終結の夜
息を引き取ったキルリアは、傭兵らによって運ばれていった。
「生きていたんですね。アリア先輩。」
ぼーっと見つめていたら、とあるひとりの傭兵に話しかけられる。こいつは確か、オベイルに嵌められた時は殺しに来なかったやつだ。俺を殺そうとしなかったのは、キルリアと銀水の奴らとこいつくらいだったな。
「あぁ。」
「キルリアさんはこちらで葬儀します。来ますか?」
「いやいい、お別れは済ませた。」
「そうですか...では、さようなら。先輩ともう一度会えて良かったです。」
少年の傭兵は遠ざかっていく。俺も村へ帰ろう...
村へ帰った俺は、被害状況の確認をした。
死者 13人。これだけで済んだならいい方だろう。
「お義父さん...」
死体の処理をぼんやりと見つめる豪傑に話し掛ける。
「あぁ、ペルお疲れ様。」
「お疲れ様です。」
「守れず殺してしまった...13人。少ないと思うか...?」
「少ないんじゃないですかね?」
「数値的には少ないかも知れん。しかし、死んだのは女子供を守った男ばかりだ。家族には申し訳ないことをしてしまった。」
泣いている子供を見ていう。
「そうですね...」
お義父さんと話した後、家へ戻った俺はいつも通り飯を食い、風呂に入って、ベットに入った。
しかし、俺は友を失ったショックで眠れなくて外に出ていた。
「ペル?」
「あ、ルル。」
「こんな夜にどうしたの?」
「眠れなくてね.....ひとつ聞いていいか?」
「なに?」
「戦争って誰が悪いんだ?兵士が悪いのか?」
ずっと疑問に思っていた。殺す側と殺される側、殺した方が悪いのだろうか?
「戦争...私は全人類が悪いんだと思うの。」
「全人類?」
「人が争うのも、欲しがるのも本能でしょ?それはもう人間ってそういう生き物だからね...」
「そっか...。君はすごいね。」
「?」
なんだか、スッキリした。今なら寝れそうだ。
「ありがとう。おやすみ。」
その一言を告げ、部屋へ戻った。
一区切りですね。




