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セカイ  作者: 雨音春
1/1

XXXからの挨拶

初めて投稿します。分からないことだらけですので助けて頂けるとありがたいです。作者が気まぐれで書いたものですので不快に思うかもしれませんが、ご了承下さい。少しでも楽しんで頂けたらと思っております。

「セカイ」は一度滅んだ。 

 あらゆる生物が死滅したが人間は生き残った。

 しかしある意味死んだのかもしれない。

 順を追って話そうか。

 端的に言うと地球温暖化が限界を迎えてしまったのだ。

 幾らかの方法が試されたが、一部の富裕層のみが助かるなどとても人類及び生物全てが救済されてる程では無かった。

 こうして「セカイ」は滅ぶ。

 筈だった。

 人間は終焉を延長させることが限界に近づいていると分かるや否や、あっさりと地球を捨てることを決断した。これまで停滞気味であった延長技術を地球から脱出することに転換させた。そこからの行動は早かった。

 人類全てが地球から脱出し(つまり宇宙へ逃亡する)、可能な限り種を絶やさずに生き永らえる研究が盛んに行われた。しかし宇宙船を作ろうにも人類が乗るならば、それこそ大陸並の面積が必要で揚力を確保出来なかった。

 多くの研究者が頭を悩ませる中、一人の酔狂な科学者が画期的な方法を立案した。

 それは人間の肉体を消滅させ、意識体で脱出するというものだった。 

 ただ当然問題もある。消滅した肉体を復元するのは100%行える訳では無かった。個人差にもよるが意識体と肉体が乖離して癒着しないのだ。しかしこの問題は一切公表されなかった。民衆はおろか各国の首脳までも知らされていなかった。

 当時も大混乱が起こった。

 非倫理的だと拒む者。生き残る為に賭けに乗った者。迷って決断出来なかった者。・・・・・・。

 ー実に様々な人間がいたが、最終的にはおよそ全人口の60%程の人間が脱出を決意した。

 こうして残った人間は消滅し、脱出した人間も肉体が消滅した。

 果たしてどちらが救いのある行動なのだろうか?

 辛くも宇宙へ逃げた人類は長い眠りにつき、交代で肉体を復元しながら地球を見張り続けた。

 しかし、その過程で秘密裏に多くの『実験』が行われていた。

 軽いものなら元々使用していた言語を均一化していき、一つの統一言語にする(本来の言語は完全に消すことができず、訛りとして残った)。

 最も重いもので変化した地球環境に適応するという名目の下、人間の形質転換実験が行われた。

 具体的には人間の遺伝子組み換えなどで、どこまでも『人間』というものを変質させていくことであった。

 体の組成が終わった成熟した大人の体では不可能であったので、未発達の子供の体を使用していた。幸か不幸か意識体でいる人類には肉体が不要であったため、サンプルはいくらでも入手可能であった。

 実験は成功し、人類は新たな能力を得るための鍵を獲得した。

 おっと話が逸れてしまったな。

 とにかく時間という概念が無くなるほどの長い年月の後に、ついに人類は地球に帰ってきた・・・・・・否還ってきた。

 と、まあこれが話したかった事の全てだ。最初に言った言葉を思い出してくれ。

『セカイ』は一度滅んだ。

 この一言が今までの事を端的に表現しているはずだ。

 ではまたの機会に。

読んで頂きありがとうございました。一応続きは考えてあるのですが、まえがきで申したとおり作者の勝手な気まぐれで書いておりますので続きがいつになるか分かりません。

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