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時魔術と

ここ最近少しずつ増えているのは知っていましたが改めて、ブックマークしていただきありがとうございます。

少しずつ増えていっていつのまにか評価ポイントも100超えてまして…。


これからもブックマークしてくださった方々の期待に応えれるよう書きたいものを書いていこうと思います。


 

 お姉さん座りで膝枕をしてくれるへーティさん。

 二日連続でしかも別々の女性にされるとは思わなかった。

 それにへーティさんっていろいろ残念だけど美人なんだよ。


「かなり緊張します…。」

「あら?そうなの?昨日もしてたんだけどレナさんが来たから変わったんだけどね。」

 俺の髪を撫でながら優しい声で教えてくれた。


「昨日はありがと…

「お礼はいいわよ。」

 言葉を遮るように人差し指を立てて俺の口の前にもってくるへーティさん。


「…わかりました。」

 少し無言になる俺たち。


「へーティさんはその、…美人ですからね。

 やっぱり男としては緊張しますね。」

「ふふふ、お姉さんを口説いてるの?

 褒め言葉だと受け取っておくわ。

 ただ、エルフだと言って興奮してた頃とは大違いね。」


 俺を揶揄いながら笑っている。

 この笑顔はいわゆる普段の残念さを知ってるからこそのギャップで破壊力が違う。


 俺は話を逸らすように別の話題、魔術についてきいてみることにした。

「そ、そういえば前に上位魔術について聞きましたけど、時魔術はなにもないのでしょうか?」


「ふふふ、話をそらしちゃって…可愛いのね。

 それであなたは時魔術、だったわね。

 あなたは時魔術を覚えてるの?」

「一応覚えてはいるのですが使い方とか全くわからなくて。」


「そうね、それならきちんと説明しないといけないわね。

 時魔術についてだけど、正直なにができるのかわかっていないのよ。」


 俺は予想外の答えでポカーンとしてしまう。

「どういうことでしょうか?」

「時魔術を覚えている人もそれなりに…、アタシのエクストラスキル以上に人数はいると思うわ。

 ただ生きてきた中で時魔術を使える人は出会わってないわね。」


 存在するのに使えない?

「なにか原因があるんですか?」

「そうね…、あなたは“時”について思い浮かべるものは何かしら?」


「過去とか未来、でしょうか?」

「ええ、いわゆる時間というものね。

 だけどアタシ達のいる“現在(いま)”とは時の女神ノワール様がお作りになったと言われている。

 それでは“現在(いま)”とはどういう状態だと思う?」


 いろいろ考えてはみるが答えが見つからない。

 この世界そのもの?

 そういえばこの世界ができるまでは過去も未来もないとか言われた。


 それなら現状、過去も未来も存在するということだろう。

 と言うことは…

「女神様が常に“現在(いま)”を作り続けている…?」

 正直自分で言ってて頭が追い付かないしどういう状態かさっぱりだった。


 ただ正解だったようで少し驚くへーティさん。

「ええ、そうね。だから最上位の存在である女神様が世界に時魔術、いえおそらくその上位スキルで世界に影響を与え続けている以上、アタシたちが下位の時魔術程度では影響を与えることができないから使えない、というのが学者たちの考えよ。」


 なるほど、そう言われて納得する。

 火炎魔術が発動しているところに火魔術を発動しても影響がわからない、と言うことなんだろう。


「納得はできましたけど、それならどうして時魔術を覚える人がいるんでしょうか?」

「その辺も結局使えないからわからない、に行き着くのよねぇ。

 学者たちもいろいろ予想はしているけど結局答えが見つかるはずのない問いなのよ。」


「例えばどんなのがあるんですか?」

「へー興味あるの?例えばね信徒候補とか、自分の後釜候補とかそんものよ。」


 なるほど働き詰めの時の女神様か。

 そういう風に考えると身震いがする。

 日本で言うならブラック企業に入社させられた人みたいだな…。

 大丈夫なんだろうか?


 いや、そのための補佐探し…。

 と言っても結局上書きで発動することができない以上時魔術の補佐なんてできるわけもなく。

 結局一柱で働き続けないといけない女神様。

 あくまで学者たちの予想でしかないが、可哀想で仕方ないストーリーが出来上がってしまう。


「なるほど、それは女神様も大変ですね。」

「ふふ、まぁ女神様も女神様にしかできないことをしているのよね。」


「しかしどうして“現在(いま)”を作り続けないといけないのでしょうか?」

「改めて言われるとどうしてかしら?」

 疑問にも思っていなかったようだ。

 この辺もルージュさんに会ったら教えてもらえるんだろうか?


 この世界ができたきっかけが子供を助けたことだった。

 そして世界を作ったとされる3柱。

 それならそれぞれの女神様があの事故になんらかの関係があるとは思う。


 会いたい、とは思うが働き詰めの女神様を邪魔するのも気が引ける。

 まずはルージュさんに話を聞くことからだな。


 話がひと段落したところで俺は体を起こす。

膝枕は少し名残惜しいが、へーティさんに心動かされそうで怖かったのは内緒にしておこう。



毎日12時30分投稿予定です。

前書き書いてたら遅れました。

申しわけありません。

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