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ひなげしの花咲く丘で  作者: yuuHi
第二部 ~男装の伯爵令嬢は、元婚約者の親友の用心棒になる~
66/513

※登場人物紹介

読者様より登場人物紹介のリクエストをいただき、一覧を作成してみました。

遅くなり、申しわけありません。


ネタばれが含まれます。

後々に本編で紹介される細かな内容なども、わずかですが、ところどころ含まれています。

本編に沿って知っていきたいと思われる読者様は、ご注意くださいm(_ _)m

 

今後、加筆修正をしていきますので、どうぞよろしくお願いします。






『ひなげしの花咲く丘で』 登場人物紹介


【主人公を含む主要人物】



アベル(シャンティ・デュノア):


シャルム王国デュノア伯爵家の令嬢だったが、十三歳のときに追放され、名を捨て男として生きることを決意する。

苦しい放浪の旅の末にベルリオーズ家の嫡男リオネルと出会い、今は彼の用心棒としてリオネルに仕えている。

リオネルのことを心から慕い、深い忠誠心を抱いているが、まだ恋心とは無縁。

まっすぐで真面目で正義感が強く、それがときに周囲からは頑固と思われることもあるが、本当はだれよりも優しい。



リオネル・ベルリオーズ:


シャルム王国ベルリオーズ公爵家の嫡男であり、王家の直系。

幼いころから国王派の者たちに命を狙われ、厳しい状況のなか育ったが、良き友人や仲間に恵まれた。

冷静沈着で思慮深く、文武共に卓越した、心優しい青年。アベルを愛している。



ディルク・アベラール:


シャルム王国アベラール侯爵家の嫡男で、アベル(シャンティ)の元婚約者。

シャンティのためと信じて婚約を破棄したが、それが彼女の死に繋がってしまったと心を痛めている。リオネルの用心棒であるアベルが、死んだはずのシャンティであることに気づいていない。

明るく、屈託のない性格。



ベルトラン・ルブロー:


シャルム王国ルブロー伯爵家の三男で、リオネルの用心棒。リオネルとは遠縁に当たる。

無口で無骨ぶごつながら、秀でた剣士。

近寄りがたい雰囲気の若者だが、リオネルとアベルの良き理解者であり、温かい心の持ち主。



マチアス・クレール:


ディルクの従者。冷静な切れ者。ディルクとはいいコンビ。



レオン・ヴェルヌ:


シャルム王国の第二王子で、リオネルの従兄弟。面倒くさがりの寒がり。

兄ジェルヴェーズからリオネルを暗殺するように命じられているが、のらりくらりと逃げている。

本当はリオネルのことが大好きだが、照れくさくて表には出せない。

ディルクとは皮肉を言い合う仲だが、リオネルを含めた元従騎士仲間三人の絆は強い。




【その他】


〈ベルリオーズ家〉


クレティアン・ベルリオーズ(ベルリオーズ公爵):


ベルリオーズ家の当主で、リオネルの父。クレティアンの父親は前シャルム国王で、母親はベルリオ―ス公爵家出身の正妻マリアンヌ(前シャルム王妃)。元の名は、クレティアン・ヴェルヌ。

王位の正統な後継者だったが、異母兄エルネストに謀られて王宮を追い出され、母方の実家であるベルリオーズ家に身を寄せた。前ベルリオーズ公爵はクレティアンの祖父に当たり、彼には後継者がなかったためクレティアンが爵位を継いだ。



アンリエット・ベルリオーズ(故ベルリオーズ公爵夫人):


シャルム王宮を騒がせた絶世の美女。

クレティアンが幼いころからの婚約者であり、彼が王宮から離れたあとも心を変えることなく結婚したが、リオネルが六歳のときに死亡。



ジュスト・オードラン:


リオネルの元従者で、今はクロードの従騎士。

真面目で、ベルリオーズ家――特にリオネルに対し並々ならぬ忠誠心を抱いており、その強い気持ちゆえに、新参者のアベルに対して嫉妬している。

リオネルの婚約者候補フェリシエに仕える侍女ライラは、ジュストの従姉妹。

ジュストの強い嫉妬心や忠誠心は、性悪で頭の良いライラによっていいように利用されている。

後にアベルの真実に気づいてからは、事実を知る数少ない者の一人として、良き理解者となる。



クロード・レイル:


