プロローグ
「あーあよく寝た。」
いつもと見慣れない天井。時間はもう昼過ぎだと思われるのにまだ眠たい。もしかして、ご主人が連れてきたのか?ばぁばの家か?
いや、多分違うだろう。香水の匂いが充満していい香りだからだ。女の子と確定してないけど使っていいのだろうか…いや、女の子だと信じて…
「女の子の部屋ってなんかいい匂いする!!」
誰もいない部屋に響き渡るような気がする俺の声。
俺の声?……気のせいか。
どこだか分からないが、朝のルーティンはしないと気が済まない。ゴソゴソといつもとは違う音を立てて布団から這い出る。布団から出ると何故だか少し寒気がする。後ろ足を立てて前足を伸ばす。十分に体がほぐれたことを確認して、俺はブルブルっと体を回しながら振る。
ガツーン!!
うわ!痛てぇ…鉄のフライパンか?いい音だな…しかしいきなり人の頭を殴るなんてなんてサイコパスなんだ!きっと俺が別の雌とやったから逆恨みで襲ってきたのか!?誰だ!いつも通ってる公園の連中か?楽園のやつらか!?
そんなことを考えていると視界が暗くなってくる。
そんな意識が遠のいてゆく中、俺はこの一週間のことを思い出していた。ああ、そうだった。ご主人はもういないんだ…
週2回を、目標に投稿していきます!
よろしくお願いします。