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プロローグ
本日からこちらも更新していきます。よろしくお願いします。
___痛い、痛いよ。もう…やめて…。
今日は何回斬り付けられただろうか。
体には無数の切られた後があり、血がボタボタと垂れていく。
もう痛みなんか感じたくないけれど、それでもまだそれを放棄しない。
ボクから心をとったら何になるのだろう?
まだ、生きれば、心を失わなければ、、、
またムチで打たれる。剣で斬られた箇所の血が体全体に延ばされ、跡になる。
これの繰り返し。
なぜこうなったのだろうか。
ボクはただの村娘で普通に生きていたはずなのに。
突如として全てが崩れた。
家族にも、妹にさえ見放されて。