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第11話 始まり


朝だ、いつもの朝だ。外ではカッコウがうるさいほどに元気良く鳴いている。って近いわ!


あーだりぃ起きなきゃ・・・


それにしても昨夜は変な日だったけど、まるっと夢だったのかもな。


突然知らない場所にワープ?して猪と戦闘開始、しかも幼馴染の野郎はお綺麗なアーチャーだなんて・・・


あり得ん・・・あり得ん・・・



俺は力なく フッ と笑うとゆっくり 目を開けた ・・・



そして周りを見渡すともう一度 目を閉じた ・・・



そうだ俺はまだ寝てるんだ、もう一回仕切りなおせば大丈夫だ。


そうだ、そして俺は起きるぞけっして寝ぼけてなんぞいない!そうけっっして寝ぼけてなんぞいなあああい!


そう己にきっちり言い聞かせて、再びゆっくり目を開け、部屋をぐるりと見渡した。


だがしかし!


おかしいだろ!


一般的な男子高校生の部屋にあるまじき、中世の貴族みたいなこの部屋は!一体なんなんだ!!!

俺は起き上がると嫌々360度ぐるーり部屋を見渡した。



んー、なんでしょうねぇ・・・


天蓋付きのベットとかに俺寝てましたかねぇ、そしてなんかぶ厚い革表紙の本が無造作に積んであるんですけど。


おっかしーなーあの辺にはジャンピ積んでたんだけど、うわぁ~やべえなんかすごいカッコイイ実験器具みたいなのもある。


あ、レトロチックな望遠鏡やらスチームパンク風の温度計や湿度計があるし、わわっ!ほったらかしにしといたその辺で拾った鉱物がちゃんと鉱物標本にまでしてあるぅ、正直それはちょい嬉しい。



♪~(例の曲)


「なんということでしょう、あのいまいちな雑然とした6畳間の俺の部屋が、いち男子高校生の部屋とは思えない落ち着いた書斎チックなインテリアにたった一夜にして早変わりしているではありませんんか」


巧ぱねぇ!



って、おかしいだろっ!!!!




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