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異世界転移と魔王と僕。  作者: ちゃむ
8/24

ワードストーン

よし、次はストーンを確認していこうか。


腰袋から入ってるストーンを全て取り出してテーブルに並べた。

奥に金文字のストーンを、

手前に黒文字のストーンを並べてみた。

数量的には金が5個。黒が20個になってる。

パッと見てわかる特徴は…

金文字は単語一つ。

黒文字も単語一つ。


黒いストーンをメインに並べてみた。

普段使うのはこの黒文字のストーンって事になるね。


ファイア

ウォーター

サンダー

ウィンド

バニッシュ

グラビティ

ボルテックス


ライト

フォース


キャプチャ

テイム


キュア

ヒール

リザレクト


グロース

ウィーク


エリア

フライ

テレポート

ストップ


以上の20個だ。

上の方は攻撃魔法っぽいよね。

ライトは照明かな?

フォースは…力?

ちょっとよくわからない。


キャプチャとテイムはワクワクするね。

モンスターとかテイム出来るのかな?


キュア、ヒール、リザレクトは回復系だと思う。

グロースとウィークはバフ、デバフでしょ。

エリアは…範囲?

単体ではちょっと使い方が想像出来ないな。


残りの3個はやばそうだね。

黒文字だと思って舐めてたわ。

これが全部イメージ通りの効果だとしたら相当強力なワードストーンだよ。

まぁ使ってみないとわからないけど。


次は金文字のワードストーンだね。


ファイア

ウィンド

サンダー

バニッシュ

サモン



なるほど…。

ウォーターはあげちゃったからもうないけど、5属性分の攻撃魔法があったんだね。

後はサモン…。

サモンってさぁ、召喚だよね?

これ、スッゲェ期待出来んだけど!

死ぬほどストックしたら一体何が召喚出来るのよ!

黒文字にはサモンはなかったので、これは金文字にしかないスペシャル魔法じゃない?

込めた魔力に応じて召喚されるものが変わってくるってすごくしっくりくるもん。

バハムートとか来ちゃうんじゃない??

うゎぁ、早く使いてぇーー!!


ワードストーンも全部見終わったね。

中で気になった物を先輩に聞いてみようか。


「先輩、ワードストーン「エリア」の効果を教えて。」


開いたページにはこう書かれていた。


魔法「エリア」の効果。

自分を中心として周囲の変化をつぶさに知る事ができる。


なるほど!気配探知のような物か。

単体で使うと気配探知、複合で使われると範囲魔法になるんだ。なるほどねー。


じゃボルテックスは?


魔法「ボルテックス」の効果。

対象物を回転させる。

生物を対象には出来ない。


見たまんまの効果だね。

うーん、それって強いのかな…。

敵を対象に出来たらなんか強そうだけど。

まぁおいおい検証していけば良いか。


よし、ワードストーンはこのぐらいで良いかな。

一旦アイテムの事は終了にして、今後の事を考えよう。

先輩に尋ねてみた。


「マナを増やす為にはどういった訓練が効果的ですか?」


先輩の回答は単純明快だった。

とにかく限界までマナを絞り出す事。

限界まで絞り出した後には以前を上回るマナが満ちてくるらしい。ふーむ…。

この服着てるとマナがすぐに補充されちゃうから、限界まで使おうと思ったら一度に限界までマナを使うしかないね。


「先輩、僕のマナはどれぐらいですか?」


やっぱり「小」と出た。

消費マナ「小」のワードストーンを探してみようか。


「先輩、僕が持ってるワードストーンの消費マナ一覧はだせる?」


普通に出してくれました。

先輩、どういうシステムで動いてんのよ?凄すぎない?


黒文字

ーーーーーーーーーーーーー

ファイア・極小

ウォーター・極小

サンダー・極小

ウィンド・極小

バニッシュ・中

グラビティ・中

ボルテックス・小


ライト・極小

フォース・極小


キャプチャ・中

テイム・中


キュア・極小

ヒール・極小

リザレクト・大大


グロース・小

ウィーク・小


エリア・小

フライ・小

テレポート・中

ストップ・大


金文字

ーーーーーーーーーー

ファイア・極小

ウィンド・極小

サンダー・極小

バニッシュ・中

サモン・極小


「先輩、ありがとうございます!」

小で室内で詠唱しても大丈夫そうなのは…

金文字に小が有ればキャストせずに魔法ストック出来てウマーだったんだけど、極小の上が中なのでダメだった。

小の魔法でキャストしても大丈夫そうなのは…ボルテックスとか小さな物を対象にすれば被害が出ない気がするな。回転させるだけだしね。


僕は腰袋に投げ込んで忘れてた小石を取り出した。

それをテーブルの上に置いてスタンバイOKだ。


ワードストーン「ボルテックス」を構える。


待て!待て待て!!

思い出した!

この手袋、魔法効果10倍にするんだった。

小石と言えど10倍されたら何が起こるかわからない。

嵐みたいになって窓ガラスとか吹っ飛んじゃうかも。

僕は手袋を外した。


よし、これで大丈夫だろう。

再びワードストーンを構える。

ここへ来て二回目の魔法詠唱だ。

いざ、行かん!


「ボルテックス!」


黒文字が光った。

確かに金文字の時みたいに消えないようだ。

急激に視界が暗くなるような虚脱感に襲われた!


「くっ……!!」


マナが持っていかれる感覚がかなり強い!

椅子に座ってなかったら姿勢が維持出来ていないぐらいの虚脱感だが、どうにか狙いをつけ直した。


「キャスト!」


僕は小石に向かってキャストした。

すると小石は強烈な勢いで回転し始めた!


「ギュルルルルルーーーー!!」


すごい、コマみたいだ。

そのままの勢いで5秒程度回転して、その後ゆっくりと止まった。


あっ、回転の熱でテーブルが焦げちゃった……。

どうしよう…弁償じゃんか……。

焦って指でゴシゴシしたらなんとか消えてくれた。


ヤバいヤバい、危うくテーブル弁償の憂き目にあう所だった。

こんなホテルのテーブルなんて結構しそうだよね。

何か小石を受ける皿が必要みたいだ。

さっきの盛り合わせが入ってた皿は紙で出来てるからダメだよね。うーん…。


そうだ、良い事考えた。

盾の上なら大丈夫だよね。

不壊だし。


テーブルの上に盾を置いて、その上に小石を置いた。

ラウンドしてるから小石が転がり落ちるかな…?

ワードストーンを少し積んで盾の片側を上げて、盾に水平の部分が出来る様に調整してみた。


「よし、これで水平だ。転がり落ちたりしないな。」


小石を水平部に置いてボルテックスのストーンを構えた。マナはもう回復してるっぽいので詠唱してみた。


「ボルテックス!」


文字が光った。

さっきより虚脱感が酷い!

回復し切ってなかったっぽいな。

でもその方が効果があるだろう!

そう思ってそのまま狙いを付けてキャストした。


「キャスト!」


………小石は回転しない………。


「あれっ?」


やがて文字は消灯した。


「えっ……なんで?」


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