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虚構戦線  作者: つらら
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序章 かれらの時間

 青い星を睥睨し、その蒼穹に位置する虚構宇宙観測都市。

 月の質量にさえ比肩しないごくわずかなナノサイズトルーパーは、宇宙線、隕石、デブリ、異星人、無法者を破壊し続ける、デイ・ブレードを無限回放出し続けていた。

 燃える瞳、砕ける身体、粉微塵になる組織、滅ぶ種族、破られる法。

 日の満ち欠けが彼の人生で、死線をくぐるという状況には程遠く、戦略戦闘という概念すら無く、今日も彼は動き続ける。

 ーーー彼が眠りに落ちるとき、その瞼の裏に映るものはいったいなにか。

 ーーー彼の心音が早鐘を打つとき、瞳が捉えるものはいったいなにか。

 

 

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