパスタの作り方
どうも。最近筆が止まりがちなI/Oです。
みなさん、パスタ好きですか?
好きですよね?
作中にパスタを出している作品はそれなりにあります。
しかし、悲しい事にパスタのゆで汁の塩加減について言及している作品はほとんどないのが現状です。おいしいパスタには塩が大量に必要であることを認知されていないのは実に残念。パスタを茹でるシーンでゆで汁について言及すれば「お、この作者わかってるな」と思われる事請け合いです。
そこで今回はパスタのゆで汁の重要性を体験していただくためにイタリア人のルーチョに教えてもらった簡単に作れてガチで美味いイタリア式のご家庭パスタの作り方を紹介します。
用意するもの(トマトとひき肉のパスタ2人前)
道具
・フライパン
・鍋
・湯切り用のざる
材料
・オリーブオイル 適量(ケチらない方がおいしい)
・にんにく 2かけ
・豚ひき肉 200g程度(多い方がおいしい)
・カットトマト缶 1個
・パスタ(早ゆでじゃないやつ) 食べれる分
・塩 ひとつかみぐらい
・胡椒 お好み
・唐辛子 お好み
はい。雑ですね。
わりと適当でも美味しく作れるから大丈夫です。
材料が2人前なのはトマト缶1個で2人前ぐらいだからです。
では作り方です。
1:下ごしらえをする
ニンニクをみじん切りにします。以上。
あ、皮はむいてくださいね。
2:ゆで汁を作る
パスタをゆでるお湯をわかします。
お湯の量はギリギリ茹でられる程度よりも余裕があるぐらい。
お湯をわかしながらソースを作ってもOKです。
お湯が沸騰したら味見しながら塩を投入します。
塩加減は「あ、これはギリギリ飲めない」ってぐらいの濃さにしてください。
多少濃くても大丈夫です。薄いよりはいいです。
3:パスタソースを作る
フライパンにオリーブオイルときざみニンニクを入れます。
オリーブオイルの量はニンニクがひたひたになるぐらいなので深さで言うと2~3㎜程度になります。
フライパンにオリーブオイルを入れたら弱火にかけます。
しばらくするとニンニクの香りがしてくるので、その頃合いでフライパンにひき肉を入れて中火にします。ひき肉は適当につついてほぐしてください。
調味料は入れません。
ひき肉に火が通ったら(赤いところがなくなったら)カットトマトをぶち込んでさっとかき混ぜます。胡椒や唐辛子を入れる場合はこのタイミングで投入してください。入れなくても特に問題ないです。
弱火にして5分ほど煮込みます。長く煮込むとトマトの酸味が強くなるのでほどほどがいいです。
4:パスタをゆでる
塩味のゆで汁を使ってパッケージ通りのゆで時間でパスタをゆでてください。
ゆであがったらざるにあげて湯切りします。
5:まぜる
湯切りしたパスタがあつあつのうちにパスタソースが入ったフライパンにパスタを投入し混ぜあわせて完成です。
いかがだったでしょうか。
簡単に書くと、オリーブオイルできざみニンニクとひき肉とトマトを煮込むだけです。
塩はゆで汁にしか使用していません。
しかし、美味い。
当時、塩を気分程度にしか入れていないお湯でパスタを茹でていた自分はカルチャーショックを受けました。ソースに味を付ける必要はなかったのだと。塩味の効いたパスタにソースを絡めて食べるのが真のパスタだったのだと。
簡単に作れるので一度お試しください。
そうすればゆで汁の塩加減に言及する重要性がご理解いただけると思いますし、このレシピを知ってるだけで友達、交際相手、家族からの認識が「美味いパスタ作る奴」に変わるレベルだし、「得意料理はパスタです」と自信を持って言えるようになるので小説を抜きにしても是非お試しください。
オリーブオイルでネギ、ベーコン、ナス、ホウレンソウなんかを炒めて混ぜるだけでも美味い塩パスタになりますよ。