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吸血鬼になる(仮)  作者: 中尾優
第1章 吸血鬼
6/10

自己紹介と目的

更新するのが遅くなってすいません。

2018年2月23日18時29分 広い部屋

「よくわかっていない人もいるので自己紹介といくかな。私の名前は柴田千春だ」

先生が自己紹介をする。

今度は、赤澤さんだ。

「私の名前は赤澤由美です。一度お会いしたことがあるから分かりますよね?」

兄さんの方へ向いて言った。

兄さんは頷く。

今度は、俺の番だ。

「俺の名前は、青柳大輝だ」

「その顔で俺や大輝という名前はどうかなぁ」

赤澤さんに突っ込まれた。

赤澤さんが先生に聞く。

「名前決まっているんですか?」

「決まってるよ。瑞穂というのはどうだ?」

「いいと思います」

美鈴が勝手に答えた。

「他に名前思いついてるの兄さん?」

「思いついてません」

すぐに思いつくわけがなかった。

「瑞穂でいいかな?大輝くん」

微笑みかけて来た。

「瑞穂でいいよ」

諦めた。俺がいくら足掻こうが変えることはできないしね。

「私の名前は青柳美鈴です」

妹が紹介する。

それに続き兄さんも。

「俺の名前は青柳祐樹だ。今日からしばらくの間よろしく」

みんなの自己紹介が終わった。



2月23日18時50分

ずっと疑問に思っていたことがある。

「さっき、戦うとか言っていたけど誰と戦っているのですか?」

「吸血鬼を殲滅する部隊と戦う。吸血鬼の殲滅部隊は世界で作られている。この国にもある。吸血鬼の存在がバレ命を狙われている。普通の吸血鬼は、すぐに倒される。そう言う武器を作ったらしい」

「どうやってそんな武器作れるのですか?」

「吸血鬼を捕まえていろんな実験をして作られたんだ」

「部下を送って調べさせた」

「部下ってまさか」

嫌な予感がした。

「そうだ。調べてきたのは俺だ」

的中した。

最近、いつも朝が早かったのは調べてきたからなんだ。

「何納得したような顔してんだ?」

「うんん、なんでもないよ」

「そういえば、お母さんたちは知ってたの?」

これだけは聞いておかなくてはならないと思ったから聞いた。

「うん。もちろん知っていたみたいだよ」

兄さんが答えてくれる。

知らなかったのは俺と美鈴だけか。

「いつから知っていたの?」

今度は、千春先生が質問に答えてくれる。

「君たちが生まれる前に君たちの両親と仕事の都合で知り合って仲良くなったから言って協力してもらっていただけだよ」

「協力?」

協力ってどんなことだったのだろうか。

「この家をくれたりとかかな」

「…えっ…」

驚いて声を上げてしまった。

この家を?

こんな家持っていないはずなのに。

「お母さんたち金持ちだったの知らなかったっけ」

兄さんが答えてくれる。

「知らないよ。そんなこと」

「俺は子供の頃この家に連れて来てもらったことがあったけど…あー、その時は瑞穂はまだ小さかったから家で留守番だったな」

「俺の名前は瑞穂じゃない」

「今は、女の子なんだからいいじゃないか?」

口喧嘩してる場合じゃなかった。

「どうして兄さんは吸血鬼なのに女の子にならなかったの」

「女王様の血ではないからな。女王の血は男の体では制御ができないほど強いから女の子になったのさ」

「ふーん」

「とにかく、話を戻そうか?」

千春先生が止めに来る。

「はい」

俺は素直に返事をした。

千春先生は話を始めた。

「今でも、君たちの両親には感謝をしている。家の他には、色々提供してくれた。本当に優しいと思っていたよ。でも、吸血鬼の存在が国にばれてしまった。君たちの家に入って来たのは、私の元部下と軍人だったんだ。

協力者というのがばれたから殺されてしまった。あの時、協力してもらわなければ殺されずに済んだのかもしれなかったな」

先生の顔を見れば、少し涙が見えた。

「君たちもすまない。人生を変えてしまって」

先生が頭を下げて来た。

「いいですよ。頭を上げてください」

俺はそう言った。

確かに、吸血鬼しかも女の子にされたのは嫌かもしれない。でも先生はお母さんたちのことも大事に守ってくれていたし悲しんでもくれた。

「先生には感謝しています。助けてくれて。学校でも色々と。ありがとうございます」

思い返して、涙が出て来た。女の子になって涙腺が緩くなったからかな。

学校でいじめられていても味方になってくれた。怪我しても治療してくれた。美鈴も少し涙目になっていたのが少し見えた。

俺の泣き顔を見て先生が抱きしめてくれた。


つまらない文章だったかもしれませんが最後まで読んでいただきありがとうございます。次の更新お楽しみください。

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