1話
初めまして!ねねねですねねねですねねねだよ!
きっとみんな知らないと思うので大事な事だから3回言いました!
みんなにとって私の小説がひと時の癒しになればと思います!
「私を召喚した挙句に調子に乗って隷属の紋章まで刻んだ愚か者はあなたかしら… ?」
突然だがこの世で最も恐ろしいもの。そう言ったら何をみんなは思い浮かべるだろうか?
きっと小さい子供なら怒った母親だとか言うのかもしれない。もしかしたらお化けとかも?
でも違う。俺の世界じゃこの世で最強なのはドラゴンや魔王なんかじゃないんだ…この世の全てを構成する原初の精霊五柱。死んでも逆らっては行けないと3歳児でも叩き込まれるこの世の真理(原初の精霊ルール)
そのはずなのに…どうしてこうなった…!?!?
遡ること3時間前のことだ
俺の世界では魔法が発達しており、日常は全て魔法により賄われている。
その魔法の供給源が原初の精霊五柱であるのだ。
火を起こすために炎の魔法を使い、水を飲むために水の魔法を使う。その全ての魔力の源は自然であり、また原初の精霊でもあるため、人々は皆原初の精霊を神とし崇めそれぞれの宗教が出来るほどに信仰している。
そんな中、俺は齢15歳にして闇属性の魔法に対して国随一と言われるほどに精通し、これ以上なく貪欲に学んできたのだがひとつとんでもないことに気づいてしまったのだ。
「は!?この魔法式のここを改変したら闇魔法の概念を召喚できるのでは!?!?新たなる未知と遭遇することが出来るっ!!」
今思えば馬鹿げていると思うが、さっきまでの俺は世紀の発見。天才の所業!と舞い上がって忘れてしまっていたのだ。
闇魔法の概念。つまりは闇魔法そのものとか原初の精霊そのものであるということに…