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怪 談   作者: 冬月 真人
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【予知夢】

…ん?

また聞きに来たのかい?

それじゃぁ、今日は夢にまつわるお話をしようか。


1983年8月下旬―

透が朝の食事をしていると、母親の和恵が唐突に話始めた。

「おかしな夢を見たのよ…」


和恵は海を見ていた。

それは海岸や船から見ているという訳ではなく、スクリーンに映し出された映像としての海を見ている感じだ。

暗い色をした静かな海。

『冷たい』

触れてはいないが和恵はそう感じた。

突如、大きなうねりを伴って海が荒れだした。

次の瞬間、大きな塊が現われる。

旅客機だ。

海上に船ではなく飛行機。

それは現われたと同時に暗色の海に沈んでいった。


気が付けば、海は元の静寂だった。



「飛行機の事故…あるかもね」

和恵はそう締めくくるとテーブルを後にした。



9月1日

サハリン沖に旅客機が墜落した。

乗員乗客269名全員が死亡。

ソ連防空軍機が放った2発のミサイルが無慈悲にも非武装の民間旅客機を撃墜したのだった。



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