ベルリオーズ家の騎士隊長。明るくこだわらない性格で、人の心の機微などにはめっぽう疎い。ベルトランとは親友(悪友)。



ラザール:


ベルリーズ家の騎士。豪快で屈託ない性格で、アベルと親しい。



ナタル:


ベルリオーズ家の老練の騎士。アベルのことを気にかけている。



ダミアン:


ベルリオーズ家の騎士。ラザールやナタルと親しく、アベルと仲がいい。




イシャス:


アベルの子供だが、対外的にはアベルの弟ということになっている。

父親は不明。名付け親はリオネル。



エレン:


王都にあるベルリオーズ家別邸の女中メイドで、イシャスの子守り役。

リオネルがアベルに対して抱く気持ちに、最も早く気づいた。



ドニ:


王都にあるベルリオーズ家別邸の医者(男性)。




〈デュノア家〉


カミーユ・デュノア:


アベル(シャンティ)の弟。姉に似てまっすぐで正義感の強い性格。けれど、アベルよりはおとなしい。

姉が生きてリオネルの用心棒になっていることを知らない。



オラス・デュノア(デュノア伯爵):


デュノア家の当主。シャルム西の国境に位置する小さな所領であるため、領地を守るために国王派や王弟派の両派と良好な関係を築こうとしてきた。

国王派の筆頭であるブレーズ公爵家の令嬢ベアトリスと結婚し、その一方で、娘であるシャンティを隣り合う王弟派の所領を治めるアベラール家の嫡男と結婚させようとした。

生真面目な性格の裏に、精緻な打算と、激しい感情を秘めており、シャンティを追放して、〝亡き者〟とした。



ベアトリス・デュノア(デュノア伯爵夫人):


オラスの妻で、ブレーズ公爵の妹。オラスに惚れて、大公爵家から辺境の小さな伯爵家に嫁いだ。

シャンティが追放されたことを知る者のひとり。



トゥーサン:


カミーユの従者で、カミーユやシャンティのお目付け役だった。婚約破棄をしたディルクを恨んでいる。

シャンティが追放されたということを知る者のひとり。



エマ:


トゥーサンの実母で、シャンティやカミーユの乳母。

シャンティが追放されたということを知っているのは、カミーユ、オラス、ベアトリス、トゥーサンだけであり、エマはシャンティが死んだと知らされている。

シャンティの死により哀しみに暮れ、体調を崩している。



カトリーヌ:


シャンティの侍女。




〈王宮〉


シュザン・トゥールヴィル:


トゥールヴィル家の次男で、故ベルリオーズ公爵夫人アンリエットの弟。

リオネルの叔父にあたり、二人は雰囲気が似通う。

王弟派であるにも関わらず、王宮において正騎士隊隊長の座におり、苦労の絶えない頭痛持ち。

リオネル、ディルク、レオンの師匠。



ジェルヴェーズ・ヴェルヌ:


シャルム王国第一王子。短気で横暴で残虐で女好き。

父親が王位を簒奪したため、自分がシャルムの正統な後継者ではないという潜在的な不安から、リオネルを殺すことに執着している。



エルネスト・ヴェルヌ:


シャルム国王。父親は前国王だが、母親は身分の低い者であり、本来なら王になるはずではなかったが、側近の甘言によって玉座を異母弟から奪った。

ジェルヴェーズの気の短さと残虐さには、さすがに頭を悩ませている。



アルノ・ブレーズ(ブレーズ公爵):


ブレーズ公爵家の当主。妹ベアトリスとは両親ともに同じだが、弟ノエルとは母親が違う。

常に笑みを顔に張りつかせていて人当たりがいいが、冷静で、ときに冷酷。

謎めいた雰囲気は、本心を何人なんぴとにもけっして読ませない。

公爵家どうしの長年の不和から、ベルリオーズ家を憎んでいる。



フィデール・ブレーズ:


