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修行二日目

12時30分投稿予定でしたが遅れました。

本日2話目となります。


これで遅れは取り戻したので明日からはまた12時30分に戻ります。

ご迷惑をおかけしました。

 

 ヒロナさんとの会話もおわり地下へ向かおうとしたが、二人組に話しかけられた。


「英雄っていうのは、もしかして君がこの前の魔獣を討伐したのか?」

 少し警戒したが神妙な顔をしているから話いを聞くことにした。


「俺が倒したのはたった一体の魔獣だけですよ。

 英雄にはまだまだ遠い。」

「英雄かどうかなんか関係ない。

 君が倒したってのはインビジブル・ワームイーターなんだね?」


「ああ、間違いない。その魔獣ですよ。」

「そうか…。よくやってくれた。ありがとう…。」

 目元に手を当てながらギルドを出て行く二人組。


 俺は困ってヒロナさんの方を見ると手招きされた。

「さっきの人達はね〜もともと4人パーティーだったんだよ〜。それでちょっと前に2人が居なくなったの〜。」

「その人たちが魔獣に殺されたってこと?」


「たぶん、だよ〜。まぁ〜ギルドカードが今回の巣の中から見つかったら間違い無いと思うけど〜。」

「いろんなところで被害があったんですね。」


「そうだよ〜だから彼氏さんが英雄だと言われてもおかしくないんだよ〜。」

 …また彼氏呼びに戻ってる。さっきのはやっぱり計算通りに言ってただけなんだろう…。


「それじゃ英雄らしくなるために修行を頑張ってきます。」

 ヒロナさんの「頑張ってね〜。」の言葉を聞いてその場を後にし、地下へと向かった。


 地下の部屋に入るとユウちゃんが魔術を使っていた。

 綺麗な蒼炎だ。見た目は綺麗な色だが凶悪な魔術なのは間違いない。

 見惚れているとユウちゃんがこっちに気づいたのか、蒼炎を消して近寄ってきた。


「おはよう、お兄ちゃん。入って来たのはわかってたけど、ちょうどいいところまでやりたくて…。」

 申し訳なさそうにするユウちゃん。

 俺からしたらそんな感じで縮こまれる理由がわからない。


「おはよう、ユウちゃん。何してたの?」

「うんとね、魔術使う時、魔力使うでしょう?

 それを今はどれくらい抑えてどれくらいの炎が出るのかなって。」

 弱い炎をあえて作ってたんだろうか?


「どうしてそんなことしてたの?」

「ふっふっふー、内緒だよー!」

 チッチッチーと指を振りながらユウちゃんは秘密にするようだ。


「ヒントだけでも!」

「ダーメ!武闘大会の秘密兵器なの!」

 そこまで言って口を抑える。ちょっと涙目になってくる。


「…ユウちゃんも頑張ってるってことなんだね。

 聞かなかった事にするし、レナさんにはもちろん言わないよ。」


 そう言って俺は頭を撫でる。

 ユウちゃんに対しては何故だか頭を撫でたくなる。

「絶対だからね!」

「うんうん、約束だよ」


 ユウちゃんもユウちゃんなりに武闘大会を目指して頑張ってる事がわかり、俺も気を引き締めた。


「そういえばお兄ちゃん、昨日は大丈夫だった?」

「昨日?いろんなことがあったよ…。」

 遠い目をしているとユウちゃんが近寄って来た。

「あの人の修行、そんなに大変だったの!?」


 …あ、そっちか。確かユウちゃんも苦手とか言ってたね。

「大変だったけど収穫もたくさんあったよ、大変だったけど。」

 大事なことなので二回言いましたとも。

 その後軽く修行内容を話した。


「大変だったんだね…。ユウもあの人だけは近づきたくないー!」

 そんなことを言ってるが、ここで修行してたらいつか会うんじゃないかなと思うが口に出すのはやめよう。


 ユウちゃんに余計な不安を与える必要はない。

 もしもの時は俺が盾になればいいしね。


「その事で聞きたかったんだけど、へーティさんの耐性の上からユウちゃんは炎でダメージ与えれるってどういうこと?」


「ん〜?ユウの炎は前に言った通りエクストラスキルと合わせた炎だよ。

 でもエクストラスキルにもいろいろあってね、ユウのは<炎熱操作>じゃなくてその上位<炎熱支配>

 後は火炎術師のアビリティスキル<火炎の加護>があるおかげだよ。」


 エクストラスキルにも上下関係か。どこの業界も世知辛いね、まぁ、火魔術と火炎魔術だってあるんだ。普通のことなんだろう。


 それはそうとアビリティスキルのことは聞いてたけど、今まで話の内容すらなかったから忘れてた。

「そうか、ユウちゃんは火炎術師なのか。」

「うん、他にもいろいろあったけどこれが一番良かったからね!」


 なるほどねぇ、しかし困ったな。

 持っていないスキルだしこれではへーティさんとの実戦特訓で勝てる見込みが無い。

 そんな感じで悩んでいるとユウちゃんが首を傾げて聞いて来た。


「お兄ちゃん何かあったの?」

「へーティさんといつか実戦する事になっているんだけど、俺の全力全開の火魔術では全然ダメージ与えられていなくてどうしたものかってね。」


「そうなんだ…実戦かぁ。んーーー。」

 ユウちゃんも人差し指を顎に当てて一緒に悩んでくれている。


「まぁ悩んでも仕方ないし剣の修行始めようか!」

「うん、わかった!」

 そう言ってユウちゃんが木刀を出してくれた。


 そこからは昨日と同じだった。

 ユウちゃんの動きを真似つつ打ち込み、ユウちゃんに叩かれる。


 ただユウちゃん曰く、昨日より全然いいよ!だそうだ。

 褒められると嬉しくなるのは仕方ないが集中切らしては本末転倒。

 ちょっと叩かれる回数が増えたのはご愛嬌だ。


 お昼も近くなり剣の修行がひと段落したところで、ユウちゃんがさっき悩んでいたことに対して提案してきた。


「お兄ちゃんの共有スキルとユニークスキルって一緒に使ったら今まで使ってた魔術の性能あがったんだよね?

 それだったらユウの剣聖術や蒼炎を一緒に発動させたら覚えることできるの?」


 ……どうなんだろう?へーティさんの時は特に気にもせず上位魔術を使ってる感覚しかなかった。

 …他のスキルを一緒に使おうと思っていなかった、が正しいのかな?


「やってみないとわからない、かな?」

「それじゃ休憩の後にやってみようよ!」


 休憩後の予定は決まったがまずはご飯だな。

 ユウちゃんも幸せそうな笑顔で食べている。

 本当に好きなんだな。そんな笑顔に和みつつ、俺も一緒にご飯を頬張った。

毎日(週7話)12時30分投稿予定です。

気軽に読んで頂けると嬉しいです。

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