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ネオンブライア

 

 新しい街にやって参りました。

 プライ王国はたしかに人がいたがやはり武闘大会前ということもあり人の数が全然違った。


 特に冒険者風の恰好の人たちが目につく。

 といっても武器とかは出していないからどういった武器を使うのかわからない。


 まぁ初心者の俺が気にしても仕方ない部分なのは重々承知なので、明日の予選のことは忘れて観光を楽しむことにした。


 まず気になったのは武器屋の多さだろう。

 武闘大会、演武大会目当てであつまる冒険者を目的した商売だ。

 あちらこちらで武器が売れていってるのがわかる。


 俺はとりあえず準備した武器で十分だったのでレナさんとウインドウショッピングを楽しむことにした。

 一緒に回っていて思ったのだがレナさんは意外にお祭り好きだということだ。


 物静かな方が好きなのかなと思っていたが

「悠斗さん!次はあちらにいってみましょう!」

 と手を取って先導してくれる。


 だれから見てもはしゃいでいる。

 そんな姿をみて俺もうれしくなり一緒に観光を楽しんだ。


 武器自体は買う必要がなかったが、王都にはなかなか入ってこない、お祭りだからこそ大量に持ち込まれた香辛料をみたときは目を輝かせていた。

 いろいろな香辛料やら肉野菜をかっている姿をみて今日のごはんを楽しみになったのは仕方ないことだった。


 観光--気持ち的にはデートのつもり--を楽しんでいたらひときわ高い武具店をみかけた。

 俺がたった一体倒した魔獣の報酬、けっこう高額だったにも関わらず全然足りない額だった。


「さぁさぁ、見るだけじゃなくてかってはいきませんか?

 これはなんと東のダンジョンの奥で手に入った希少武器!

 入手者がスキルをもっていなく、なくなく手放した逸品!

 めったにおめにかかれるものではありませんよ!」

 商人の言葉に冒険者たちの「すげー」という声が聞こえてくるが誰も買おうとしない。


「あの武器は売れるんだろうか?」

「こちらには観戦目的の貴族様もいらっしゃいます。

 その場合、専属の護衛をお連れになり、従者もご自分のステータス、として買い与える片もおおいんですよ。」


「なるほど、ステータスね…。」

 どの世界も見栄を張りたいのだな。しかし希少武器とはそんなに高いのか。

 ユウちゃんや、あとで見せてもらったニコラさんも持っていた。

 上位冒険者も余裕があるんだな。


 まぁ見てても仕方ないから次に行こうとしたら俺たちを呼ぶ声が聞こえた。

「レナお姉さまー!ユウお兄ちゃーん!」

 声の方を見るとブンブンとてを振っているユウちゃんがいた。


「ひさしぶりだね、ユウちゃん。」

 修行以来の対面だった。いつも通り元気いっぱいでなによりだ。

「お兄ちゃん、ちゃんと大丈夫?」


「うん?」

「明日から本番だよ!予選勝てるの?」


「勝てる、なんて言えないけどユウちゃんやヘーティさんから教えてもらったことをやるだけだよ」

「そっか、本選楽しみにしてるから勝ってきてね!」


「あはは…、がんばるよ。」

 本選いっても負ける未来しかみえないから苦笑いしかできない。


「それで何してたの?武器みてたの?」

 目線の先にあった高額防具店を見る。

「あー、ユウちゃんももってたなーっと。」

「ユウのは希少武器の分類だけどあそこまで高価なものじゃないよ。」


「へー希少武器にもいろいろあるんだね。」

「呪いの武器もあるくらいだからね」


「呪い…?」

「うん、所持したが最後、生命力を引き換えに大地を真っ二つにしたって武器もあるよ。」

「ははは、お目にかかりたくないものだね。」


「それで結局なにしてたの?」

「ただの観光だよ、一緒にどうかな?」

「うん!」


 そこからはユウちゃん真ん中で左右に俺とレナさんの三人で観光を楽しみ、ひと段落したところでギルドが用意してくれた宿に向かい明日に備えて休むことになった。

毎日(週7話)12時30分投稿予定です。

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