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元素な彼女と記号な俺  作者: 五円玉
杵島家強襲篇
31/45

元素25 施仗桜花VS杵島薙刀抜刀術

こんにちは。


しばらく今話からストーリーの関係上、かなりスピード展開が続きます。


その所、宜しくお願いします。

「施仗桜花流一ノ型、桜吹雪ッ!!」


「……杵島薙刀抜刀術、初撃っ!」


ガキィイインッ!!


刃と刃がぶつかり合い、暗い夜空に火花が光る。


「ほらほら、遅いぞ?」


結晶はアキコを煽るように挑発。


「うるさいっ! 施仗桜花流三ノ型、夜桜ッ!!」


アキコ、安い挑発に乗る。


刀を水平に構え、一気に駆け出すアキコ。


「……だからさぁ、遅いぞ?」


結晶は向かってくるアキコ目掛け、薙刀を垂直に構え……


「杵島薙刀抜刀術、追撃の構え」


薙刀の柄を地面に付け、それを軸にして半回転。


「あっ……」


「はい残念」


アキコの刀は宙を斬った。


そして結晶は薙刀の柄を蹴り上げ、切っ先をアキコへと向ける。


「杵島薙刀抜刀術、突き」


薙刀の切っ先が高速で放たれた。


「くっ……葉桜っ!」


アキコはとっさにカウンターの構え。

刀を引きつつ構え、足に力を入れる。


しかし……


「ふふん、同じ手は2度も喰らわないよ」


結晶は不敵な笑みを浮かべた。

突きの薙刀を咄嗟に引き、切っ先を下方へ。


「回し斬り!」


「しまった……」


結晶は自らの両足に力を込め、勢いよく回転。


アキコは咄嗟にジャンプして刃を回避。


「はい跳んだね」


そして結晶は笑った。


「空中では身動きがとれないよ」


「……そうね」


結晶は切っ先をそのまま一気に持ち上げる。

刃はアキコの右肩を捉えている。


空中へと跳んだアキコには回避が出来ない。


しかし……


「遅いわよ!」


「…………っ!?」


アキコには余裕が見えた。

そして……






「金月拳ッ!」


「A devilish bullet!!」


「焔斬りっ!」






「何っ……!?」


結晶の背後。


そこに突然、三人の男が現れた。


そして……






ガキィイインッ!!










「……なるほど、中臣ジョンソンに政長実時、吉崎龍牙か」


結晶は片膝を着いていた。


「アマイナオッサン」


拳を高らかにあげ、構えるのはジョンソン。


「ダルい眠い帰りたい……」


な、なんか黒光りしている無機質を持っているのは、色白の茶髪な男性。

細身で、黒のジャケットを着ている。


「さっさと失せろ」


もう一人の男性は、その手に木刀を持っていた。

がたいの良い体格、長髪の赤髪、着ているのはまさかの特攻服っ!?


「オカシオンナ、オマエモウヘバッタノカ?」


ジョンソン、アキコに向かってニタニタ笑い。


「うるさいカタコトっ! まだまだ行けるわよっ!」


そう言って刀を構えるアキコ。


「中臣と施仗はともかく、政長と吉崎は厄介だな……」


結晶は一粒の汗を流す。


「……ここは一旦引くかねぇ」


その時、結晶が一気に走り出した。


「……逃げるのか」


特攻服の男性……確か吉崎さん? が逃げる結晶を追尾。


「政長、ちょっと銃貸せ」


「壊さないでよ」


そう言って黒ジャケットの政長さんって人が黒光りの無機質を吉崎さんに向かってパス。


ってか銃っ!?


「……チッ、ちょっと遠いな」


銃口を遠くの結晶に向ける吉崎さん。


しかし弾は撃たない。


「……よし、一旦こちらも引こう」


そう言ったのは政長さん。


「…………」


これは……一体何なの?

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