黒の剣
「また来たのか、キルリア。」
その人物はキルリアだった。何の用か分からないが、戦争関係だろうか?とりあえず、外に出ました。
「おはようございますぅ、アリアさん。」
「戦争にはいかないからな...。」
とりあえず釘をさす。俺は傭兵を辞めたから、もう戦争に行く必要は無い。それは分かっていたのだが、ついつい言ってしまった。
「そんなに恐い顔しないでくださいよぉ。今日は、この前のお礼を渡しに来たんですよぉ。はい、これぇ。」
「これは...剣、呪具...?いらない...。」
渡されたのは真っ黒い剣だった。黒い武器...それは呪いが込められている事を現している。契約を結ぶ事で更なる力を引き出すことが出来る。
「まぁまぁ、そう言わずに...受け取ってくださいよぉ。守りたいんでしょ?あの子。きっと、役に立ちますよ?」
キルリアの目線の先にはルルがいる。こいつ、知ってたのか?俺が住んでいる家族の事。
「分かった...受け取っておく。変なのだったら捨てるからな。」
一応受け取っておこう。最悪、契約を結ばねば呪われることはない。それはそうと、
「戦争、大丈夫なのか?」
これを聞いておかねばならない。巻き込まれることもあるかもしれないからな。
「上が喧嘩を売って、ノルトーが攻め込まれています。しかし、まぁ負ける方はないでしょう。うちの軍事力は最強ですからねぇ。後は、オベイルがどうするかですね。俺は、あんま干渉してないんでぇ。それでも、傭兵長として最低限の仕事はしなきゃだから帰りますね。」
「そうか、お前らしいな。じゃあな。」
去っていくキルリアを見送る。もう見えなくなる寸前、
「すみません、アリアさん。」
キルリアが何かを言っていたが、よく聞こえなかった。