アルノ・ブレーズの一人息子で、ブレーズ家嫡男。

かつてノエルに従騎士として師事していた。



ノエル・ブレーズ:


ブレーズ家の異母弟で、近衛隊副隊長。前ブレーズ公爵の愛人の子。



ルスティーユ公爵:


シャルム王妃グレースの兄。レオンやジェルヴェーズの伯父に当たる。

将来のジェルヴェーズの玉座を揺るぎないものとするため、リオネル暗殺を画策している。



ガイヤール:


シャルム王宮の大神官。もとは下級貴族の出だが、政治的手腕で大神官まで昇りつめた。


 

シメオン・バシュレ:


正騎士隊副隊長。バシュレ家は国王派だが、シメオン自身はシュザンの直属の部下であるという自覚が強い。



フェリペ・バシュレ:


シメオンの甥。遊び人で乱暴者。

かつて王都サン・オーヴァンで、病に侵され路頭に迷っていたアベルに手を上げたことがある。




〈王弟派貴族〉


フェリシエ・エルヴィユ:


エルヴィユ侯爵家の令嬢で、リオネルの婚約者候補。ディルクいわく十年前は〝ふくよかで、そばかすだらけで、わがままで傲慢だったけれど、それほど悪いやつでもなかった〟…が、ライラが侍女となってから変わった。



シャルル・エルヴィユ:


エルヴィユ家の嫡男でフェリシエの兄。実直で、妹や仲間思いの若者。



ライラ・クルセー:


フェリシエの侍女。頭がよく、野心家で狡猾。



アベラール侯爵:


ディルクの父で、ベルリオーズ家と繋がりの強いアベラール家の当主。



バルナベ:


アベラール家の騎士。



フェルナン・トゥールヴィル(トゥールヴィル公爵):

 

トゥールヴィル家当主。アンリエットの弟で、シュザンの兄。

エルネストを忌み嫌っている。




〈ラ・セルネ山脈の山賊〉


ヴィート:


スーラ山を拠点とする、山賊。

かつてシャルムに滅ぼされたアンセルミ公国の貴族の末裔。

山賊をやめて、まっとうに暮らすことが夢。



ブラーガ:


カザドシュ山を拠点とする山賊の首長。

アンセルミ公国の下級貴族の末裔。

残忍な性格だが、幼いころからヴィートだけは守ってきた。



エラルド:


ヴィートやブラーガの友人で、理解者。



※ロジーヌ:


クヴルール男爵の娘で、ブラーガの愛人(?)





〈山賊討伐に参加する貴族〉


ファビアン・ラロシュ(ラロシュ侯爵) ― 王弟派:


ラ・セルネ山脈沿いの領地ラロシュの当主。

二児の父親で、温厚な性格。

エドワール・ブリアン子爵とは友人。



エドワール・ブリアン(ブリアン子爵) - 王弟派:


ブリアン子爵領の美貌の当主。王弟派。

ファビアン・ラロシュとは友人。



ウスターシュ・ベロム - 国王派:


ベロム伯爵家の嫡男。血の気が多く喧嘩っ早い。



クヴルール男爵 - 国王派:


領地を山賊に襲われ、財産や娘ロジーヌをさらわれ、気落ちしている四十四歳の男爵。



セドリック・フォール - 中立貴族:


フォール公爵家の嫡男。知的で冷静な若者。



シャレット男爵 ― 王弟派:


討伐隊では最年長の六十四歳。リオネルを敬愛している。



グヴィド子爵 - 王弟派




〈その他〉


ジークベルト:


アベルがシャサーヌの街で出会った謎の青年。


登場人物紹介に関しまして拍手ボタンのコメント欄からご質問・ご意見をくださった読者様には、拍手お返事で回答させていただいています。

コメントくださった読者様には大変お手数ですが、ご確認いただければ幸いですm(_ _)m

 

こちらもネタばれや、イメージに関することなどもあるかと思うので、ご覧になる方はご注意ください。

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