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卒業式の夕焼け空
別れの桜
三階の渡り廊下が茜色に染められた
二人きりの帰り道
もう会えないかも…と思うと
自然と溢れて歪んで見える世界に
また息苦しく
うまく息が出来ない
立ち止まってしまうそうな僕らは
生き方が不器用で
歩くスピードがどんどん遅くなっていく
帰るのが怖い
さよならを言うのが辛いから
せめてこの帰り道が終わるまでは
泣かないでいたい
僕らは確かにここにいた
その証明は思い出と卒業証書
たくさんの出会いがあったけど
たくさんの別れもあることを
僕はなぜ忘れていたのだろう……
君との出会いと別れがこれからの僕にとって
一番の支えになるよ
