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元傭兵は償いたい。  作者: Marin
少年の日々
26/31

終結の夜

息を引き取ったキルリアは、傭兵らによって運ばれていった。

「生きていたんですね。アリア先輩。」

ぼーっと見つめていたら、とあるひとりの傭兵に話しかけられる。こいつは確か、オベイルに嵌められた時は殺しに来なかったやつだ。俺を殺そうとしなかったのは、キルリアと銀水の奴らとこいつくらいだったな。

「あぁ。」

「キルリアさんはこちらで葬儀します。来ますか?」

「いやいい、お別れは済ませた。」

「そうですか...では、さようなら。先輩ともう一度会えて良かったです。」

少年の傭兵は遠ざかっていく。俺も村へ帰ろう...















村へ帰った俺は、被害状況の確認をした。

死者 13人。これだけで済んだならいい方だろう。

「お義父さん...」

死体の処理をぼんやりと見つめる豪傑に話し掛ける。

「あぁ、ペルお疲れ様。」

「お疲れ様です。」

「守れず殺してしまった...13人。少ないと思うか...?」

「少ないんじゃないですかね?」

「数値的には少ないかも知れん。しかし、死んだのは女子供を守った男ばかりだ。家族には申し訳ないことをしてしまった。」

泣いている子供を見ていう。

「そうですね...」

お義父さんと話した後、家へ戻った俺はいつも通り飯を食い、風呂に入って、ベットに入った。







しかし、俺は友を失ったショックで眠れなくて外に出ていた。

「ペル?」

「あ、ルル。」

「こんな夜にどうしたの?」

「眠れなくてね.....ひとつ聞いていいか?」

「なに?」

「戦争って誰が悪いんだ?兵士が悪いのか?」

ずっと疑問に思っていた。殺す側と殺される側、殺した方が悪いのだろうか?

「戦争...私は全人類が悪いんだと思うの。」

「全人類?」

「人が争うのも、欲しがるのも本能でしょ?それはもう人間ってそういう生き物だからね...」

「そっか...。君はすごいね。」

「?」

なんだか、スッキリした。今なら寝れそうだ。

「ありがとう。おやすみ。」

その一言を告げ、部屋へ戻った。

一区切りですね。

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